一日一生 (朝日新書)

  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 898
レビュー : 123
  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022732385

作品紹介・あらすじ

現代の"生き仏"と称される酒井雄哉・大阿闍梨の慈雨の言葉。なぜ生きるのか。どう生きるべきか。苦しみや死をどう受け止めたら良いのか。人生に迷い悩むすべての人に。

感想・レビュー・書評

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  • 昔々CMではやった、「一日一善」のような道徳ではありません。

    「一日が一生と思って生きる」
    一日が一生だな。
    今日失敗したからって、へなへなすることはない。
    落ち込むこともない、明日はまた新しい人生が生まれてくるじゃない。
    今日を大切にしなかったら、明日は有りませんよってことでもある。
    今が一番大切だってことだよ。

     先日87才で亡くなられた酒井師は、比叡山の山々を7年かけて修行で
    回る荒行、千日回峰行を2度満行されています。どれだけ偉い修行僧なの
    かと思いきや、気さくで自然な語り口と、若い頃の苦労と無茶は、大阪の
    オッチャンといった雰囲気です。

     自然とともに生きること、自分も自然の一部であり、生かされているとい
    うことを感じるときに、心のありようも変わってくるのかもしれません。

  • 著者は比叡山の大阿闍梨.7年かけて約4万キロを歩く荒行「千日回峰行」を2度満行.
    ここまで達観すると神の領域.

    ・知りたいと思ったら実践すること.
    ・学ぶことと,実践することは両輪.
    ・ゆっくりと時間をかけて分かっていくことがある.
    ・「一日」を中心に生きる.
    など

    言うは易し,行うは難し・・・

  • 阿闍梨というからにはどれだけすごい人なんだと思うが、文体から感じられる物腰はものすごく柔らかい。でも、物凄い修行を行なってきている人だけにその時どきに感じられた事がずっしり書かれている。
    謙虚でいることの大切さを再確認した気がする。

  • 天台宗の教えとして、教行一致に感銘。
    教えを知っているだけでは、何もうまれない。
    教えと行いが一つになって、意味がある。
    知っている事に満足する事に意味はない。
    常日頃から心がけたい。

  • 一日一生という考え方、自分自身やっぱり過去、未来についてあれこれ思いを巡らせて、進めないこともあるけれども、今日のことは今日でおしまい。また明日生まれ変わるという話に目がさめる思いがしました。
    これから一日一日を大切にして、勉強と実践、考えることを続けていきたいと決意新たにできる本でした。

  • 何をやるにしても「何のために、何をもって」と考える。
    一隅を照らす
    温故知新
    肝心なのは答えを得ることじゃなく、考え続けること。

  • 一日が一生とは、いったいどういうことなのか?
    気になった言葉を紹介します。



    ■今日の自分は今日でおしまい。
    明日は新しい自分が生まれてくる。
    一日が一生。

    今日失敗したからって、へなへなすることない、落ち込むこともない、明日はまた新しい人生が生まれてくるじゃない。
    それには今日を大切にしなかったら、明日はありませんよっていうことでもある。
    今が1番大切だってことだよ。
    今自分がやっていることを、一生懸命、忠実にやる事が1番いいんじゃないのかな。



    今この瞬間を大切に、精一杯生きるって意味ですかね。
    一日が一生と思ったら、毎日丁寧に過ごさないといけないって気になります。



    ■自分なりに腑に落ちると、人はついそこで考えるのをやめにしちゃう。
    でも、答えがわからないといつまでも考えるだろう。
    肝心なのは答えを得る事じゃなく、考え続ける事なんだ。



    ゴールを設定しちゃうとそこで進化が終わってしまうよね。
    何事も常に前進あるのみ!





    最後にこの言葉に激しく同意したので紹介しておきます。

    ■習慣っていうのは人の感覚を狂わせてしまう。
    どんなに正しいと思うことでも、もしかしたらいろいろなことにとらわれてそう見えているだけかもしれない。
    自分がどんな立場でそれを見ているかということをいつも確かめないといけない。

    世の中争い事が絶えない。
    本当は同じものを見ているのに、角度や視点、経験、見方が違うだけで、案外簡単に左右されてしまう。
    争いになった時は、とにかく相手を負かそうと躍起になったり、自分は絶対に正しいということを主張しがちだけど、どうして意見が違うんだろうと考えたり、根本的な原点はないかと探してみる姿勢が大事。
    物事をひとつだけ見てやっちゃいけないっていうこと。


