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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784022651846
作品紹介・あらすじ
小説講座の人気講師がセクハラで告発された。桐野夏生さん激賞「この痛みは屈辱を伴っているから、 いつまでも癒えることはないのだ」俵万智さん絶賛「答えではなく、問いを手渡される。こんなにも迫ってくるのは、作者が全身で問い続けているからだ」(Xより) * * *皮を剥がされた体と心は未だに血を流している。動物病院の看護師で、物を書くことが好きな九重咲歩は、小説講座の人気講師・月島光一から才能の萌芽を認められ、教室内で特別扱いされていた。しかし月島による咲歩への執着はエスカレートし、肉体関係を迫るほどにまで歪んでいく--。7年後、何人もの受講生を作家デビューさせた月島は教え子たちから慕われ、マスコミからも注目を浴びはじめるなか、咲歩はみずからの性被害を告発する決意をする。なぜセクハラは起きたのか? 家族たちは事件をいかに受け止めるのか? 被害者の傷は癒えることがあるのか? 被害者と加害者、その家族、受講者たち、さらにはメディア、SNSを巻き込みながら、性被害をめぐる当事者たちの生々しい感情と、ハラスメントが生まれる空気を重層的に活写する、いまこそ読むべき問題作。解説:河合香織(ノンフィクション作家)
みんなの感想まとめ
テーマは、セクハラや性被害に関する深刻な問題を扱い、登場人物の感情を通じてその痛みを生々しく描写しています。クールな文体ながらも、内容の重さが際立っており、読者は感情移入を強く促されます。特に、被害者...
感想・レビュー・書評
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クールな文章で内容が重いのが現れている
セクハラと言うか、レイプ被害者が題材だ
言葉ではなく具体的な事実(小説ですが)
パワハラだと、悪口を言われたり無視されたり、叱責されたでは無く、殴られてしまったと、言う事でしょう
小説だけど腹立ちます
感情移入し過ぎ!
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現実のニュースは真実がわからない。
憶測が入りまくる、予断が多い。
ちゃんと考えるのが難しい。
なので、こういう形で触れる方がいい。
何が問題なのかよくわかるし、何に注意すればいいのかも少しはわかるんじゃないだろうか。 -
読者の世代と性差などで評価が分かれるかもしれない
思うことは、人は自分の思うようにしか物事を見ることができないということ
自分も知らず知らず、思いもよらず、加害者になっているかもしれない -
暴力や恫喝がなくたって同意がなければ暴行である、と認識されたのはここ数年なのでは
私もそうだった
そして今ならセクハラと言われる言葉を、若い時は当たり前のようにたくさん受けてきたし、無自覚に私も加担したことがあったと思う
女性だからといって加害側にならないとは限らない -
佐賀大学附属図書館OPACはこちら↓
https://opac.lib.saga-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BD10124606 -
自分にも無自覚な(もしかしたら限りなく自覚に近い思いを抱えた)ハラスメントの経験があるから、読んでいてどこかでそれを受け入れたくないような、変な気持ちを抱えてしまって、イライラするけど後ろめたいような感じがしていた。
「何で今更こんな告発とかしてるの?」「自分からホテルに行ったんでしょ?」このあたりの周囲の何気ない言葉。日常的すぎてこわい。 -
読んでて辛くなった
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本の裏のあらすじから受けたイメージよりは生々しくなく読みやすかった。
ハラスメントもDVも、受けている当事者はその時には特にそれだと気付きにくのだと思う。
後になって少し自分を客観的に見られるようになると、あれは絶対そうだったと思えるし、その時にだって周りから見たら明らかにそうだと分かるし、そう言われる。
けど、当事者はなぜか分からない。辛いし何とかならないかと思うけど、自分にも原因があるんじゃないかとか、皆んな多かれ少なかれ同じ思いをしているんじゃないかとか考えてしまう。
この本は色んな意味で行きすぎていなくて、それがより現実的な感じがして良かった。
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ことセクハラに関しては外野が口を出してはいけない。
被害者にとっても加害者にとってもいい影響と悪い影響があるから。
悪い影響がある時点でやめるべき。 -
セクハラ行為の捉え方が当事者の環境や時間の経過によって、様々に変化する状況を多くの事例で解き明かした物語だが、女性の立場を主体に述べているのでおじさんの読者としてはあまり知ることができない若い人やおばさんたちの思いが垣間見れて面白かった.小説講座のカリスマ講師である月島光一と受講者 九重咲歩、小荒間洋子が主要な登場人物だが、それ以外にも多くの人が登場するので把握するのが大変だった.題名の「生皮」の正体がなかなか登場しないが、最後の場面で洋子の告白により判明するのが物語の展開として楽しめた.
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ある小説家教室の講師によるセクシャルハラスメントに遭った女性を中心としたそれに関わる人々の話。
被害女性だけでなくて、加害者、その講師に心酔する人、被害者の家族、加害者の家族、以前被害に遭った人…など色んな視点があるので興味深かった。読み飽きない。
この小説で加害者とされる男性の心情は理解できないが、ナチュラルにこの思考でセクハラをしているのだとしたら恐ろしいし、妙に納得してしまった。
人間の思い込みと勘違い怖い…
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