ネコを撮る (朝日新書 33)

著者 :
  • 朝日新聞社
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本棚登録 : 458
感想 : 62
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022731333

作品紹介・あらすじ

写真はネコに始まり、ネコに終わる。すばらしい「ネコ写真」は、すべての写真にも通じます。モデルネコの探し方、機嫌のとり方、シャッターチャンス、「ネコフォト」のヒント満載。

感想・レビュー・書評

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  • ネコを上手く撮るヒントが満載だった。
    岩合さんの文章はいつも優しくて大好き。
    私はあまりネコの写真を撮らないが、ネコとの付き合い方についても大変勉強になったのでネコ好きさんにオススメしたい。
    岩合さんの「生きもののおきて」というフォトエッセイを読んだ時にも岩合さんの考え方にとても共感し、また考えさせられるところがあった。
    本書でもまた「皮膚感覚を持とう」という言葉にハッとさせられた。
    天気予報を確認するだけではなく、自分の身体で感覚を養うことはとても大切なんだと思った。
    岩合さんのネコ愛溢れる、撮影ヒントも満載のエッセイ。
    あっという間に読んだ。すごく良かった。
    岩合光昭さんのエッセイ、やっぱり好きだ。

    • ジャンヌ・ニャルクさん
      軍手必須やね(*´艸`)
      五感を働かせるって普段の生活でも大事やなって。
      この情報社会で生きていて、情報だけで判断するのでなく、自分の感覚も...
      軍手必須やね(*´艸`)
      五感を働かせるって普段の生活でも大事やなって。
      この情報社会で生きていて、情報だけで判断するのでなく、自分の感覚も育てないとダメやと思ったよ。
      ネコ達は濡れるの嫌いだから、雨の匂いは好きじゃないのかも?(笑)
      ネコ達に教わりたいことたくさんあるね(笑)
      2023/11/02
    • ♡タブンネ♡さん
      必須必須!
      多分結構、私たちは五感働いてると思う。それで崩したりしやすいかなぁ〜?って、ほら気圧とか!そうやねぇ!情報だけで判断するのもいか...
      必須必須!
      多分結構、私たちは五感働いてると思う。それで崩したりしやすいかなぁ〜?って、ほら気圧とか!そうやねぇ!情報だけで判断するのもいかんよね。
      猫さん確かに濡れるの嫌いやった!!笑
      (((uдu*)ゥンゥン
      2023/11/02
    • ジャンヌ・ニャルクさん
      タブンネ♡
      そうかもね!
      自然の匂いとか、風向きとか、自分で見たり聞いたりしたことを大切にしていきたいよね!
      タブンネ♡
      そうかもね!
      自然の匂いとか、風向きとか、自分で見たり聞いたりしたことを大切にしていきたいよね!
      2023/11/06
  • 猫撮影の指南書。
    撮影の端的なポイントを添えた猫写真がたくさん。これらの写真を見るだけでも価値がある!
    「ヒトから目線」で思考する癖がついてしまってるから、そこから叩き直してネコと向かい合わねばなあ・・・デジイチほしい。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「「ヒトから目線」で思考する」
      ニャンコと同じ高さになるのは難しいな(物理的に)、、、でも昔は、餌で釣ろうとしてしゃがんでいたなぁ~
      「「ヒトから目線」で思考する」
      ニャンコと同じ高さになるのは難しいな(物理的に)、、、でも昔は、餌で釣ろうとしてしゃがんでいたなぁ~
      2014/03/27
  • ネコの写真を撮る上でとても参考になるし、合間に挟まれている写真とコメントがかわいくておもしろい。
    ネコから生き方を学ばなければなぁ

  • <閲覧スタッフより>
    「世界ネコ歩き」や「ねことじいちゃん」の監督でお馴染みの動物写真家、岩合さん。企業秘密なのでは、と思うような具体的なコツが書かれている一方で、撮影以前のヒトとネコの付き合い方にも言及されている。
    ー主人公は、あくまで「自分」ではなく、「ネコ」ー
    そう、ネコにネコが好きな自分を押し付けてはいけない。基本的なようで、一番難しい。そのネコのことを学び、そのネコのことを第一に考える。人付き合いとも同じことが言えそうですね。。
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    所在記号:743.6||イミ
    資料番号:10184647
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  • 2018年9冊目
    動物写真家として有名な岩合さんがネコを撮る方法について書いた本。
    どうしたらあんな写真が撮れるのか?
    ネコを撮影するコツが満載。
    やはり写真を撮るということは漫然と撮るのではなく、
    それなりに準備は必要。
    本書を読むとネコを撮りたくなります。

  • ちょこちょこ写真が掲載されています。
    非常に落ち着きます。
    カラーだったらもっといいんだが。

    取り合えず、猫の写真種がめっちゃほしくなりす、

  • 動物、特に猫が大好きで、好かれる人も大好きで、その第一人者ともいうべき岩合さん…猫の撮り方が題材ではあれど、岩合さんの人柄に興味津々!という感覚で読みました。
    岩合さんがなんで自然体で生き生きとした写真が撮れるのか、なんで猫にモテるのか(笑)わかった気がします。

    もちろん、撮影方法もためになる!
    わたしはたまにスマホで撮るくらいですが、猫を撮る上でのポイントがたくさん。やってみたくなる!

