地方銀行消滅 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022730961

作品紹介・あらすじ

【社会科学/経営】全国の地方銀行が人口減少による経営先細りに苦しみ、一斉に統合・再編に走り始めている。10年後には計105行が28のグループに姿を変えるだろう。「生き残る」地銀は!?  元敏腕バンカーの著者が大胆に予測する。地域別「列島再編チャート」付き。

感想・レビュー・書評

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  • 2016年現在、地方銀行が64行、第二地方銀行が41行、あわせて105行に大手信用金庫約30庫を加えた140ほどの地域金融機関が、近い将来、銀行統合や合併により「行名」がなくなるだけでなく、組織や行員自体も消えてしまう。地方衰退を齎す人口減少、利ザヤの縮小と貸出先不足、マイナス金利に伴う運用難など、時代の波は確実に地銀等を再編に向けて動かしている。著者は、およそ5年後には20から30のグループに再編・統合されると大胆予測する。評論家からの視点からではなく実務家の提言として、その発言の意味は大きい。躊躇する地銀に大覚醒を促している。

  • 本書後半の再編予想が面白い。

  • ふむ

  • 地銀を多く顧客に持つ経営コンサルタントの著者による地銀再編予想。
    地銀は人口減少、それによる競争の激化と利ざやの縮小、マイナス金利によるダメージ、などから再編を余儀なくされることは自明である。
    著者は具体的な各行の統合の予想を地理的、規模的、人脈的、または歴史的など様々な視点から詳細に論じている。

  • 妄想による統合シミュレーション。早くもいくつか外れてるし、第一、3行、4行の統合なんて簡単に進むはずがない!ビジネスモデルの分析もなしに、こことここが残るから、、、なんて、笑える

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著者プロフィール

企業アドバイザー。(株)フレイムワーク・マネジメント代表。1957年生まれ。島根県松江市出身。一橋大学、スタンフォード大学ビジネススクール卒。都銀、外銀で20年勤務、外資IT系VC企業の日本代表も務め、2001年に独立。経営戦略(M&Aを含む)、人財や新規事業開発、海外進出等を助言。銀行関係では『地銀・信金 ダブル消滅』『地方銀行消滅』(共に朝日新書)、『2025年の銀行員』(光文社新書)、『誰も書けなかった「銀行消滅」の地図帳』(宝島社新書)、企業買収では『M&A世界最終戦争』(幻冬舎新書)、『敵対的買収を生き抜く』(文春新書)などの著書がある。

「2020年 『銀行トリプル大崩壊』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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