大逆転 ミステリーアンソロジー (朝日文庫)

  • 朝日新聞出版 (2023年2月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784022650870

作品紹介・あらすじ

日本探偵作家クラブの例会で朗読された作品で、著者が読者に挑む「達也が嗤う」。事故により記憶を失った主人公が自らの素性を求める「四〇九号室の患者」。ミステリーの名手6人が紡ぐ変幻自在なトリックを、あなたは見破れるか!?

みんなの感想まとめ

多彩な作家たちによる短編集は、ミステリーの魅力を存分に引き出しています。各作品は巧妙なトリックと意外な結末を特徴としており、特に「母の務め」や「裂けた繭」は読者を驚かせる仕掛けが秀逸です。初めて読む作...

感想・レビュー・書評

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  • 6人の作者の短編集

    「カマラとアマラの丘➖ゴールデンレトリーバー➖」初野晴
    初めて読む作家さん
    ファンタジーな話 まぁまぁ先が読めたしあまり好きなタイプの作品ではなかった

    「母の務め」曽根圭介
    この作品は『腸詰小僧』にも収録されていたけど、読んだくせに軽く忘れていて、今回また読んで感心させられた 巧いミスリード

    「ピクニック」一穂ミチ
    こちらも初めて読む作家さん
    語り手が誰なのかと思いながら読んでいたが、なるほどそういう事かと納得した〜なかなかゾワッとくる結末でけっこう好み

    「四○九号室の患者」綾辻行人
    十角館の殺人の作家さん 読んでみたいと思っていたけどいまだに読んでいない
    この作品はなんだか強調する表現のしつこい部分が多くて苦手だった

    「裂けた繭」矢樹純
    こちらも初読みの作家さん
    昔、長い期間普通の一軒家に監禁されていた少女の事件を思い出してしまった…酷い事件だったのを覚えている その事が頭をよぎったが、作品としてはよく出来ているし面白かった

    「達也が嗤う」鮎川哲也
    この方もたぶん初読み
    かなり嫌味くさい作品でうわー…と思ったけど、タイトルの秘密でおお〜となった

    あまり捻くれた考えは持たずに素直に読むと楽しめる短編集だと思う

  • 佳多山大地・編『ミステリーアンソロジー 大逆転』朝日文庫。

    6人の作家のミステリー短編を収録したアンソロジー。タイトルが『大逆転』というだけに、どんでん返しや、驚愕の結末が待ち受ける粒揃いの短編ばかりが収録されている。非常に良いセレクトで全く外れが無い。

    初野晴『カマラとアマラの丘 ― ゴールデンレトリーバー ―』。初読み作家。心憎いお洒落なミステリー。タイトルにある『カマラとアマラ』は狼に育てられた少女の名前ではなかったか。閉鎖した遊園地の中にあると噂される秘密の動物の霊園。噂を聞いた主人公がその遊園地を訪ねるが……そういうことかと感心した結末。ヒントは最初から全て明らかにされていたのに。★★★★★

    曽根圭介『母の務め』。華々しいデビューを飾ったのにその後は余りぱっとしない作家。面白い作品もあるのに寡作であるのが残念。『腸詰小僧』に収録されていた既読作。母親は強しといったところか。ミスリードを誘う見事な仕掛け。末期癌の夫を抱え、さらには死刑囚の息子を持ち、婚約を破棄された娘が失踪するという悲劇の渦中にいる母親である田丸美千代の決意。★★★★★

    一穂ミチ『ピクニック』。初読み作家。日常に潜む恐怖とミステリー。真相が明らかになると非常に悪い後味が残る。女手一つで娘の瑛里子を育てた母親の希和子。瑛里子は裕之と結婚し、未希という娘を授かる。ある日、瑛里子が単身赴任の裕之の元に行くため、母親の希和子に未希を託すが、ふと目を離した隙に未希が亡くなる。警察の取り調べを受ける希和子……★★★★

