シャネル 最強ブランドの秘密 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞社
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本棚登録 : 137
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022732002

感想・レビュー・書評

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  • シャネルは以前のクチュリエたちのモード(メイドに着せてもらわなければならない服)を、働く女の為のモードに塗り替えた。
    飾り立てることを嫌い、実用的なものを好んだ。
    エピソードとして面白かったものは、
    以前の飾り立てたモードのアンチテーゼとしてイミテーションジュエリーを考え出したこと。
    現在のアクセサリーはシャネルが作ったのだ。
    こういったブランドの本質を少しとはいえ知ると、今まで興味がなかったにも関わらず欲しくなるのが
    一般人の性だ。しかし、ココ・シャネル自身は「着たきり雀」で同じスーツを何年も愛用していたという。流行を作り出すことは彼女にとって、商売でしかない。
    「廃れるのがモード」と言いつつも、自分自身は
    上質なものを長年使い続ける。
    シャネルというブランドを追うミーハー側の人間ではなく、ココ・シャネル自身のように自分を持つ、強く美しい人物に少しでも近づくことができるように努力していきたい。
    シャネルというブランドではなく、ココ・シャネルという人物について知ることのできる一冊。
    ただし読み終わったあとは、シャネルが欲しくなるのでご注意を。

  • 著者は本当にシャネルが好きなんだと思う。
    ただそれだけがわかる本。ブランドに詳しくない人には読みにくいだろう。

  • 言わぬが花の美学、「知らない」のが贅沢。色んなことに葛藤してる今だからこそ響く言葉があった。「高価な宝石をつけたからって、女が豊かになるわけではない」は心に刻んで生きていきたい。シャネルのような女性になりたい、と思う一冊だった。

  • 2017年19冊目。

    ショルダーバックやリップスティック、シンプルで実用的な洋服、ショートカット、ブラック。これらを全てシャネルが生み出したものだったとは。
    彼女の時代に対する強いアンチテーゼがこの伝説の存在にさせたのはいうまでもなく、またその常識にとらわれない自由な発想力や、自分のセンスを信じて突き進む推進力の凄さにも感嘆した。

    シャネルの残した力強い言葉の数々は、ブランドだから、高価だからという理由でシャネルを身につけている浅はかな女たちにも衝撃を与えるだろう。

  • 最強かはともかく他と一線画すのが解り良かった

  • 170〜171
    お金、それこそ自由への鍵なんだと。

  • シャネルという女王の凄まじい哲学の片鱗を感じさせる本書、テーマが面白いだけで著者の力量は感じかなかった。別書にてシャネルを訪ねたい。

  • ファッションというものは、人間の感覚においての先鋭的なものをくみ上げられるんじゃないかと思うのです。言葉も論理も追いつかない感覚の早さ、その最上級の早さでもって動く世界が、当時のファッション業界だったかもしれないです。
    それゆえに、1920年代のファションの世界に、ポストモダンが見えたりします。

  • シャネルのことを何も知らなかった私には色んなエピソードが新鮮でした。ただ、同じエピソードが繰り返し出てくる感じで、味付けがくどいという、他のレビューに共感。ココ・シャネルの凄さがわかったのは収穫。

  • 著者は山田登世子。
    ファッションブランド論の大学教授らしい。

    シャネルについて僕が知ってたのは、あのロゴマークだけ。
    読んでみて、
    「女による女のためのモード」
    「古く、長く続くものを良きとする」
    その一方で「モードは早く死んだほうがビジネスになる」
    「著作権無用論」


    著作権無用論は新鮮でした。裏付けとなるオリジナルへの絶対の自信っては、シャネルならではなのかもしんないが。

    商品サイクルの短さは、ビジネスリスクの高さを示すものだと思っていたが、シャネルの考えは逆。
    だからこそ、次の流行・次の需要が生まれる→ビジネスが成り立つ。

    ふーん。
    なるほど。電機メーカーもそうだろうな。だから多額のR&D費。だから無借金。そうかも。

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著者プロフィール

1946年生まれ。愛知淑徳大学名誉教授。フランス文学。著書に『メディア都市パリ』『モードの帝国』(ちくま学芸文庫)『晶子とシャネル』(勁草書房)『ブランドの条件』『贅沢の条件』(岩波新書)など。訳書に、バルザック『従妹ベット 上・下』『風俗研究』(共に藤原書店)など多数。

「2015年 『「フランスかぶれ」の誕生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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