カラシニコフ自伝 世界一有名な銃を創った男 (朝日新書 106)

制作 : 山本 知子 
  • 朝日新聞出版 (2008年4月11日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022732064

カラシニコフ自伝 世界一有名な銃を創った男 (朝日新書 106)の感想・レビュー・書評

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  • 今ではタリバンやISからソマリアの海賊まで世界中の”やから”御用達のカラシニコフAK47を開発したオッさんの自伝です。

    インタビューを自伝風にまとめたもので俺たちの時代は苦労しただの、俺の開発したものはとにかく優秀だったんだぞなど自慢話のオンパレード。
    旧ソ連時代にそれなりにいい思いしていたためか、現在のロシアの拝金主義や若者の風紀の乱れには誠にご立腹のようですな。
    そのわりに自分は結婚する前にすでに他所に子供作っていたりするのですが、それは別に悪びれる様子もなく…

    どうやら自らのカラシニコフは暴発気味だったようです

  • 偶然見つけたが当たり。世界中で使用されているなんて本当にすごいけど、当時のソ連の武器指定のプロセスってしっかりしてるんだなあって感心した笑

    最近ソ連がすごく気になっているので、当時のソ連指導者たちの記述は大変面白かった

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4022732067
    ── エレナ・ジョリー/山本 知子・訳《カラシニコフ自伝 ~
    世界一有名な銃を創った男 20080411 朝日新書 106》
     
     カラシニコフ 技術中将 19191110 Russia 20131223 94 /銃器デザイン
    /Михаи́л Тимофе́евич Кала́шников
    /194110‥ 戦傷/1946 AK-47/2004 ウォッカ/2005 時計/20091110 連邦英雄
     
    (20131225)
     

  • かなり良かった。
    独創性の萌芽は、豊かな経験と知識の上に成り立つのだと改めて感じた。
    それに加えて、チームワークや偶然(運を引き寄せる努力も含めて)を蔑ろにしていない所に感銘を受けた。

    後、ロシアの印象が変わったのは大きい。

  • 通読

    世界で最も使用されている銃「AK-47」(アフタマートカラシュニカーヴァ)製造者 チモフェイ・アレクサンドロヴィッチ・カラシニコフの自伝。「戦争も軍隊もない世界は確かに理想だ。その理想に向けてあらゆる努力がなされなければならない。だが、軍隊なしで、はたして平和を維持することができるのだろうか?とても難しいと私は思う。」粛清荒れ狂うソ連で生まれ、激動の時代を生きたカラシニコフの言葉は我々の平和のあり方への示唆に富んでいる。

  • シベリアでの少年時代の悲惨な生活と、年老いてから娘を失ったあたりは読むのがつらかった。
    その間のサクセスストーリーは、カラシニコフ銃の設計・製作・改良についてはそれほど技術的には解説されていないので、すごさが伝わってはこず、いまひとつだった。
    一番言いたいことは最後の章なのだろう。古きよき明治に対する古きよきソ連、というところなのだろうか。

  • (読んでからだいぶ経っているのであまり覚えていませんが)
    ソ連時代にAKを開発した、カラシニコフ氏自身が語った自伝。兵器に関わったきっかけや、今の活動が語られていますが、ソ連だけでないく世界中で使われている銃を開発した方の割に、意外と質素です。苦労されたのだと思われます。
    帯にも書かれていますが、ペレストロイカのおかげで過去のことも自由に語ることができるようになった、という言葉が印象に残ります。

  • 旧ソ連が開発した軍用自動小銃AK47。

    この銃はそのババナ型の弾倉と第3世界の紛争などで多用されていた事から、名前は知らなくても見た事はあるという方も多いのではないでしょうか。

    ミハイル・チモフェエヴィチ・カラシニコフ。

    彼がこの銃の開発者で、AK47とその派生品は彼の苗字からカラシニコフとも呼ばれています。


    本書は題名の通りそのカラシニコフ氏の自伝です。

    #自伝と言いながら、著者がエレナ・ジョリーと聞きなれない名前。
    #彼女はカラシニコフ氏の娘の長年に渡る友人で作家兼ジャーナリストのフランス人。

    #本書は彼女が行ったカラシニコフ氏へのインタビューを基にして書かれたとの事。

    全7章からなり、彼の子供時代からソ連崩壊後の現代までの人生を、時に現代ロシアに対する彼の否定的な見方を交えながら描いています。


    本書に書かれている彼の個人史を以下に抜粋。

    実家が豊かと決めつけられ一家全員でシベリア送りにされたスターリン時代の苦労や流刑地からの2度にわたる脱走。

    そして(日本ではノモンハン事件のソ連側指揮官として知られている)ジューコフ将軍に才能を見出され、軍の装備開発に取り掛かるもナチス・ドイツとの戦いが始まり戦場へ向かう。

    戦場では負傷した状態で敵地に取り残されるが、仲間と共に必死に脱出。

    脱出後、高性能の軍用銃の必要性を痛感。
    病院内で時に1日100回もスケッチをし直す程、熱中して新式銃の開発に取り組む。

    その後、様々な軍用銃のコンペに参加するがことごとく落選。
    自信を失いかけるが、周囲の励ましに助けられAK47を完成。

    この銃の開発に成功したことにより、旧ソ連の最高会議の代議員に選出される。

    と言う物です。


    他には、

    西側水準ならばともかく、旧ソ連水準ではとても恵まれた生活を送ってきたし、今も送っているが、AK47関連の特許収入などは1カペイカ(100カペイカで1ルーブル)たりとも受け取っていない。

    AK47がテロリストの武器になっているのは悔しいが、自分の責任ではない。

    などと主張。

    また、全般的に現代ロシアに対して否定的な考えを持っているようです。


    最終章の7章「雑記」以外は各章の冒頭に時代背景の解説が載っており、当時のソ連社会がどの様なものであったか、カラシニコフ氏がどの様な立場だったか等を知ることが出来、ソ連・ロシアの歴史にあまり詳しくない方でも戸惑わずに読めるのではないでしょうか。


    父をシベリア流刑時代に失ったこと。
    それでもスターリンを肯定していること。
    妻や子供たちへの愛情。

    それらが率直に書かれており、人間は単純ではないと感じさせてくれる内容です。


    カラシニコフと言う世界に多大な影響を与えた銃に興味をお持ちの方は勿論、銃には全く興味がないという方にとっても、厳しい状況下に置かれた人間の人生を知るという点で有意義な内容と言えるのではないでしょうか。


    一読をお勧めします。

  • AK47で有名なカラシニコフの自伝。
    カラシニコフさんは発明好きで真面目な人という印象。
    激動のソ連に翻弄された人生。

  • [ 内容 ]
    旧共産圏の軍隊からテロリストまで、世界一有名な自動小銃「カラシニコフ」。
    その銃「AK-47」を開発したカラシニコフ本人の語りおろし自伝。
    スターリン時代、シベリアに強制移住させられた幼少期から、一兵卒から銃設計者として見いだされ、旧ソビエト最高会議代議員に上りつめるまでの波乱の人生を描く。

    [ 目次 ]
    第一章 隠された悲劇
    第二章 一介の兵士から銃器設計者へ
    第三章 AKの誕生
    第四章 唯一の銃器
    第五章 ソ連・ロシアの指導者たち
    第六章 祖国と外国
    第七章 雑記

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