    綾辻行人『四〇九号室の患者』。ストーリーの大半が大怪我を負った女性の日記で綴られるという変わった短編。夫婦で交通事故で全身に大怪我を負い、両足を切断し、記憶を失った女性は芹沢園子なのか、それとも夫の愛人の岡戸沙奈香なのか。少しずつ甦る過去の記憶と辿り着いた真相に驚愕。★★★★★

    矢樹純『避けた繭』。既読作。『妻は忘れない』に収録されていたサイコミステリーっぽい短編。10年間も自室に引き籠る誠司には、もう一人《みゆな》という女性の人格があった。実際に過去に起きたよく似た事件をベースにストーリーは展開し、凄惨な結末が待ち受ける。★★★★★

    鮎川哲也『達也が嗤う』。二重にも三重にも仕掛けられたトリックは見事。そして、LGBTを先取りしたような設定は読者をミスリードへと誘う。日本探偵作家クラブの例会の席上で、余興の犯人当てゲームとして朗読されたテキストという設定の短編。犯人は最初から示されていながら、最後の最後まで解らない。これだけ見事に騙されると快感。★★★★★

    本体価格890円
    ★★★★★

  • 【収録作品】「カマラとアマラの丘-ゴールデンレトリーバー-」 初野晴/「母の務め」 曽根圭介/「ピクニック」 一穂ミチ/「四〇九号室の患者」 綾辻行人/「裂けた繭」 矢樹純/「達也が嗤う」 鮎川哲也

    叙述トリックに絞ったアンソロジーとのこと。
    「カマラとアマラの丘」「ピクニック」「四〇九号室の患者」「達也が嗤う」は既読だが、面白い。他は気持ちが悪くて苦手。

  •  騙されずに真相を見破ることができるか?どんでん返し系ミステリ・アンソロジー。

    ◆初野晴「カマラとアマラの丘―ゴールデンレトリーバー―」
     街にあるという秘密の動物霊園を探して、“わたし”は墓守に会うために廃遊園地の中を歩き回る……。

    ◆曽根圭介「母の務め」
     殺人罪で死刑判決を受けた息子。主犯に操られただけと信じる母親は、再審請求を目指して今日も面会に通う。

    ◆一穂ミチ「ピクニック」
     楽しげにピクニックに興じる4世代の家族。しかし、その過去には悲しい陰が。

    ◆綾辻行人「四〇九号室の患者」
     炎上する車から助け出された“私”。事故のショックで記憶を失った“私”は、自分の名を教えられてもしっくり来ない……。

    ◆矢樹純「裂けた繭」
     引きこもりを続ける成人男性と、引きこもり息子の言いなりになって世話を続ける母親。息子の部屋から漂う、隠しきれない異臭の元は……。

    ◆鮎川哲也「達也が笑う」
     病気療養、夫婦生活の息抜き、束の間のアバンチュール……小さなホテルに集う人々の思惑が渦巻く中、一室で銃声が轟いた……!


     既刊の短編集から編まれたアンソロジー。まあ、朝日新聞社だからミステリ雑誌は出していないので、当然と言えば当然か。
     21世紀にデビューした方、ベテラン、下手すると古典扱いされてしまいそうな大物……などとバラエティ豊かなセレクト。
     実は掲載順にも意図があるそうで、そちらは巻末の解説をご参照下され〜。

    「カマラとアマラの丘 」ちょっと語りに時間を掛けすぎたような?真相公開前にわかっちゃった人も多そうな気がする。
     あと、読み始めから少し……真相の予想がついてしまった……。あまり余計な詮索をせず、素直に騙された方が良いのかも?!

