ゴーン道場 (朝日新書 143)

  • 朝日新聞出版
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022732439

感想・レビュー・書評

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  • カルロス・ゴーン氏のQ&A。

    以前テレビ出演されていたゴーン氏の考え方が
    とてもシンプルで、発言も難しいことを言っているのではなく、
    とても平易で理解しやすかったことから、
    氏の発言をもっと多く読みたくて、手に取った本。
    ゴーン氏の経営哲学のほんとうに入門書としていいかも。

    なるほど、と思われる発言から、
    近所のおじさんが発言しているような身近でわかりやすい発言まで、
    リストラの鬼のように言われる行動からは
    こんなわかりやすい考えに基づいている人なのかと、
    少し意外に感じる内容です。

    個人の人格や考え方に対して、経営行動というのは、
    その表れ方はもちろん、人の受け止め方も千差万別で、
    だから経営は難しい決断の連続であるとも言えるし、
    だから人間は面白いとも言える、
    ということがわかる、なんだか不思議な本でした。

  • 「共感能力」(empathy)理屈を超えて他者と気持ちを通わせる力、相手への理解、直観力が大切。教育やコーチングの重要性。うーん。当たり前の事だけれど、実際の職場にはなかなかないものかもしれない。

  • これはビジネス書というよりは啓蒙書なので、内容をとやかく言ってもしょうがないが、まあ書いてあることは、当たり前のことだけ。当たり前のことができないとダメ、ってことかもしれないけど。
    一問一答式になっているんだけど、これ、質問者が良くないんじゃないかな、同じような質問が重複しているし。
    読んで「ああそうですか」で終わってしまう本。

  • 日産のゴーン社長が自らの考えをQ&A形式でまとめらているため、数時間もあれば読破できるものと思います。どちらかというと、役職に就かれている方が読むと有意義な内容が多いと思いますので、本書を手に取る際はご注意を。

    情報共有には、メール、電話、対話など様々な方法がありますが、ゴーン社長は「対話」での情報共有を好んでおられるそうです。昨今、メールの利便性に頼り、面と向かって話しをするのが苦手な方が増えていますが、直接会って話しをすることにより、表情や空気など、メールや電話では伝わらない情報も入手できるため、対話の重要性を再認識させられました。賃借料を考慮し、部署毎に別の建屋を借りることは多々ありますが、同じ建屋で仕事することにより、直接対話できる機会が増えるため、組織力の向上につながるのではないか?と思いました。

    その他、心に残しておきたい点は、「様々な分野の本を読むことで、新しい発想を身につけることができる」ということでしょうか。

    いろいろと書きましたが、本書でなくともその他ビジネス書に書いていることが多い内容だと思いますので、必読というほどではないと思います。ゴーン社長の考え方に触れてみたい方は手にとって見てはいかがでしょうか。

著者プロフィール

ルノー会長、日産自動車会長、三菱自動車工業会長
1954年生まれ。フランス国立理工科大学を卒業。1978年ミシュラン入社、ブラジルミシュラン社長、北米ミシュラン社長を歴任。1996年ルノー入社。1999年日産自動車COOに就任し、2000年同社社長に。2005年ルノー社長、2016年三菱自動車会長。2017年4月に日産自動車会長に就任し、現在に至る。著書に『ルネッサンス』『カルロス・ゴーン経営を語る』

「2018年 『カルロス・ゴーン 国境、組織、すべての枠を超える生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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