グリムのような物語 トゥルーデおばさん (ソノラマコミック文庫 も 16-4)

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著者 : 諸星大二郎
  • 朝日新聞出版 (2009年6月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022671912

グリムのような物語 トゥルーデおばさん (ソノラマコミック文庫 も 16-4)の感想・レビュー・書評

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  • 漫画のストーリー・絵から不気味さが伝わってくる。Gの日記は面白かった。一番最初にもってくるだけはある。美女と野獣はすごく上手くできてると思う。
    諸星さんの作品ははじめて読んだけど、他の作品も読んでみたい。

  • いや、もう、たまりませんな。手塚治虫亡きあと、本当に諸星大二郎の新作を読むことができる次代に居合わせた幸せよ。何度も書くけど、本当にそう思う。
    Gの日記、グリムの悪夢のような世界をそのまんまえがいた素晴らしさ。全編にわたって漂う灰色。悪夢であるから、名前もはっきりしない。「夢十夜」を諸星が描くとどうなるんだろう。
    トゥルーデおばさん、主人公の女の子の性格がいちばん怖い。これもグリム「らしく」、パンを踏んづけて泥沼に落ちていく女の子を思わせる。
    夏の庭と冬の庭、現代に戻ってほしくなかった。いっきに怖くなくなって、ちょっと鼻白む。どうせならコミックスの最後に、エピローグみたいな形で掲載してほしかった。赤ずきん、展開は読めるけれども、ピーターがかっこいいからときめいた。
    鉄のハインリヒ、これはそのまま。あえてのナウシカだが、これはあの世代の人には永遠のテーマなんだろうか?
    いばら姫、ネムキにはいちばん合っている気がしたが私はさらっと読んでしまった。
    ブレーメンの楽隊、好き。普段はファンタジーより現実モノが好みなんだが、諸星に関しては真逆になる感じ。
    ラプンツェル、これが本当の御大の真骨頂。悪夢であり旅人であり、淡々とシュールであり、薄い恐怖が折り重なって灰色の読後感が残る。
    8編の短編、中編集。ぜいたくで恍惚とした時間でございました。

  • 不気味で気持ちの悪い童話。
    素晴らしい。
    諸星大先生のお仕事です。

  • 「Gの日記」、「トゥルーデおばさん」の2作は、なかなか、読ませる感じです。
    でも、あとは、なんか、ギャグっぽくなっていきます。

    悪くないんですが、最初の2作で、ちょっと期待がふくらむと、肩すかしをくらいますねぇ。

    諸星 大二郎の持ち味といえば、そうなんですが。

  • 気持ちの悪い輪郭線で描かれた悪夢の童話。
    諸星大二郎の手にかかると、グリム童話もこんなに悪意的なものになるのか。

  • グリム童話の世界を諸星流に落としこんだ作品集。中でも「赤ずきん」のお手本のようなどんでん返しの巧さが好き。

    例えば同じ翻案物でも東元『江戸川乱歩怪奇短編集赤い部屋』 が乱歩作品の怖さをそのまま伸長させる方向で翻案しているのに対して、この作品は元ネタをミスリードとして独自に物語を構成している。

    諸星作品は本格的な活劇物よりも、この作品や『栞と紙魚子』シリーズのように雑誌「ネムキ」に掲載されるちょっとお間抜けでメルヘンチックな幻想譚のほうが私は好み。

  • グリムを元にした短編集。
    表題作の「トゥルーデおばさん」もいいですが、どれが一番好きかというと「Gの日記」かなあ。
    それ以外の作品でも、登場している女の子たちがしたたかでたくましくて好きかも。

  • 2009/6/21購入。

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