- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022731166
感想・レビュー・書評
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2006年の高校野球甲子園決勝2試合
(引き分け、再試合)の内容
試合内容だけでなく双方のチーム、選手などに
ついてもいろいろ書かれていてより試合を
楽しめました
斎藤、田中が目立っていたけれど他のメンバーや
監督なども言葉もまた内容を盛り上げてくれた
ように感じました
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面白かったー(^^)あの時、手に汗握ってみてた試合の裏ではこんなことがあったのね!横浜の松坂の試合や、この早実と駒苫の試合は野球好きには忘れられない。130頁の鹿児島工捕手の二人(まーくんと祐くん)に対する評価は、現在の二人の成績となんとなく通じる気がした。一番印象に残ったのは駒苫の監督が、決勝再試合の祐くんの力配分に関して評した一言「加減はしてるけど、手は抜いてない。」このバランス感覚って、野球以外でもすごく大切なんじゃないかな。 この本で、私は監督の二人が選手に引けを取らないくらいステキに感じた。
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決勝戦二試合の裏側を両校の視点からそれぞれ追っている。ハンカチブーム便乗本の一冊としてこれまで敬遠していたが、取材がきっちりなされている分、読み物として面白く、試合に関心を持った人には充分な内容だった。共著ゆえか構成は若干あちこち飛んでいる印象。駒苫側の記述は、著者の他作品『勝ち過ぎた監督』と相当重複しており、そちらを先に読んだ場合は読み飛ばす箇所が多くなり残念。
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あの激闘の裏にある出来事が知れてよかった。
あの裏には、色んなことがあって、両校ともあの舞台に立てたんだなと思った。
あの早実対苫小牧に感動した人なら、必見。 -
北海道に生まれ育った自分にとって甲子園で最も特別な、そして高校野球史でこれからも末長く語り継がれるあの試合について、両校の視点から描いたルポである。2名のライターによって交互に書かれているというのも興味深い。
あの2試合の主役は、両校のエースであった事は間違いないと思う。フォーム改造の手応えを掴んだ斉藤と、不運にも大会直前に体調を崩してしまった田中、この差が二人の明暗を分けてしまったのだろう。もし二人とも万全の体調だったら、などと少し考えたが勝負事にタラレバを言ったらキリがない。
今シーズンは対照的に、無傷の24連勝という輝かしい成績を収めた田中。そしてもう一人のエース斉藤は、一軍昇格の手掛かりさえ掴めずに苦しんでいる。日本中が注目するこの二人の勝負には、劇的な結末が待っているような気がしてならない。 -
歴史的試合の舞台裏!
自分達で考える野球で優勝したは早実は偉大。高校野球は日本で誇るべきもの。 -
本格的なスポーツノンフィクションなのに、気楽に、一気に楽しんで読めるがいい。
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やっぱり甲子園行くチームはトレーナーとかの力が大きい
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あの日の感動がよみがえる。綿密な取材と,心が伝わる文章。最高のドラマです。
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勝つべくして勝った早稲田実業。王者であり続けたが故に勝ちに貪欲になれなかった駒苫。楽天に指名された時に田中が発した台詞、本当の挑戦者になれると思う。この言葉の持つ重みが読後感に更に増す。そんな一冊。
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一球一球の動きの描写に、あの夏の情景が甦ってくる。
本とは別に酸素カプセルというもので勝負がついたかと思うと悔しくてたまらない。 -
第一印象は、今までの関連本の中ではひときわ中立であるという事。
それでも早大により気味な気はしますが、他と比べると中立で嫌味がありませんでした。
よくここまで取材ができたなぁと思う場面も多く、臨場感があり、一気に読んでしまいました。
監督の人間臭さや苦悩の様子が、生き生きと書かれています。読んで良かったと思う一冊でした。 -
2007年 夏の思い出。
いい試合だったけど、田中の力の入ってなさ具合が
気になった記憶がある。 -
高校野球史上稀にみなかったこの対戦カード。
日本中の多くの人が、二人の投手の投げあいに、またそれぞれのチームの野手のプレーに熱い眼差しを注いだ2006年の夏。
この本には、そんな両チームの裏側が書かれています。
甲子園までの両チームまでの経緯、駒大苫小牧香田監督の去就問題の裏側、もちろん大会期間中、試合中の選手のコメント、気持ちなど。。。
この試合を何らかの形でみたひと。
野球好きなひと。
駒大苫小牧、早稲田実業が好きな人等
一度でもこのカードに興味・関心をもったひとは
ぜひ一度見てみてください。
すぐに読めると思います。 -
(新書 - 2006/11)
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2006年の甲子園決勝のことについての本。
早実のことばかりじゃなくて
苫小牧のこともちゃんとかいてあって
どちらにも偏ってない本です。 -
平成18年夏、甲子園大会決勝での死闘を淡々と描き出します。私の立場としては駒大苫小牧高校がどのようにして強いチームになったのかが知りたいのですが、どうしても斉藤君の方に重点がかかってしまうのはしょうがないかもしれません。一連の駒大苫小牧の本を読んでみて、野球の奥深さを感じますが、この本もそうで、斉藤君が一流のピッチャーから超一流のピッチャーになっていったプロセスには息を呑むものがあります。
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2006年の夏。高校野球、決勝、そして再試合。
あのときの試合はすごかった。
その裏側がわかる本。
おもしろかった。一高校野球ファンとして。 -
昨年の甲子園決勝。
歴史に名を残すであろう名勝負。
早実VS駒大苫小牧
そのドキュメント本。
自由に選手自身が考える野球をもっとうとする
早実。
そして、その野球を甲子園優勝レベルのクオリティーで実践した奇跡的なメンバー達。
一方、
二度の悲惨な不祥事と田中の体調不良を抱えながらこれまた奇跡的に決勝に勝ちがった駒大苫小牧。
その二つの奇跡が織り成す、奇跡的な名勝負。
そのことがよくわかります。 -
平成19年9月29日読了