久世光彦vs.向田邦子 (朝日新書)

著者 : 小林竜雄
  • 朝日新聞出版 (2009年2月13日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022732606

久世光彦vs.向田邦子 (朝日新書)の感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    「時間ですよ」や「寺内貫太郎一家」をつくったドラマ演出の奇才、久世光彦は、作家・向田邦子を最も“理解”する男だった。
    “向田邦子新春スペシャル”“向田邦子終戦特別企画”を執拗に作り続けた思いとは…。
    久世が演出した“向田世界”は、向田邦子作品の、どの部分を紡いで描かれたものなのか?
    のちに小説家となる久世には、“六歳上の姉”である向田への意地と嫉妬があった…。

    [ 目次 ]
    序章 誇りと怒り
    第1章 師匠と弟子
    第2章 それぞれの道
    第3章 “向田邦子から遠く離れて”の苦闘
    第4章 “向田邦子新春スペシャル”シリーズに秘めたもの
    終章 死のある日々

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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • このお二人の関係って、どうだったんだろう・・・って、ずっと思っていた。ので、すぐに購入。納得したような、しないような。

  • 前から読もうと思っていて、やっと入手。おもしろい!!やはり本人では書きにくい部分を、第3者の目で追う。とてもおもしろい。
    手元においておく。

  • おもしろかった
    向田邦子ドラマがどうして設定自体に暗さがあるのかよくわかった。久世の『陛下』などの作風と三島作品との関連を読んでなるほどと納得した。

    この本には斉藤史や幸田文『おとうと』、露伴父子のドラマ化、漱石に絡んだ作品など、最近興味を持っている歌人や作家の周辺にふれてあるのでいっそう興味深かった。

    初めての著者だったが、他の作品も読んでみたい。★は4以上

  • プロデューサーとしてのTV作品が好きだ。
    でも、多分、文章として書かれた作品は読まないような気がする。
    向田邦子の言う、
    「もって回った言い方」「ペダンチック」
    がそのまま当てはまるような気がするからだ。
    脂の乗り切ったところで、本人の預言どおり「爆死」した
    向田邦子を崇め奉るつもりはさらさらないが、
    (彼女にだって良いところも悪いところもある)
    やはりチカラの差は歴然としている。
    もちろん、つくり手の性差によるものもあるのだろうけど。
    服で言えば、山本耀司と川久保玲みたいなものか。
    単なる、好みの問題なのだろうか。

    余談だが、長年モヤモヤしていた「悠木千帆打上げ暴露事件」の
    真相がわかってすっきりした。これだけでもめっけもの。

    2009.03.

  • 追いかけても追いかけても追いつけない。
    それが初恋の人への思い。

    回りくどくて不器用で物凄く計算高くてエロチック。
    向田邦子という作家を美化し、持ち上げる人は後を絶たないが、彼女のずるさを見抜き、炙り出して、それでも
    いじらしく愛おしい女であるというイメージを作り上げたのは他ならぬ久世さんの偉業だといえるだろう。
    一過性で終わる筈だった彼女のきらめきを熾き火のように絶やさずともし続けたのは終戦記念ドラマを作り続けた久世に他ならない。

    久世さんの描く向田さんがかわいくていじらしくて妖艶だから私は好きになった。
    寺内貫太郎一家の放送よりも、彼女の何気ないエッセイよりも
    久世さんが描いた、逃げ水のようなあいまいにぼけた映像の中に鋭く光る彼女の眸の輝きに私は恋をした。

    難儀な男にほれられたもんだなぁ。
    触れもせで、そんな恋を極上だと思ってしまうあたしにはまともな恋愛は体験できないかな・・・

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