- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022731371
感想・レビュー・書評
-
タイトルは枝葉末節ですが、コスト削減に関わる具体的かつ理論的な指摘は頷けるものばかりです。若干同じことの繰り返しなところはあるものの、売上をむやみに伸ばすよりもよほどコスト削減のほうが効果があるというのは納得。中長期的な投資についての考え方はまた別途検討の余地はありそうだけど、単なるコスト削減でなく、ビジョンを描いてみせるっていう話は共感を持てました。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【目次】(「BOOK」データベースより)
序章 そんなコスト削減なら、しない方がましだ!/第1章 “正しいコスト削減”ができると何が起きるか/第2章 これってやっていませんか?間違いだらけのコスト削減シンドローム/第3章 “敵は社内にあり”ウチの会社のコストが下がらない理由/第4章 組織は永遠にコスト削減し続けなければならない。コスト削減の真の目的/第5章 “正しい”コスト削減の五つのステップ/第6章 ザクザク減らせる!価値ある契約&交渉ナレッジ/第7章 すべての解は“現場”にある。これで「現場力」は爆発する/第8章 ヒントがいっぱい!コスト削減の成功事例集 -
Company costs are like body fat. It is necessary to create a muscular company.
-
コスト削減のプロが、コスト削減への誤解を解き、正しいコスト削減方法とそれによって得られる効果を紹介している。
コスト削減の対象に偏りがある感じはするが、いろいろな会社を相手にコスト削減に取り組んできた経験に基づく内容には説得力がある。コスト削減に対する正しい考え方、取り組み方を明確に示している。
本書で著者が提示しているのは、コスト削減活動を通して、経営と現場の溝を埋め、改善体質を持った組織に変革していくことである。従業員にコスト意識を持たせることを入口に、従業員一人ひとりの意識改革を狙っているのである。
ネガティブなイメージで捉えられがちなコスト削減だが、きちんとアプローチすることでポジティブな活動にすることができる。 -
なかなかに衝撃的なタイトルだが、中はいたって真っ当な本。コスト削減は職場を暗くするものではけっしてなく、適切にコストを削減すれば経営も従業員も幸せになれるという本。
最も、コピー用紙の裏は使うな、蛍光灯の間引きは節約にならないなど、自分の会社でもやっているこを批判されるのは耳が痛い。全社員でこの本を一読してみるべきかもしれない。
印象に残った言葉は以下
・削減できた電気代の三分の一を給与として支給する
・下がらないのは、その利用状況が見えていないから
・コストマネジメントではなく、コストをデザインしている。 -
効果の薄い改善活動をひたすら一生懸命に行う輩は、世の中にたくさんいるらしい。やるべき改善とは、絶対額の多いものか、額は小さいが簡単にできるもの、それ以外あっさりと切り捨てるべき。本書を読んで、「1兆円も借金があるのに、文房具代をケチっていた」ゴーン前にの日産を思い出しました。
-
図書館
-
コピー用紙なんて、せいぜい10銭程度。それよりもどうしてコピーミスが起きるかを考えた方が良い。