いつか死ぬ、それまで生きる わたしのお経 (朝日文庫)

  • 朝日新聞出版 (2024年7月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784022651587

作品紹介・あらすじ

つまずく日々に出あった、生きるよすがとしてのお経。生老病死について、日々考えてきたこと――文庫化にあたり、「老犬とわたし」を収録。母と父、夫の死を見届けて独り。犬を連れ荒野や海辺を歩きながら「生きる」「死ぬる」の思索を重ね、仏典を読む日々。森羅万象と生老病死に向き合うなかで生きる力がおのずと湧いてくる。詩のように読み解かれたお経、それに響きあう魂のエッセイ。《解説・藤田一照》-------------------------------------------------------------------------寝たきりの母、独居する父。死に方がわからないかのように生きている親を見ていて考えた。「生きること死ぬこと」について、老い果てぬ前に準備をしたらいいのではないか。老いて死ぬ不安を、苦しみを、少しでも軽くする道はないか。遠いカリフォルニアから通いつつ看取りをつづけるうちに、娘はお経に出会った。そして今、両親と夫の死を見届けて、誰もいなくなった荒れ地や海辺を、犬と歩く。日没を見て、月の出を見て、小さな生き物の生きざまを見る。雨を見て、風を見て、地震を見る。自然のめぐりと生きることと死ぬことが重なっていく。【目次より(抜粋)】父と母とお経とわたし開経偈「今、出遭いました」般若心経「完成に向かって」源氏物語表白「紫式部の往生」法華経薬草喩品偈「大きな木や小さな木」 阿弥陀経「浄土とはこんなところです」法華経如来寿量品偈(自我偈) 「私が目ざめてからこのかた」一切精霊偈「一切のたましいは」発願文「ねがっています」仏遺教経「最後のおはなし」死んでいく人老犬とわたし――文庫版あとがきにかえて   など【書評・メディア情報】2021年■NHKEテレ「こころの時代」「わたしの言葉で語るお経」(11月14日)■NHKラジオ第1「飛ぶ教室(パーソナリティ・高橋源一郎氏)」「秘密の本棚」、著者出演(11月26日)■熊本日日新聞(11月26日)/著者インタビュー■読売新聞夕刊(12月4日)/著者インタビュー■熊本日日新聞(12月19日)/書評(藤田一照氏・曹洞宗僧侶)■ゆうゆう 2022年2月号 (21年12月27日発売) /著者インタビュー■信濃毎日新聞(12月29日)/新著紹介(共同通信配信) 共同通信配信 他に10紙2022年■朝日新聞夕刊(1月12日)/著者インタビュー■NHKラジオ深夜便「真夜中の本屋さん」(1月31日)/日本文学研究者、ロバート・キャンベル氏による紹介■週刊朝日(2月4日)/著者インタビュー■西日本新聞(2月12日)/著者インタビュー■『みんなの介護』「くらたまのいまの会いたい手帳」(2月25日)/漫画家・倉田真由美さんによる著者インタビューhttps://www.minnanokaigo.com/news/kuratama/no42/■読売新聞(2月27日)/書評(梅内美華子氏・歌人)■サンデー毎日 連載コラム「これはアレだな」「ぼくらの仏教なんだぜ」(3月6日)/高橋源一郎氏による紹介■BOOKウオッチ(3月8日)/著者インタビューht

みんなの感想まとめ

エッセイとお経が融合したこの作品は、著者の個人的な体験を通じて生と死について考察する内容です。日々の生活の中で、お経が身近な存在となり、深い理解を促します。著者は、両親や愛犬との別れを経て、自然の中で...

感想・レビュー・書評

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  • エッセイとお経が融合したような本。
    お経も深すぎず学べて、身近なんだと思えましたし、著者の生活スタイルや経との関わり使い方が知れました。

  • 源信の白骨観
    源氏物語表白
    自我偈ーいつもそばにいるよ
    サフラン 鴎外の『サフラン』を読みたくなった
    「一通の手紙、空海から最澄へ」がとてもいい

  • 法華経、阿弥陀経、般若心経、、、
    訳してくれてありがとう。
    熱心な信仰心とは違うけれど、
    でも素直に向き合いたい、知りたい、という気持ちで書かれたように思う。
    だから、押し付けがましさなどなく、
    この訳がすっと心に入ってくるのかなと思う。

  • 藤田一照さんとの対談本で読んでから気にかかる存在であったので、どんなものかと読んでみた。

    なんだ、間にエッセイが挟まれるのか、ふーんと思ったがその幕間のエッセイも心地の良いワードセンスでさらさらと。

    多分に評価の分かれそうな現代語訳だが、音とリズムを大事にした訳になっていて非常に詩人らしいし比呂美さんらしい。

    僕は法事で聴くお経は音楽だなと思って毎回楽しんでいるけれども感覚が似ているように思う。

    興味の入り口はそこで、仏教に興味を持ち、ようやく今年に入って重い腰をあげて歩み始めたので、僕の知識は雀の涙だが、また10年後にこの本を読むと感じ方も変わりそうだなと思うよ。

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著者プロフィール

1955年東京都生まれ。詩人、小説家。78年、詩集『草木の空』でデビュー、同年現代詩手帖
賞受賞。80年代の女性詩ブームをリードし、「育児エッセイ」分野も開拓。2018年から21年、早稲田大学教授。06年『河原荒草』で高見順賞、07年『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』で萩原朔太郎賞、08年紫式部文学賞、15年早稲田大学坪内逍遙大賞、19年種田山頭火賞、20年チカダ賞、21年『道行きや』で熊日文学賞を受賞。父の最後の三年半を綴った『父の生きる』ほか、『読み解き「般若心経」』『切腹考』『いつか死ぬ、それまで生きる わたしのお経』『森林通信 鷗外とベルリンに行く』『野犬の仔犬チトー』『対談集 ららら星のかなた』(谷川俊太郎氏との共著)など著書多数。

「2025年 『わたしのおとうさんのりゅう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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