ドイツ人住職が伝える 禅の教え 生きるヒント33 (朝日新書)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022730992

感想・レビュー・書評

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  • 開祖・道元禅師から現代へとジャンプして、ドイツ人住職として十年以上のキャリアを持つネルケ無方師の著作を読了。
    広範な著述からの引用、日々の生活からの垂訓などを通じて、曹洞宗のエッセンスを伝える一冊でしたが、妻の出産や留守役の緊急事態の中で終わっており、これは続編を待つしかありません。

  • ネルケさんの本は三冊目。重なる部分が多いのだけど新本が出ると買ってしまう。禅の教えを実体験とともにやさしく授けてくれる。

  • ドイツ人住職が禅の教えを伝えてくれる…というので、固い本なのかと思いきや、たまに下ネタさえあったりして、読む前の予想は見事に裏切られた。
    でも、ネルケ住職の安泰寺での様子、住職になるまでのいきさつ、家族との様子・・・すべて生き生きと描かれ、とてもおもしろかった。禅の教え、仏教の教えはなかなか難しく、すんなりと理解しづらいものもあったし、やはりキリスト教というバックボーンのある国で生まれ育った人から見た仏教観・禅に対する考え方だなあと思うところもあったけど、ネルケ住職が日々の修行や生活の中で目指しているものはとてもよくわかったし、共感するところが多かった。私もまずは家族への執着を大事にして、それを少しづつ周りに広げられるようになれたらと思う。

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著者プロフィール

1968年、旧西ドイツ・ベルリン生まれ。7歳で母と死別し、人生に悩む。16歳で坐禅と出合い、禅僧になる夢を抱く。1990年、京都大学の留学生として来日。その秋から初めて曹洞宗・安泰寺に上山し、半年間の禅修行に参加する。1993年に安泰寺で出家得度。8年間の雲水生活を経て嗣法。2001年から大阪城公園で「ホームレス雲水」として毎朝の坐禅会を開く。2002年に師匠の訃報に接し、安泰寺第9世の堂頭(住職)となる。国内外からの参禅者・雲水の指導にあたって坐禅三昧の生活を送っている。著書に『迷える者の禅修行――ドイツ人住職が見た日本仏教(新潮新書)、『裸の坊様』(サンガ新書)、『禅が教える「大人」になるための8つの修行』(祥伝社新書)、『ドイツ人住職が伝える 禅の教え 生きるヒント33』(朝日新書)、『迷いながら生きる』(大和書房)、『日本人に「宗教」は要らない』(ベスト新書)、『読むだけ禅修行』(朝日新聞出版)、『迷いは悟りの第一歩』(新潮新書)、『ありのままでいい、ありのままでなくてもいい』(KKベストセラーズ)、『ドイツ人禅僧の心に響く仏教の金言100』(宝島社)がある。

「2015年 『安泰寺禅僧対談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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