百鬼夜行抄 10 (ソノラマコミック文庫 い 65-14)

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2008年7月4日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022671783

感想・レビュー・書評

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  • 飯嶋家が巻き込まれる話。

    三郎の落ち着きどころが決まった以外は大きな話の展開はなく、律、開、晶などが巻き込まれる妖怪事件の短編集という感じ。

    赤い糸が見える子の話
    お金を盗んだと疑われた近藤に律が巻き込まれる話
    三郎の箱庭が消滅し、代々祟られて左眼を失う家の祟りを解決する話
    恋人に妊娠した事を話したところから記憶が無くなっている人の話
    亡くなった友人の家に形見分けに行った人の話
    飯嶋家の庭に病み枝が来た話(天羽神鈴奈と八代準登場)

  • 緋い糸
    黒天井
    羽擦れの島
    異界の水守り
    襖絵の女
    病み枝

  • この巻ではあまりストーリーは進まず、いろいろな怪奇現象に対応って感じ。
    律も死にかけたり、大変。

  • このシリーズは毎回買います。ただ最近どんどん字が……細かくorz

  • 久々に読み返したら、全然覚えてなかった。

  • 保険金殺人で家族を次々失った不幸な未来を予知してしまう関口さんの緋い糸、血天井と金のせいで酷い状態になった妖魔の事件に不動産屋で働き出した開や、母、律、律の唯一の大学の友人近藤が巻き込まれる黒天井、生き残りの女の怨念と三郎の箱庭の終焉を描いた羽擦れの島、お盆に父を迎えに行った律と子供の為に取引をした女が出会い三途の川に向かう異界の水守り、夜毎惨劇を繰り返す襖絵の女、晶ちゃんに新しい恋?占い師八代が登場する病み枝の6篇。

    開さんと律、近藤と律の関係が微笑ましいなぁ。司ちゃんに彼氏が出来、晶ちゃんが三郎さんを失ったことで登場頻度が逆転した感がある。血天井自体のおどろおどろしい怖さは生かされてないけど黒天井が特に面白かった。

  • 三郎さんの箱庭が命尽きた…どうなるんだ三郎さん。

  •  主人公たちがコミックの発売にあわせて年を重ねていくタイプの本。
     不思議で悲しく恐ろしい。今市子作品お仲ではやはり圧倒時名作品と思う。
     晶と三郎の行く末が心配。開おじさんも困ったかただし。

  •  妖魔が見える青年、飯島律の日常(多分ww)

     律も、見えるだけで、払うとかなんとかする力はない。ゆえに、祖父は心配して青嵐を彼のそばにつけているし、なんだかんだと使役する妖魔もいる。
     と、つい「夏目友人帳」と比べてしまうのである。
     うん。律と夏目の大きな差は、そばに見えることへの理解がある大人がいたか、どうかなんだな。
     
     ともあれ、大学生になってなんか可愛気がへってきた律より、開おじさまが素敵とい思うのは、当然のことで…。開おじさまのなんだか、一般市民としてはとってもヘタレてる部分が、なんとも愛おしい。
     そして、なんだかんだと、問題をもってくるあたりが、いい感じなのだ。
     ま、律には迷惑なんだけどね。

     それにしても、どの物語も突き詰めて考えると、随分怖い話なのだ。妖魔より何より怖いのは、人の業であろうと、多分にステレオではあるが、そういうことがひたひたと水が足に寄せてくるように感じられるのだ。
     この淡々としていながら、容赦ない怖さは、今市子の上手いところだと思う。
     
     やっぱ「百鬼夜行抄」は面白いなぁ。
     また、ドラマもやればいいのに。って、律やってた子が大きくなりすぎて、そして、司ちゃんは結婚しちゃったから、難しいかww

  • 夏目友人帳よりもちょっと残酷なイメージの内容。個人的にはこちらのほうが好き。

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