- 本 ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022732804
感想・レビュー・書評
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読む前はどうせ再開発活性化万歳の類かと思ったが、不思議な吸引力があり、2008年に取り上げられた街を2023年の今に確認しようかと思う気になった。もちろん15年の歳月が当時の予想を大きく覆した事は見聞きするニュースで知っているのだが、この軽さのある文体が案外正しい「進化」を指し示しているんじゃないのかと思ったりする。
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なぜか妻が買ってきて読んでたので、拾ってボクも読んだ。2009年の本だけれど、今読むということは、いわば答え合わせのような感じ。だいたい言ってるようなトレンドで街の様子は移り変わっているようでもあり、でも、予測したとおりにいろんなところが新たに脚光を浴びたという感じもしない。メディアが伝える東京しか見られない(年に数回、お触りくらいに実物を見ることはあるけれど)立場からはその程度なのだけれど、妻は実にこれを、老後の南下政策の一環として読んでいるのである。本気でこれから住むべき場所を探すという目的からすれば、本に書いてあるようなことの答え合わせは重要だと思うのだが、本当に答えがわかるためには住まないといけないんだよね。
電車の駅はくっついていないといけないように書いてるんだけれど、程度問題じゃないかなとも思う。乗り換え駅が巨大な駅ビルだけを作り、周辺に街を作らないという例だってあると思う。なんだかんだ言っても、駅から人がはき出され、駅に人が入るという流れが大事だし、その駅自体が目的地でないなら、ちょっとだけ、移動距離があることも必要だと思うよ。 -
東京の街について研究しようと思い、読んだ。
著者の増田悦佐氏は、元不動産アナリスト。著者自身が東京を歩いて得た感触を元に書かれている。
東京という街を一言で言うのは難しい。しかし、この捉えがたいということが特徴だと主張する。つまり、東京とはカオスであり、モザイクであり、そのカオスにあらゆるものを飲み込む懐の深さが東京の魅力だと言う。
また、新宿、渋谷、池袋といった大繁華街を抱える駅や、吉祥寺や中野、高円寺といった独特の磁場を発している街について述べている。
カオスである東京の街をとらえるのは難しいが、この本を通して街を見る一つの視点が得られた。 -
伸びる、儲かるの論拠がいまいちわからない。
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色々な東京の街の背景というか歴史をしるのには、参考になる。
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学生街というのもいいし、鉄道から動く街というのも好き。
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東京進化「論」というよりは、東京進化「案内」といったところか。
思っていたよりかは読みやすかった。
10/09/26-138 -
東京の街の移り変わりについて。そこまで深く掘り下げてはいない。
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タイトルが興味深かった。
著者プロフィール
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