雨柳堂夢咄 其ノ2 新版 (ソノラマコミック文庫 は 28-2)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022671318

感想・レビュー・書評

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  • 収録順と前後するけれど、まずは「京介氏の災難」。
    タイトル通りすぎて笑ってしまう。うん、京介さんってこういう人だよね。
    そして「白露の壺」にて青さん登場。
    初登場回が一番悪い顔してますね(笑)役どころも一番「悪党」かな。
    哀しくも美しい「瑠璃の鱗」。清姫にも蛇にもなれなかった紫紅も、せめて絵の中だけででもと願ったご主人の想いも、哀しい愛だなぁ。
    「猫王」はどこかの民話のよう。猫の王の凛々しさが、最後の和尚さんのとぼけたお顔で吹き飛ばされる(笑)
    猫の王もいいけれど、この巻はなんといっても「おもかげ行灯」の子狸!かわいいーーーっ♪怖がりだけど心優しい芳春さんもかわいい。

    10話収録
    昼さがりの訪い/雛の宵/猫王/白露の壺/京助氏の災難/月の花影/過去の破片/蔵の中の姫君/瑠璃の鱗/おもかげ行灯

  • 作中にこんな言葉があった。
    「すべてに説明のつく現実をあてはめる事もない
     夢のままでいいものもある」。。。本書を読んでいると
    まさにそういった作品が多く収まっており、読了後は
    夢を見ていたような、不思議な気持ちになった。

  • 昼さがりの訪い、雛の宵、猫王、白露の壺、京助氏の災難、月の花影、過去の破片、蔵の中の姫君、瑠璃の鱗、おもかげ行灯、

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著者プロフィール

(はつ・あきこ)1959年、石川県生まれ、在住。81年、「波の挽歌」でデビュー。著書に『雨柳堂夢咄』『幻想綺帖』『女神さまと私』『レディ シノワズリ』『ふるぎぬや紋様帳』『お嬢様のお気に入り』、「うるわしの英国」シリーズ、「波津彬子選集」シリーズ(『鏡花夢幻』『牡丹灯籠』『燕雀庵夜咄』『秋霖の忌』)など多数。画業40周年を越えてなお、少女漫画界の第一線にて作品を発表し続けている。

「2021年 『幻妖能楽集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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