姜尚中の青春読書ノート (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 129
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022732040

作品紹介・あらすじ

夏目漱石、ボードレール、丸山真男。悩める少年・永野鉄男が、政治学者・姜尚中になるまでに、いったい何があったのか。だれもが読んでおきたい5冊の古典でたどる、注目の論客の、青春の軌跡。

感想・レビュー・書評

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  • 著者が若い頃に大きな影響を受けた5冊の本についてのエッセイです。取り上げられているのは、夏目漱石『三四郎』、ボードレール『悪の華』、T・K生『韓国からの通信』、丸山真男『日本の思想』、そしてマックス・ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』です。

    『三四郎』について語った章では、熊本から上京して絢爛たる消費文化が花開く大都会・東京のありようを目にして著者が屈折した気分を抱くことになり、そうした気分と漱石のメランコリーと重ね合わせた著者の青春時代の思い出が語られます。

    T・K生の『韓国からの通信』という本についてはまったく知らなかったのですが、「在日」でありつつ「反共」の立場を選び取った著者の逡巡が語られています。

    ウェーバーの『プロ倫』に関しては、現代のグローバルな金融資本主義を、ウェーバーの論争相手だったウェルナー・ゾンバルトの見解になぞらえ、それを「賎民資本主義」と批判したウェーバーの思想を学ぶことで、オルタナティヴな可能性を切り開いていく展望が語られます。

  • 新書 S019.9-アサ-104 200046225

  • ただの読書録ではない。姜尚中の精神形成の記録として面白い。

  • じっくりと読書をする、自分を振り返りつつ本を読む。そんな読書の仕方を教えてくれる一冊。若いうちには色んな本を読まねばならないな、と思ったのでありました。

  • 単なるお勧め本の紹介と思いきや、姜尚中先生の成長の歴史でした。今や落ち着いた声で紳士の姿が印象的な先生ですが、学生時代はかなり葛藤していた姿が伺われます。そして夏目漱石がお好きなのがよくわかります。さいごのマックス・ウェーバーのくだりはなかなか難解ですが、姜先生の解説付きで読んでみたら面白そうだと思います。

  • 思っていたよりも硬い本ばかりで読むのに難渋しました。
    自分の力不足でした。

  • 時々、無性に読みたくなる。

  • [ 内容 ]
    夏目漱石、ボードレール、丸山真男。
    悩める少年・永野鉄男が、政治学者・姜尚中になるまでに、いったい何があったのか。
    だれもが読んでおきたい5冊の古典でたどる、注目の論客の、青春の軌跡。

    [ 目次 ]
    第1章 TOKYOが何だ!―夏目漱石『三四郎』(龍田山と三四郎池 「東京は太かねぇー」 ほか)
    第2章 光栄ある後衛になる―ボードレール『悪の華』(魔の季節十七歳 「死」を垣間見る瞬間 ほか)
    第3章 歴史は後戻りしない―T・K生『韓国からの通信』(命がけの記録 日本とアジアが動いた一九七〇年代 ほか)
    第4章 すれっからしはブレない―丸山真男『日本の思想』(唯一の「入門書」 『日本の思想』の書かれた時代 ほか)
    第5章 資本主義はどこへゆく―マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(もみの木の木陰にたたずむ墓 「意味」へのこだわり ほか)

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  • 読みやすい文章で,これらに書いてある本を読んでみたくなりました。

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著者プロフィール

姜 尚中(かん・さんじゅん)
1950年、熊本県熊本市に生まれる。国際基督教大学準教授、東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授などを経て、聖学院大学教授、同学長を歴任。東京大学名誉教授。専攻は政治学、政治思想史。

「2017年 『原子力発電と日本社会の岐路』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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