財務3表一体分析法 「経営」がわかる決算書の読み方 (朝日新書 174)
- 朝日新聞出版 (2009年5月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022732743
作品紹介・あらすじ
決算書から大切な数字だけを抜き出して「一体分析」オリジナル図を作成。会社の経営状況が簡単に分かる!会計の仕組みが「理解」できたら次は「分析」。細部に立ち入った勉強は今回も一切不要。この手法なら全体像をイメージで把握できる。ベストセラー『財務3表一体理解法』の著者が満を持して贈る新・会計勉強法第2弾。
感想・レビュー・書評
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当時の企業決算例に基づいて解説されていて頭に入りやすいですね。
と同時に、事例で出てきた企業の現在での変化も面白いところです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この人の会計本はスゴイ!
めちゃくちゃわかりやすいです。
ベストセラーになった「財務3表一体理解法」の続編。
前作は財務3表のロジックを説明した本だったけれど、
今回はそれを踏まえ、
「んじゃ、個々の会社はどうやって分析したらいいの?」
という問いに答えた本。
前作同様、目からウロコ状態。
会計勉強するなら、セットで読むべし。 -
マツダvs三菱自動車vs日産vsトヨタや、パナソニックvsシャープ、ドコモvsソフトバンクという対比で、PL/BS/CSの見方、考え方を解説する。非常に分かりやすく、しかも内容もしっかりしている。ただし、BSが左右バランスしていないもの(三菱自動車)に対する詳細な説明がないのが、残念。どういう会計処理をしたらこうなるのか知りたい。
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『財務3表一体理解法』の著者が、具体的な企業の財務諸表を取り上げて基本的な分析しています。
電機業界、百貨店業界、飲食業界、携帯電話業界、インターネット業界、商社、金融業界、それぞれの業界を代表する企業を対象にしています。主に比較的調子がいいところと悪いところの財務諸表を比較しているのですが、違いが財務諸表に表れているのがよく分かります。
分析に使うPLとBSのスケールを合わせた図表は単純ですが分かりやすいです。この作図マニュアルの説明があるのですが、これがExcelのフォーマットのセルの高さを揃えて手でブロックを数値に合わせて書いていくというものです。Excelを使うんだから、数字を入れたらグラフ作成機能で作れるようにすればいいのに。この人は文系の人なんだなと思ったら、経歴を見ると思い切り理系でした。(ITリテラシ...?)
それにしても、NTTドコモの財務力はすごいですね.... -
『理解法』に引き続き初学者に最適。タイトル通り「分析」に焦点を当て、実際のデータをもとに経年比較や企業比較をしていく。
分析の手法や視点を分かりやすく説明してくれるのでサクサク読める。それだけでなく、「財務3表だけでは、ここまでは読み取れない」「このデータだからといって、必ずしもこうとは限らない」といったポイントもちゃんと押さえてくれている。
本書を読んだ後は、実際に財務指標の意味をある程度理解し、分析するだけの力がつくと思う。 -
積読より。
時代も少し感じるが、前作からの実践。 -
初心者が財務分析のテキストを読むための準備として使うのが、この本の一番の使い道だと思う。
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「図解の達人」も併せて利用するといいです。
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『〜理解法』の続編。企業のお金の使い方を分析するための本。株を始めたい人は入門書として使えそう。様々な業界の財務諸表が図入りで載っていたので興味深い。
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pl にとどまらず、基本的な会計の考え方が分かる。勘定合って銭足らず、は聞いてはいたものの、それを実際の会計表を通して理解。目に見えにくいが、結構大事。そういえば、与沢さん?もキャッシュがなくて、破産した気が。
不正会計の行われ方とかの話が実際に行われていることと絡められていて良かった。
キャッシュフロー8の分類もとても参考になった。