- Amazon.co.jp ・本 (95ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022724380
作品紹介・あらすじ
【生活/娯楽】インターネットおよび全国の大学の落研へのアンケートで、江戸・上方それぞれのトップ20に上がった落語家について、略歴と初心者が聞くべき演目、それが聴けるCDやラジオなどをまとめた最新の落語家名鑑。春風亭小朝、六代桂文枝などへのインタビューも収録。
感想・レビュー・書評
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改めて見ると、この世界、よく知らない。話のうまいタレントにしか思えない人たちが、実は落語という技術を受け継いで、自分なりに昇華させているスペシヤリストだということ。
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落語を少しかじった程度の自分にはちょうどいいレベルの本。
江戸落語と上方落語の割かれているページ数が
同じくらいなのが良かった。
自分の好きな落語家は、
柳家小三治、立川談春、柳家喬太郎、春風亭一之輔。
小朝さんはプロデューサーのイメージ。
上方だと桂文珍。
上方落語は桂枝雀さんのイメージが強い。桂米朝も好きだな。
林家正蔵も「子は鎹」のような人情噺は上手い。
キャラクターのせいか評判は芳しくないが、
もっと評価されてもいい落語家だと思っている。
江戸落語と上方落語は成り立ちから違うそうだ。
どちらも二百何十年前に発祥したらしいが、
上方が「大道芸」が出発点。
「聴いてらっしゃい!」といった呼び込みのために
面白い噺をして、三味線などを入れて賑やかにしていた。
だから現在の上方落語も噺の中に音楽が入るものが多い。
一方、江戸落語は戯作者の作った洒落文学から始まった。
その作者や仲間が料理屋のようなところに集まって聞かせていた。
つまり同人の催しから出発している。
そんな文学的なところから入っているので、
江戸は人情噺や怪談噺が発達した。
上方は2006年に定席の天満天神繁昌亭が出来たのが大きい。
小屋から次世代を担う落語家はまだ現れていないか。
上方は江戸のような「真打」という制度自体がないので、
代替わりが難しいというのもあるだろうな。 -
僕が担当したのは、昇太、歌丸、志らく、仁鶴、鶴光。中でも鶴光師匠はオールナイトも聞いてたし、母親の店の常連だったし、ワニの豆本のかやくごはんも集めてたし、書けること山ほどあったけど、字数の関係でとにかく削る作業。ちと悔しかった。
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読了日20130915 さん喬師匠が入ってなかった…。