    このような考えができない人が残念ながらほとんどじゃないでしょうかね?
    心当たりないですか⁈

  • 「一日を一生のように生きよ、明日はまた新しい人生」。 現代の〝生き仏〟と称される酒井雄哉・大阿闍梨の慈雨の言葉集。
    生々流転を経て、比叡山・千日回峰行を二度満行、いまだ歩き続ける。なぜ生きるのか。いかに生くべきか。 人生に迷うすべての人に。 「あせらず、あわてず、あきらめず、無理をしない」
    「仏さんには、なんもかんもお見通しかもしれないよ」 【目次】
    第一章 「一日一生」
    ・一日が一生、と思って生きる
    ・身の丈に合ったことを毎日くるくる繰り返す
    ・仏さんは、人生を見通している
    ・足が疲れたなら、肩で歩けばいい
    ・ありのままの自分としかっと向き合い続ける
    ・人からすごいと思われなくたっていいんだよ
    ・「一日」を中心に生きる
    ・人は毎日、新しい気持ちで出会える
    第二章 「道」
    ・生き残ったのは、生き「残された」ということ
    ・長い長い引き揚げの旅が教えてくれたこと
    ・同じことを、ぐるぐるぐるぐる繰り返している
    ・どんな目にあったとしても
    ・人の心には闇がある
    ・ある日突然、妻は逝ってしまった
    ・人生の出会いはある日突然やってくる
    ・仏が見せた夜叉の顔
    ・自分は何のために生まれてきたのかなにするべきか問い続ける
    ・その答えを、一生考え続けなさい
    第三章 「行」
    ・衣を染める朝露も、いつしか琵琶湖にそそぐ
    ・歩くことが、きっと何かを教えてくれる
    ・知りたいと思ったら、実践すること
    ・仏さんが教えてくれた親子の情愛
    ・息を吸って、吐く。呼吸の大切さ
    ・仏はいったいどこにいるのか
    ・身の回りに宝がたくさんある
    ・学ぶこと、実践することは両輪
    ・ゆっくりと、時間をかけて分かっていくことがある
    第四章 「命」
    ・ほっこち温かな祖父母のぬくもり
    ・大きな父の背中におぶわれた冬の日
    ・子供はおぶったりおぶわれたりして育つ
    ・夜店で母が隠した父の姿
    ・心と心が繋がっていた父と母
    ・東京大空襲の時に鹿児島で見た夢
    ・死を目前とした兄と弟 ・一生懸命生きる背中を子供に見せる
    ・命が尽きれば死んで、他の命を支えるんだよ
    第五章 「調和」
    ・桜は、精いっぱい咲いている
    ・人は自然の中で生き、生かされている
    ・重い荷物を負う中国の子供たちにみた「大志」
    ・心のありようはいろいろなものに作用される
    ・本当は同じものを見ているのかもしれない
    ・まだ、たったの三万日しか生きていないんだなあ

  • 1日が終わればまた新たな1日が始まる。
    1日1日を真心込めて精一杯生きる。今が一番大切。
    困難も苦労も跳ね飛ばして自分の人生を大きな目で見つめて自分の道を歩いていく。
    生きとし生けるものの命はみな繋がっている。
    このような気づきを与えてくれる本だった。

  • 「今朝のNHKで村木厚子さんが紹介!」とか書かれてブクログのトップに載っていた。ぼくが去年秋にこれを買ったのは、この東京をぐるぐる走り回っている時に常々、これは千日回峰行なんだ、と自分に言い聞かせるように堪えて日々を送っていて、いま多少楽にして森の公園をぐるぐる散歩しながら、これも千日回峰行なんだ、と心でたまに呟いている。山ごもりとか出家とか修行について調べている時に千日回峰行を二回やった猛者! みたいな記述で酒井氏の名前を見掛け、本書を買ってみた。配偶者に逃げられて追いかけたら自殺されたとか、苦しみを経て四十を過ぎてから出家とか、わかりやすいところですごい。なんですごいかというとぼくとさして変わらないからだ。大阿闍梨はぼくと同じような道を歩かれていた、ぼくは自殺はされていないけど。そしてほんとにこう書いてある、
    「戦後、荻窪の駅前でラーメン屋をやってたことがあるんだ。今でも材料あったらチャッチャッチャッて作っちゃうよ。今と同じですよ。朝起きて、仕込んで、材料買いに行って、お昼にお店開けて、夜中に閉めて、寝て、六時ごろに仕込みして。くるくるくるくる……。もしここに屋台があったらラーメン屋のおやじだな。形は違うけどやってることは同じなんだよ。」

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