- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022683021
作品紹介・あらすじ
【文学/日本文学小説】北海道江別市にある農園「フクロウの丘」。そこで出会った少女・卯月杠葉は、人の心を見通し、隠された善悪を暴きだす「魔女」と名乗った──。人気小説投稿サイト「E★エブリスタ」でデビューした俊才による、ココロに響くライトミステリー。
感想・レビュー・書評
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良い
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イマドキの言葉で言うとロハス、ってことになるのかな?ハーブ園を経営しながら出来るだけ自給自足に近い生活を試みている辺りは、ちょっと羨ましい気もします。ハーブについてもチョコチョコ出てくるのも楽しい。
ただ、ヒロインの性格がなぁ…物言いの不躾さや殊更に他人の心の内を暴き立てるようなところが、どうにも鼻につくというのか、あざと可愛い感を演出している気がしていけません。もうこちらもそれなりの年齢なので、自称魔女を名乗るような自意識過剰さには苦笑で済ませられますが、同年代の女性には嫌われるタイプでしょうね。 -
yk
ハーブティーは飲めないけれど、なんだか飲みたくなる一冊。
杠葉さんの名前とか花言葉、心理学など好きなものが詰まっていた。 -
最初の謎から、結構シビア。なかなか面白かった。続きも。
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体を壊して帰国した主人公は、諸事情で北海道へ。
そこで出会ったのは、魔女と名乗る少女。
出てくる人達が、濃いというか
道民はこんな人達ですか? な感じです。
いや、魔女が強烈なのでしょうか??
主人公も、替えが利く人間、と自分が分かって
なんだか薄ぼんやり、な状態ですし。
これがどうやる気を出してくるか、もですが
ツンケンな魔女とのやり取りも、どう軟化してくるか。
出てくる客もすごいですが、やはり思い切りで言えば
1話目のお客さん。
決意して実行にうつす勇気を、賞賛したいです。 -
現実感が乏しい設定でしたが、ストーリーは読みやすくて良かったです。
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恋人と仕事をなくし、失意の中で北海道を訪れた彼は、自称「魔女」の農園で働くことになる。人づきあいが嫌いな彼女は本当に心の中を読むことができるのか?嘘を憎むあまり……な彼女の挙動はあまりにも極端かもしれませんが、そーゆーこともあるかもなあという気にもさせます。何より札幌で見せる彼女の「女の子」っぽさがかわいい〜。可愛いなあ、という思う気持ちを読まれてしまうのに、それを「馬鹿にしてる」みたいなとりかたをされてしまうのが不憫です(笑)。楽しかったので、次の巻も読もうっと。
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ハーブ園を営み人の心を見抜く自称魔女の杠葉が、すぐに怒ってそれを隠しもしなくて、でも不意に泣いたり意外と笑ったりもするから、人付き合いが下手な反面無防備に思えて新鮮だった。口の上手い犬居とのコンビも微笑ましい。心は女の子な薫に誇らしげに仕事を語る杠葉も可愛くて、こちらも良いコンビになりそうだった。
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江別のハーブ園の魔女のところに
東京から流れてきた犬居が勤めることになり
さて