風立ちて“D” 新版 (朝日文庫 き 18-2 ソノラマセレクション 吸血鬼ハンター 2)
- 朝日新聞出版 (2007年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022655011
感想・レビュー・書評
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一巻よりこの話の方が好きでした。
リナの思いが切ない…
そしてDのさりげない優しさにキュンとしました。
作者の文章がちょっと読みにくいので時間はかかりますが、もう少し読み進めたいです。
しかし天野喜孝さんのイラストは本当に美しいですね…Dのイメージにぴったりで、天野喜孝さんだったから、人気が出た部分があると思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Dの素性が少し明るみにでたので次の巻でどのようなDの姿が見れるかが楽しみ。
終わり方も暗いが希望があり良かった。 -
吸血鬼ハンターシリーズ第二作目。
一作目より実行的なエロス(しかも村長の汚い淫猥さったら・・。)も増え、神祖の実験に接触し、Dの孤独さもその実験結果を通して深まる一作ではないでしょうか。
なんたって成功例は―、ですから。
朝日ソノラマ版での250p7行目のリナの台詞は、今でも時折脳裏を掠めます。なんて切なくて恨めしい台詞だろうと・・。
そして彼女の前方に広がる宇宙の映像、夢でしかなくなったそこへの想い、そしてリナはDの手の中で―。
著者の作風の好きなところは、読破後のなんともいえない寂寥感です。
死にいく人々にも見届けて去っていくDにも、終わってしまったんだなという寂しさを覚えます。でもそれだけでなく残った者たちの希望が最後に添えられると、とても弱いです。
これはそういう作品でした。
シリーズ九作目の「蒼白き堕天使」と並んで一番好きな作品です。 -
吸血鬼ハンターDの第二巻です。
だんだん作者の癖のある文章に悩まされてきてますが(苦笑)
最後まで面白く読めました。
最後のさいご。終わり方がきれいです。
少しずつ明かされる謎。
これが今後どうやって解明されていくのかが気になる!!