死体は切なく語る (朝日文庫)

著者 : 上野正彦
  • 朝日新聞出版 (2008年7月4日発売)
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  • レビュー :11
  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022681010

死体は切なく語る (朝日文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 切ない「死」を語る本著。書名どおりしんみりした印象を受けながら読了。数冊読んだ著者の作品と重複する部分が少ない印象を受けた。監察医を引退して相当の年月を経過しているのだから、ネタかぶりは致し方ないと思っていただけに、良い意味で期待を裏切られた感じだ。

  • これまでの著者の、検死についての豆知識本とは一線を画したエッセイ集。
    タイトル通り、切ない話が多い。恋の切なさみたいな後味のさわやかなものではなく、なんとも嫌な感じの切なさ。

    特に、親子間での殺人がなんとも。
    自分が親になると、このたぐいの話は実にきつくなる。

  • 死体はもの言わず、何を語るのか?
    2万体の死体と向き合った著者が語る数々の物語。

  • 今やシーズン15を製作中のアメリカの人気ドラマ「CSI科学捜査班」にはまってから、鑑識や監察医に興味を持った。

    自分が見てたのはグリッソムにサラにキャサリンにニック、一番大好きなウォリックがいたころだからシーズン8くらいまで。

    というのはどうでもよくて、30余年、およそ2万体を視たという著者は誰がどうみてもベテラン監察医だ。ブクオフでみつけて手に取った。ベストセラーだったとは知らなかった。

    そのままでは重過ぎてとても読み物にならないからなのだろう、あえて軽く表層的な表現となっているが、その奥にあるもの、前提として横たわっているものは、かえって十分に説得力を持って迫ってくる。

    来る日も来る日も、物言わぬ人であったものと向き合い、その思いを汲み取ろうとしてきた著者の眼差しは、その原因となったものも含め人間という存在そのものをあたたかく慈悲深く見つめており、まさしく死者にとっての名医を体現しているといえるのだろうと思った。

    2014.4.5読了

  • すぐ読めました。
    案外…タンタンと。

    「監察医」という職業。
    死体から声を聞く…大切な職業だと思いました。
    死に方でいえば「タイタニック」のラストシーンとか、ありえなく…
    そこは衝撃でしたね。

  • 普段見ることはない死体だけど、最期の時まで、どう生きたのかが現れるのを知り、とくに我が子を守ろうとした母親の死体の話は、考えた。

    自分も同じ状況になったら、どうするかとか。

  • とりあえず切ないです。
    一番最初の話はとくに辛いぐらい切ないです。

  • 「事実は小説よりも奇なり」でした。
    先生のテーマである「死から生を見る」。
    「多くの死を書き続けることによって、命の尊さ、いかに生きるべきかを訴えていきたい」。
    監察医として2万体の死体と向き合ってきた経験を存分に活かしていると思いました。

  • タイトルにぐっぐっぐっと。

  • もと監察医の著者が、過去の経験の中で切なく忘れがたい症例をピックアップして語った本。今までの本と重なる部分があるし、なんだかやけにセンチメンタルな表現が目立ち、そういう意図の本なのかなあと思いつつも、ちょっぴりこの著者も老いてきたのだろうかとか思ってしまいました。確かに普通では考えられない経験をしてきて、そのずっしりした重みを考えると、しみじみ振り返って感傷的になるのもわかるわなあと思いますが。

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