    「母の務め」真相よりも、息子の態度が悪すぎるのが気になって仕方がなかった(笑)
     イライラしながらも楽しく読めたが、意外性はそれほどでも? もうちょっとひねりがほしかった気が。

    「ピクニック」BL出身の作家さんということだがそっち系の気配は全く無く、むしろ女性ならではの視点の物語。男性作家だとこういうの、リアリティをいまいち持たせられないのでは。

    「四〇九号室の患者」は短編集「フリークス」で既読。真相の部分だけうっすら覚えていて、ところどころの記述に納得。

    「裂けた繭」これは……仕掛けてきているのは結構透けて見えてしまう、かも。どちらかというとサスペンス的なシチュエーションを楽しむ話だろうか。グロ注意。

    「達也が笑う」は、最後の最後に明かされるある事実に大爆笑。ホントだ〜!ちゃんと気付いた人もいるんだろうなあ。凄い。

  • 豪華なメンバーによるアンソロジーということで手に取りました。
    ミステリー好きの人なら既読が多いかもしれないけど、以下に記した本を読んだことなくて、推理ものが好きなら超おすすめの一冊です。既読でもこの小説たちの性質上もう一度楽しめるかと思います。
    タイトルの通り最後にアッと展開の変わるものが多くて(ネタバレになるので詳しく書けないけど)特に「母の務め」はもう一度ざっと読み返してもどこがどうだったのかわからなくて少し丁寧に読み返したりしました。
    〈底本〉
    初野晴 「カマラとアマラの丘 ゴールデンレトリーバー―」(『向こう側の遊園』 講談社文庫・二〇一四年)
    曽根圭介「母の務め」(『腸詰小僧』光文社・二〇一九年)
    一穂ミチ「ピクニック」(『スモールワールズ』 講談社 二〇二一年)
    綾辻行人 「四〇九号室の患者」(『フリークス』 角川文庫・二〇一一年)
    矢樹純「裂けた繭」(『妻は忘れない』 新潮文庫・二〇二〇年)
    鮎川哲也 「達也が嗤う」(『下り”はつかり″」創元推理文庫・一九九九年)

  • 鮎川哲也初読みだったんだけど、鮎川哲也さすが……いちばん「巧い!!」と感じさせられた………さすがレジェンド……

    ・カマラとアマラの丘(初野晴)
    ゴールデンレトリバーなのに痣?と思ってたけどなるほどね…
    悲しい話だったけど丘で終われたことはハナにとっては救いだったのかなあ。

    ・母の務め(曽根圭介)
    末期癌患者の妻で死刑囚の母親というとんでもない境遇の主人公の「今がいちばん幸せ」ととんでもない告白からスタートするので、話が気になって気になって仕方なかった。
    陽子って美香じゃない!?と思わせておいて、ええー、柴山って女だったの!?うそでしょ!?じゃあ、じゃあ陽子はどこに…!?(親に頼らずたくましく生きているならいいが…幸せになってほしい)

    ・ピクニック(一穂ミチ)
    虐待の疑いがあります、のところでリアルに「えっ!?」って声を出してしまった。そこからの取り調べはめちゃめちゃつらい。
    真希が亡くなってたことやその痕跡を希和子が消してしまってたことよりいきなりお祓いとか言い出す裕之のほうが私には怖いんだけど…!?と思ってたらもとから揉めてたんかーい!そして怒涛の展開。急に現れる真希の視点と真実。
    「──そこのあなた」でいきなり読者に語りかけられて鳥肌立っちゃった。

    ・四〇九号室の患者(綾辻行人)
    事故に遭い記憶をなくした主人公は、一人の男の妻なのか愛人なのか。そして主人公が殺した女は一体誰なのか。
    園子と沙奈香が同一人物なのは、夫の後輩の証言を聞いたときから(あまりにも夫が堂々としているので)疑ってたからそこまで意外ではない感じ。
    主人公がそもそも夫だったというのは最初に疑ったけどまっさきに外した選択肢で…エー!!
    というかこれがデビュー前の作品ということに驚き。それが一番のびっくりポイントだった。

    ・裂けた繭(矢樹純)
    引きこもりの主人公が「部屋に入ったら殺す」というルールのままに空き巣を殺してしまい、その死体処理に手を出すが、死体処理の最中に主人公の母親も殺されてしまい──
    みゆなの正体まさかの…まさかの…キッツ〜………

