自衛隊メンタル教官が教える 人間関係の疲れをとる技術 (朝日新書)
- 朝日新聞出版 (2017年9月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022730947
作品紹介・あらすじ
【哲学心理学宗教/心理】自衛隊でメンタル教官を務めてきた人気カウンセラーが、人間関係の疲れをとる技術を伝授。嫌なことがあっても「我慢する」「忘れる」という対処では、知らないうちに「防衛(恨み)記憶」が育ち、ますますその人のことを嫌いになる。「自分の感情をケアする技術」を知れば、もっと楽に生きられる。
感想・レビュー・書評
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この本は、疲れ過ぎて何にも手に付かなくなる前に読みましょう。著者は「疲れを自覚していない人は、そもそもこの本を手にとってくれない。そういう人ほど、体や思考、感情がかなり異常な状態になってから、やっと疲れに気が付く」と書いています。
著者の仰るとおり、文章を読むのもつらいし、理解力も低下している状態の私は、第4章の「『いい加減な自分』を認めると、人生はうまくいく」をから読みました。ただし。仕事は休めないんだァアア〜詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前作に引き続き抑うつについての極めて現実的、具体的教本?
何よりも印象に残っているのは、
気持ちが晴れない、元気がないと思ったときは、
とにかくしっかり休養をとることが一番大切とのこと。
現実的な問題解決よりも効果が認められるということ。
肉体的な疲労感が、メンタルの鬱を引き起こすという、意外な真実。 -
•感情、身体の疲労のコントロールスキル。
•人間関係の疲労は、感情にふたをして、忘れようとして我慢するから。
•忘れる対処は、防衛反応(恨み)が育つ。
•すべての感情には意味がある。
•感情は、フタをせずケアをする。
自分は、対人関係において、怒りの感情を我慢していたので、少しづつ軽めに出すようにしたら、少し人間関係が変わった。自分がいいたい事、感じている事を表現することは、とても大切だと気づいた。 -
自分で気付くうちに変えれたら良いのですが…
とにかく生活のリズムが乱れたり、睡眠時間の確保が難しくなってきたら、自分で軌道修正すること。 -
日本人の価値観に合った「疲れ」への対処法が紹介されています。
エネルギーが消耗している状態では、元気な時には気にならなかったことを気にやむようになる。
まずはエネルギーを回復させること。省エネで過ごすこと。その方法が具体的に紹介されています。 -
疲れとメンタルとの関係をムリ・ムダ・ムラの三点から整理して、疲労とのつきあい方や対策・考え方などをまとめる一冊。
第二章「感情のムダ遣いを防ぐ」は感情の起伏によるエネルギーのムダ遣いのメカニズムや具体例を紹介し、ムダ遣いを減らす方法を軍艦の「ダメージコントロール」に見立てて提示する。特に怒りやイライラについて心当たりのある内容が多く、自分を客観的に見直す手がかりをもらえた。 -
さまざまな感情を『人間が本来(原始的に)持つ自然なもの』として受け入れることから始めるというのは、とても受け止めやすい考え方だと思った。
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人間関係や感情の取り扱いのコツを身に着け、少しでも楽に生きよう。