「粉もん」庶民の食文化 (朝日新書)

  • 朝日新聞社 (2007年9月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784022731654

みんなの感想まとめ

日本の庶民食文化をテーマにした本は、お好み焼きやもんじゃ焼き、うどんなど、粉を使った多彩な料理を取り上げています。各料理の魅力や背景を知ることで、より深く楽しむことができる一冊です。著者の文章は軽快で...

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りて読み。

    讃岐うどんはさ、香川って南に四国山地があって夏の雨が降らなくて、貯水のためにため池がたくさんあって、夏には早明浦ダムの貯水率が夕方のニュースで毎日放送されて、で、稲作に向かないから小麦が栽培されて、その結果うどん食が盛んになったんだっけ…(うろおぼえ)みたいなことを考えていた時に、じゃあ大阪は?粉もの文化だけど、あの辺って少雨だったりするっけ?小麦栽培って盛んだっけ?と疑問に思った流れで借りてきた本。


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    p13 海の幸、肥沃な平野部が周囲にあって、野菜はもちろん、菜種油や良質な小麦まで多様な素材、浅漬けで人気の水なすも大阪浪速の在来種だ。地物だけでなく、昆布やかつお節といった遠隔地の食材から、おだしの味わいを産みだし、庶民の味覚文化も発達させ、江戸期にはさまざまな安うてうまいもんを商う屋台が誕生していった。
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    そこからうどんが食べられるようになり、戦後はメリケン粉を使って(米食に変わる小麦食の)代用食文化が始まり、普及した…。という流れなんだろうけど、そんなに小麦の栽培が大阪近辺で盛んなイメージがないのであった。かつて、江戸時代とかはそうだったんかなあ。

    ・p75で紹介されている木下敬三『さぬきうどんの小麦粉の話』は読んでみたいぞ。

    ・p76あたり、製粉技術の発展の途中に粉塵による大爆発という悲惨な事故も多かったが、という箇所。そんなに農産物の粉塵で粉塵爆発とか起こってたの…?と思ってwikipediaなど調べてみたがけっこうあるのね…。金属の粉塵爆発は危険物取扱者試験の時に勉強したけど、そっか、農産物もあるんだ…。

    ・p81 石臼の用途として、食べもの以外にも顔料や火薬を作るためにつかわれたと。戦国時代が終わり、江戸時代に入って石臼の平和的な利用がすすみ、食文化もますます発展とな。火薬を石臼でつくる…マンガ『Dr. Stone』でそんなシーン見たような気がする。

  • [ 内容 ]
    タコヤキ、お好み焼き、もんじゃ焼き、うどん、おやき……全国津々浦々にある粉食品「粉もん」を、足と舌と膨大な時間を使って巡った、驚きと発見の書。
    たこやきのルーツと言われる「ラジオ焼き」とは?
    茨城県大洗がもんじゃ焼きの古里って本当?
    讃岐うどんから生まれた「大阪ぶっかけうどん」とは……。
    日本だけでなく、アジア各地まで足を伸ばし、文化人類学的考察をも加えた瞠目の書。

    [ 目次 ]
    第1章 粉もんのアイドルたこ焼き誕生
    第2章 粉もん軸の食文化論―B級グルメ隆盛を可能にした製粉の技術革新
    第3章 麺類万歳
    第4章 ふるさとのおやき
    第5章 粉もんの地位―代用食の時代とアメリカの小麦戦略
    第6章 粉もんロードの終着点―もんじゃ、にくてん、お好み焼き
    第7章 対談粉もん礼賛―石毛直道×熊谷真菜
    付録 めっちゃ楽しい、ホンマにおいしい、粉もんレシピ(巻末から)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 「ふりかけ」と同じ著者の本。やはり、いい塩梅の文章。内容に興味があるかどうかはともかく、文章力ってのはこういうのを言うんだろう。

  • さすが粉もんの女王!ツボを見事についています。粉研究に欠かせない一冊。

  • お好み焼きやたこ焼き、いわゆる粉もんと呼ばれている食文化について、細かくかつ広く論じている。そばうどんやパスタも粉もんとして、いろいろと取り上げすぎているため、まとまりに少し欠けるが、B級グルメといわれているものの大切さについても触れている。

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著者プロフィール

西宮市生まれ。立命館大学の卒論のテーマにたこやきを選んで以来、たこやきの調査、研究の第一人者として活躍。代表作は『たこやき』(講談社文庫)。日本コナモン協会会長。

「2003年 『大阪たこ焼33ヵ所めぐり2003年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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