  • ネコを撮る
    岩合光昭
    2007年3月30日第1刷発行
    2017年10月8日読了

    動物写真家というよりもネコ写真家と言ってもおかしかないくらいネコを撮ることにおいて第一人者の岩合さん。
    世界猫歩き展にも行きました。たまにNHKで猫歩きの番組をやっていますが、とても癒されます。
    写真集も好きで2冊ほど購入しているけども、猫の躍動感、表情、仕草など、「猫」の魅力を抜群に写し撮っている写真家さんだと思ってます。
    そんな岩合さんの写真集ではなく、著書。珍しかったので購入。
    何を思い猫を撮っているのか。ネコ撮影のアレコレが満載です。

    ・早起きは三文の徳
    1日でもっとも撮影に向いている時間。5月なら朝4時半に、冬でも6時半には外に出る。写真は光と影が基本。朝の方が空気中の遮蔽物が少ない。
    ネコは朝日を浴びに出てくる。朝日を浴びてじっとしているネコはそれはそれは美しいと。

    ・人の手で飼育されていないネコを日本ではネコを野良ネコと呼ぶがイタリアでは「自由ネコ」と呼ぶ。曰く「彼らほど自由な生き物はいない!」そうだ。家畜なのに唯一、囲いや紐などで縛られる事なく自由に暮らし愛されている。街を闊歩してるネコを見て野良という認識はあるだろうが、そこをあえて「自由ネコ」と呼ぶあたり愛情を感じる。

    ・ネコは見ている。ネコ好きな人は多いがネコから好かれる人は少ない。ネコは激しい動きが苦手。自分よりも大きい存在が近寄ってきたら普通怖がる。もっとネコの目線で接する。
    若い人ほど「心に余裕がない」ネコもヒトを見て安全かそうでないか見抜いている。

    ・モデルネコはメスよりオスの方が多い。オスは自分の存在をアピールしたがり。なので「やあ、おはよう」などと声をかけて注視してきたり、隠れたりせずに、興味を示してくるネコはしめたもの。体を舐めたりしてお化粧するようならモデル素質充分。

    ・オスは活動的。なので道案内はオスとかにしてもらうとナワバリや「ネコ溜まり」と呼ばれるネコが集まる場所に出会えたりする。

    ・岩合さんのネコを撮るときの姿勢、考えについて少し知る事が出来ました。写真好きな人、ネコ好きな人にはオススメな一冊です。

  • 写真家の本だけあって、随所にネコの写真が掲載されている。
    そのネコの表示がとてもいい♡
    でも、白黒で勿体無い、カラーの方が豊かな表現になるんじゃないかともったいない気がした。
    でも、白黒の方が余分な情報が無くていいのかも、と思いに至ったのは本も残り少ないページになった時。
    ネコの表情を見るだけでも楽しい。

  • ネコを撮るにも「早起きは三文の徳」。写真撮影に良い朝の光。朝はネコも活動を開始する。猫に好かれるには心に余裕が必要。オス猫には道案内をしてもらう。警戒心の強いメス猫には気をつけろ。強くて優しい母ネコ。遊ぶ子ネコ。望遠レンズ。アングル。光。構図。色合い。背景に気を配る。猫の写真を撮っていると捨てられたネコは寂しい顔をしていることに気づく。別れ際には「元気でね」「また会おう」と声を掛けるのだそうだ。

    再読。良い写真は光を味方につけろ。朝の光で写すネコの素晴らしさよ。心に余裕がない人はネコに好かれない。いきなり撮るのはダメ。ネコだけを見ないで、画面の四隅まで視神経を行き渡らせる。絵と違い、シャッターを押せば写真として完成してしまうものだから、写真は怖い。

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著者プロフィール

日本の動物写真家。東京都出身。
日本人の作品としては初めて『ナショナルジオグラフィック』誌の表紙を2度飾った。
2012年からテレビ番組『岩合光昭の世界ネコ歩き』を開始。

「2023年 『2024 岩合光昭 世界の猫カレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岩合光昭の作品

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