峠 慶次郎縁側日記 (朝日時代小説文庫)

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  • 朝日新聞出版 (2023年6月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (424ページ) / ISBN・EAN: 9784022651020

作品紹介・あらすじ

富山から江戸へ向かう道中、山深い碓氷峠であやまって人を殺した薬売りの若者。江戸で別人として生きようとするが、過去を知る者たちに狙われる。善良な人間が一瞬の過ちで人生を踏み外してしまう、人生の悲哀を描いた「峠」ほか、短編7編を収録。

みんなの感想まとめ

人は一瞬の過ちによって、人生が大きく変わることを描いた短編集で、特に表題作「峠」では、善良な人間が奈落の底に突き落とされる様子が鮮明に表現されています。主人公の慶次郎は、誤って人を殺めてしまった若者や...

感想・レビュー・書評

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  • 復刻版にて再読です♪

    短編8つ
    今作はちょっと慶次郎の出番が少ない。

    表題作「峠」にあるように、人は何かの拍子に峠を転がり落ちるような事が起きる。
    被害者になるか加害者になるか…
    仏と言われる慶次郎に助けを求めれば…と言う人々に苦悶する慶次郎の姿が見える。

    今作は養子にした晃之助の話が多かったです。
    若くてイケメン、性格良しの晃之助はとにかくモテる。そんな晃之助がストーカーされて…

    再読ですがやっぱり良い(^ ^)
    作者の北原さん同様にわたしの理想の殿方です笑


  • 順調に進んでいた人生がある日、奈落の底に突き落とされる。
    自分を守るために誤って人を殺めてしまったり、仕組まれた罠であったり。人に騙されたり。
    正当な理由や無実を訴えても、悪い同心や岡っ引きに当たれば、罪の重さも違ってしまう。
    「運が悪かった」で人生を終わらせるのは悔やんでも悔やみきれない。
    ここに収められた話は運命を左右する裁きを元定町廻り同心の慶次郎がいかに心のこもった裁きをするかにある。現在は隠居の身で、養子の晃之助に役目を譲っているが、話の中心人物は慶次郎だ。

    市井の人々の人情と機微を描く力、人の心の内の表現力。北原亞以子の作品はやっぱり凄い!

  • 最初このシリーズを読みだした時、終わり方が中途半端だなぁと思った。
    諸々考えるに、人生そんなに白黒だけじゃ割り切れないのに、本の結末だけ白黒なんてないよねと思った。
    そんな処迄考慮の上の北原さんだったのかと、改めて脱帽。

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著者プロフィール

作家

「2017年 『化土記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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