    ・達也が嗤う(鮎川哲也)
    語り手の「私」、結構な毒舌だな!!
    太ってる男に対して「私があんな水ぶくれと結婚するくらいなら、まだ水枕と一緒になった方がいいと思うが」とか、女に対して「こってりと化粧をしていて美しいが、どことなく気品がない」とか言いたい放題。
    ってエエ〜!?主人公女だったの!?い、言われてみれば確かになんで男だと思ってたんだろう…!?作家の一人称で私≒鮎川哲也を刷り込まれていた…!?
    確かに嫉妬ぶかい元陸軍中将が妻と一晩を過ごした男に有効的な態度を取るわけない、当たり前のことだったわ………そしてタイトルの逆読みに気づくわけもなく………私が愚かで粗忽者の読者でした……………

  • どの作家さんの作品も面白かった。巧妙な仕掛けが最後にまるっきり違う顔を見せてくれる。曽根さんと矢樹さんの作品が特に印象的。

  • 『カマラとアマラの丘 ―ゴールデンレトリーバー―』初野晴
    「わたし」の職業は心理療法士。
    廃墟と化した遊園地にあるという噂の動物霊園を訪ねた「わたし」は、お骨になったハナを埋葬してほしいと墓守の青年に懇願するのだが……

    『母の務め』曽根圭介
    田丸美千代は死刑囚の母である。息子の純が誘拐殺人を起こし、塀の中にいる。
    娘の陽子は事件をきっかけに家を出て行ってしまった。
    そして癌で入院した夫から、ある秘密を引き継ぐことになる。

    『ピクニック』一穂ミチ
    きょうは待ちに待ったピクニックの日です。
    母と、娘と、その夫と、夫の両親、それから、半年前に生まれたばかりの、娘夫婦の赤ちゃん。
    この一家が何を乗り越えてきたかについても、いつかこの子に話すのでしょうか。

    『四〇九号室の患者』綾辻行人
    病院のベッドで目覚めた「わたし」、芹沢園子の記憶は不確かだ。
    夫の峻と同乗していた車が崖から転落し、炎上。
    かろうじて生き残った「わたし」は、事故に至るまでのいきさつを徐々に思い出してゆく……

    『裂けた繭』矢樹純
    引きこもりの青年、誠司は、不登校になった中学時代に作り出した架空の友達《みゆな》をよりどころにしていた。

    『達也が嗤う』鮎川哲也
    本編は、日本探偵作家クラブの余興の犯人当てゲームとして朗読されたもののテキストであります。
    さて、人一倍推理力がすぐれていなくてはならぬ会員たちでありながら、本当の意味での正解者はただの一人もありませんでした。
    では、読者のあなたは果たして如何でしょうか。

  • 初野晴、曽根圭介、一穂ミチ、綾辻行人、矢樹純、鮎川哲也

    ミステリーの名手たちの叙述トリック短編集

    一穂ミチ「ピクニック」がいちばん好きかな
    ゾッとする真相
    声は届かないから悲しいけどまた繰り返すんだろうな

    綾辻行人「四〇九号室の患者」
    なんとなく正体は、と思ってたらあってた
    読んだことあったかな

    曽根圭介「母の務め」
    母にとっては理想的な展開だったな

    矢樹純「裂けた繭」
    登場人物が嫌すぎて‥いい気味なラスト

  • 日本探偵作家クラブの例会で朗読された作品で、著者が読者に挑む「達也が嗤う」。事故により記憶を失った主人公が自らの素性を求める「四〇九号室の患者」。ミステリーの名手6人が紡ぐ変幻自在なトリックを、あなたは見破れるか!?


