本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784022650351
作品紹介・あらすじ
突然、妻・絢子が失踪した。その理由がわからないまま失業中の迫水は、思いつくかぎりの手がかりをたどり妻の行方を追う。人間の不確かさを描く、貫井作品の魅力が凝縮された傑作ミステリーの新装版。解説:法月綸太郎、新井見枝香。
みんなの感想まとめ
人間の不確かさと愛の深さが交錯する物語が展開される。失業中の夫が突然失踪した妻を探す過程で、彼女の知られざる過去や周囲の人々との関係が明らかになっていく。夫は愛する妻を求め、盲目的に手がかりを追い求め...
感想・レビュー・書評
-
妻が失踪した失業中の夫。
妻を探しに関係者を尋ねるうち謎の事件に巻き込まれる一方で
愛する妻が何者なのかわからなくなっていく。
妻に会うため命がけで戦い抜く男の物語。
著者の作品は好きでよく読む。
最近読んだ「壁の男」では孤独な男の悲哀な人生や胸に沁み込んでいく切なさに感動した。
妻の失踪で始まった本作。
「壁の男」のように妻の違う音色の人生が描かれているのではと少々期待したが、全く違った。
妻の周囲に見えてくるのは、ヤクザの権力闘争からマフィア、覚せい剤などが次から次へと登場してくる。
現実味のない展開に、ただただ驚き共感できなかった。
結末も置きにいった感が否めなく、いつもの貫井作品と違う印象になった。
しかし、著者の筆力の高さは変わらない
後半では小心者の夫の人格が変わり、獲物を仕留める迫力は怖いくらいで読み応えがある。
やっぱり、また違う貫井作品を読んでみたくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なかなか図書館に行けず、何か読みたくて買いに行った一冊。
はじめは、「なんて読むのだろう?」と思ったくらい知らない作家でしたがたくさん書かれている方だったのですね。
初めて読んだ一冊がこれで良かった。
平凡な冴えない男の子ダラダラした物語と思いきや最後はちょっと予想のつかなかった展開に。とても楽しめました。 -
妻絢子が書置きを残して去った。
残された迫水は、絢子を探す。その途中で、ヤクザの幹部が深追いしないようにと警告してくる。
実は迫水の親友は警視庁勤めだったし、兄に至っては対暴力団の捜査四課の刑事だ。しかし迫水は絢子の行方を探すために盲目的にやれることをツテを辿ってジリジリの真実にせまる。絢子にたどりついた迫水は…
迫水が中途半端に妻への未練で、お兄さんを頼らなかったりするのが腹立たしい。もうこの無責任未練タラタラ男め!!とイライラしながら読んだ。
お前の優柔不断でヒトが死ぬんだよ。 -
すげー世界でした
-
最後のあたりで息切れしたのかな?と思ってしまうくらい文章と世界観の雰囲気が急に変わって違和感で終わりました。
-
迷宮遡行(めいきゅうそこう)…迷宮をさかのぼっていくこと。
リストラされ無職の男が、突然失踪した妻の行方を探して行く。何故、妻が消えたのか。理由がわからず、迷宮をさまようような思いをする…そして何も知らなかった妻の過去がだんだん明らかになってゆく。
結婚して30年すぎたが、カミさんについて僕はどれだけ知っているのだろう。生まれや家族構成、趣味、価値観…だいたいのことは理解しているが、本当はもっと他にもたくさんの秘密があるのかもしれない…そんなことを考え、ちょっとだけ背中が寒くなった。
物語はハッピーエンドでは無く、悲しい結末を迎える。たぶん主人公は妻の過去を探ってしまったために、抗争に巻き込まれ、バッドエンドになってしまったのだ。世の中には、知らないことが幸せだということもあるに違いない。
僕はカミさんの過去をほじくらないようにしよう…
-
殺しすぎ
-
ある日突然短い置き手紙を残して妻が姿を消した。少ない手掛かりをもとに主人公の妻探しが始まる。人づてに妻を探していくうちにヤクザ絡みの事件に足を踏み入れることになる。短い期間に、友人から情けないと連呼されていた主人公が、ヤクザにナイフを突きつけるほどに変容する。
『慟哭』の後に読んだので、ちょっと期待しすぎてしまった。 -
第二長編『烙印』を文庫化の際に、タイトルの変更と、大幅な改稿をしたものです。
ハードボイルド的な『烙印』と比較して、こちらはちょっとコミカルで軽めの印象。
更に主人公が失業中という設定と、情けなさを感じる言動が、その印象をより強くしているような気がしました。
違和感を覚えるところが幾つかありましたが、ごく平凡な生活がちょっとした綻びにより、思いもよらない事態を招いていく様を、テンポ良く読ませるのは流石だと思います。 -
妻・絢子に逃げられた迫水が彼女を探し回る物語だが、登場人物が多く、複雑な関係が次々と判明し、把握するのが大変だったが、中盤以降次第にストーリーが明確になってきて、後半にかけて一気に解決するという展開が非常に楽しめた.数少ない絢子の知り合いの中から荒井と接触するが、その過程でヤクザが出没する.絢子のそっくりさんも登場し、ヤクザの親分を射殺した男の妹 元川育子が重要人物となり、さらに荒井の妹 麗子、警視庁で暴力団取り締まりを担当する迫水の兄貴も現れ、覚醒剤も出てくる.何とも複雑な話が続くが、昔からの友人後東とのコンビで暴力団と対決する場面が頂点だと感じた.このような複雑なストーリーを考える著者の力量をもろに感じる重厚な作品である.
-
あんまり面白くなかった。
-
貫井徳郎2作目の著書を全面書き直しした、作品だという。展開の先を読ませない点では貫井らしさがあるとも言えるし、え、こんなハードボイルド風も描くのか?!という点では貫井らしくない印象を受けた。
ミステリという大括りのジャンルの中で洋式が固定されないミステリを描けるのが貫井の才能だとつくづく感じる。 -
珍しく情けない主人公。その情けない主人公迫水なと暴力団同士の抗争にまで発展する内容、ついていけないと思いながら、読んだ。最後が思っていた方向に進まず、脱力感。何のために頑張って読んできたんだろう。まぁ、こういうのもありかな。
-
2.3
-
Amazonの紹介より
突然、妻・絢子が失踪した。その理由がわからないまま失業中の迫水は、思いつくかぎりの手がかりをたどり妻の行方を追う。人間の不確かさを描く、貫井作品の魅力が凝縮された傑作ミステリーの新装版。
頼りなさそうな主人公でしたが、愛する彼女のために奔走する姿が、いつしか格好良く映り、ハードボイルドな仕上がりになっていました。
貫井作品というと、どんでん返しというイメージなのですが、今回の作品はあまり驚きはありませんでしたが、謎が謎を呼ぶ展開や意外な真相に最後まで楽しめました。
色んな出来事があっての最後は、哀愁が漂っていて余韻がたまらなかったです。 -
最後がドタバタでした。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
貫井徳郎の作品
本棚登録 :
感想 :
