雨柳堂夢咄 其ノ1 新版 (ソノラマコミック文庫 は 28-1)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 217
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022671301

感想・レビュー・書評

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  • 小説版を読んだら本家が読みたくなり、とりあえず手元にある6巻まで再読開始。

    覚えているお話とまったく覚えていないお話があって、本当に久しぶりに読むなぁとしみじみ。
    グラント先生ってこんなに早くに登場していたのか。
    蓮のミステリアスさは初期のほうが濃い気がする。その反動か、「我儘な名品」のユーモラスなお仕置き(?)や、「太郎丸」の太郎丸ゆたんぽ、「夜の子供」の唐子たちの愛らしさに心つかまれる。

    雨柳堂の骨董は訳ありすぎて、とてもじゃないけど手元には置きたくないものばかり……だけど、ああ、太郎丸!可愛すぎる太郎丸のゆたんぽはぜひとも欲しい!

    10話収録
    花椿(カメリア)の恋/宵待ちの客/十四夜の月に/我儘な名品/花に暮れる/太郎丸/金色の鳥/朝顔写し/はつ恋鏡/夜の子供

  • ★4.0
    祖父が営む骨董屋・雨柳堂で、たまに店番を担当する蓮。物に情が移るのは少し怖いところがあるものの、成し遂げられなかった思い、誰かの心を軽くするエピソードが多く、読後感がとても優しい。それは、時に恋愛、時に友情と様々。全十話のどれもが素晴らしく、甲乙つけ難い感じ。そして、蓮は物に宿る精や思いを視覚的に認識できるけれど、彼の祖父はそれほど能力がなさそうなのが面白い。てっきり祖父譲りの能力なのかと思ったのに。また、舞台設定が大正時代くらいで、女学生の袴等、レトロ好きには堪らない。

  • かわいい話はほんとかわいい。奇を衒わず面白いってすごい才能だ。

  • 現在9巻まで。
    店の横に大きな柳の木がある骨董屋には年の店主とその孫がいる。
    不思議な骨董にまつわる物語を一話完結で描く。

    幽霊や妖怪、思い出など、幻想的な絵とストーリーで良い。

  • 不思議な骨董屋さんのお話。好き。

  • 和モノ。
    とっても、好きな漫画。
    キーワードは、

    和 アンティーク 骨董 妖 あやかし 人情 伝説 伝承 工芸 職人。。。などなど。

    異世界で過ごしたい時などに良く合う本。

  • 前から読みたかったからそろそろ文庫を買おうと1巻。過去に読んでたのを今更思い出した。しみじみとおもしろい。

  • 絵も美しくストーリーも抜群におもしろいです。
    大好きなマンガです。

  • 絵が綺麗。そんな表現がとても良く似合う作家の1人。
    骨董屋に持ち込まれる品にまつわる不思議な話しも好みだった。
    短編で読みやすく、後味の良い話しで纏められているのも
    良かった。特に一番最後の話「夜の子供」は印象的な話しだった。

  • 花椿の恋、宵待ちの客、十四夜の月に、我儘な名品、花に暮れる、太郎丸、金色の鳥、朝顔写し、はつ恋鏡、夜の子供、

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著者プロフィール

(はつ・あきこ)1959年、石川県生まれ、在住。81年、「波の挽歌」でデビュー。著書に『雨柳堂夢咄』『幻想綺帖』『女神さまと私』『レディ シノワズリ』『ふるぎぬや紋様帳』『お嬢様のお気に入り』、「うるわしの英国」シリーズ、「波津彬子選集」シリーズ(『鏡花夢幻』『牡丹灯籠』『燕雀庵夜咄』『秋霖の忌』)など多数。画業40周年を越えてなお、少女漫画界の第一線にて作品を発表し続けている。

「2021年 『幻妖能楽集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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