    6編からなる短編集。どれも最後の最後で大逆転というかどんでん返しがある。最初の話以外は、最後の最後で少し怖かった。


    秘密の動物霊園が廃墟となった遊園地にあるという噂を聞きつけた「私」が、そこに大切な人を安置してほしいために頑張るお話。最後の最後で、そういうことだったの??てなった。少し悲しいお話だった「カマラとアマラの丘ーゴールデンレトリバーー」


    死刑囚となった息子を抱える母親と好きだった女を殺した男の話。夫が投資用に持っていたマンションに住んでいた女の正体には驚いた。まさかだった。お姉ちゃんにはどこかで幸せになっていてほしい。そして、最後の「科捜研の女見てないの?」は笑った。確かに、マリコさんは骨からでも特定する。「母の務め」


    幸せな家族に訪れた幼い子供の死。虐待を疑われ、祖母が捕まった。これすごく怖かった。もう頼むから誰か気がついてって思ったし、次の子は絶対に預けないでほしい。また同じことが繰り返される。「ピクニック」


    大きな事故を起こしながらも生き残った主人公。記憶を失っており、自分が誰なのかわからない。自分なりに推理し始めるが…これは、他の作品と違って少し長かった。そして、もう本当にあなたは誰なの…と思った次の瞬間にまさかの正体。本当に怖い。狂ってる。「四〇九号室の患者」


    引きこもりの男の話。これが一番怖かった。やはり作者が矢樹純さんだからなのか。少し頭を掠める「マザー・マーダー」の薄っすら寒い恐怖。怖すぎでしょ。引きこもり特有の気持ち悪さとその母親の曲がった愛情。本当にこういう話うまいですよね、って言いたくなる。「裂けた繭」



    今までの作品とは少しテイストが違って、本格的な推理小説的な話だった。鮎川哲也好きだわってなった。そして、騙された。最後に解説的なところあるけど、「確かにね?そう書いてあったけど、まさかそうなるとは思いませんでしたよ?」って逆ギレみたいになるんだけど、それが好きなんだよなぁ。そして、タイトルに込められた意味。もー本当に!ってなる。「達也が嗤う」



    全部面白かった。知ってる作家さんが多かったし、本のタイトル通りに「大逆転」だった。


    2023.11.12 読了

  • 大逆転がテーマのミステリーアンソロジーだが、後味が悪い作品もあって思っていた内容とは違った。
    ピクニック、四〇九号室の患者は良かった。

  • 長さがちょうどよくて内容もとても満足。性別に騙されたり「あなただったの?!」となったりで面白かった。

  • どんでん返しがあるとわかって読んでるから、常に疑いの気持ちで見ることに笑。殺したと思わせて殺してない、女かと思わせて男…など、あの手この手で裏切ってくれて楽しかった。

  • ミステリーの短編アンソロジー。
    後味悪い話が多いけど、続きが気になって飽きずに読めました。「大逆転」という題のアンソロジーらしく、どの話にもどんでん返しが用意されていて読者側の予想を裏切られて思わず声出ました!面白かった〜。読み終わった後に、もう一度最初のほうを確認したくなりました。

  • 既読作が多かった上に好みじゃない系統のアンソロジーだった。もっと爽快感のある大逆転かと思ってた。

  • 最後の最後になって話が意外な方向に向かう短編が6本.結末が理解できずに何度も読み返したものがほとんどだった.「母の努め」で田丸美千代のタフな生き方が楽しめた.女性の強さが認識できた.「達也が嗤う」での女性陣、ミミ、チヅ子、芳江の行動がそれぞれ謎めいていた設定が面白かった.

  • 「カマラとアマラの丘/初野晴」
    「母の務め/曽根圭介」
    「ピクニック/一穂ミチ」
    「四〇九号室の患者/綾辻行人」
    「裂けた繭/矢樹純」
    「達也が嗤う/鮎川哲也」
    『大逆転』をテーマにした6編収録のミステリーアンソロジー。

    一穂ミチさんの「ピクニック」は単行本『スモールワールズ』、矢樹純さんの「裂けた繭」は文庫『妻は忘れない』にてそれぞれ読了済み。

    完璧に騙されたのは曽根圭介さんの「母の務め」。
    末期癌の夫と死刑囚の息子を持つ母の一言「私の人生、今がいちばん幸せかもしれない」で始まる一行目から心鷲掴み。
    真相にも結末にも驚愕。

  • 色んな作家さんに触れることができて良かったです。
    ピクニックが1番印象的だった。
    お人形を壊しちゃったって意味…。あぁ…。

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