世界不況を生き抜く新・企業戦略 (朝日新書 185)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022732859

感想・レビュー・書評

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  • 2009年に出版された書籍ですので情報の古さは否めませんが、2009年当時に門倉さんが予想していた事柄と現状を比較してみるのも面白いかもしれません。イスラム教国々の政治的不安定と韓国経済の凋落は予測できなかった様ですが、書籍内に書かれている”有望な消費マーケットを見極める五つの基準”がわかれば専門家でなくてもある程度は予測できます。アフリカ諸国へのインフラ投資かな。。。

  • 企業戦略というレベルの話を自分が考えることが普段少ないからか、いまいちすっと頭に入ってこなかった。

  • 2008年9月のリーマンショック以降,輸出産業が総崩れしたことを受「外需頼み」のもろさを指摘する声が多いが,中長期で人口減少を続ける日本において内需主導の高成長は不可能。
    早い段階で中長期的に有望な市場を開拓し,リスクを背負って果敢に新しいタイプのグローバル戦略を強化していく企業こそ「100年に1度」の経済危機を乗り超えられる。

    というのがこの本における結論。

    新日鉄,ファーストリテーリング,フマキラー等のグローバリゼーション戦略の説明や,攻め込む消費マーケットとしてどこが有望かどうかの分析は興味深い。

  • 景気が悪いころに書かれた本ですが、ここ最近様々な所で語られている様々な話題について書かれています。

    特に、日本のインフラの輸出、韓国の躍進、資源戦争、新興国の話題などは最近雑誌の特集などで良く出てくるので、読んでみると理解が深まると思います。

    ただ、内容事態は普段経済誌を読んでいる人にとっては知っている話が多いかもしれません。

    もっとこの本は売れてもいいような気がします。

  • [ 内容 ]
    戦後最悪のマイナス成長が確実だ。
    輸出産業が総崩れしたことを受けて「外需頼み」のもろさを指摘する声が相次いでいる。
    しかし、反省すべきは「対米偏重」の貿易構造で、今こそさらなる海外展開の加速が求められているという。
    気鋭のエコノミストが企業生き残り策を大胆に提言した意欲作。

    [ 目次 ]
    はじめに 自国の内需拡大にこだわると日本経済は衰退する
    第1章 「新グローバル戦略」の必要性
    第2章 攻め込む消費マーケットとして、どこが有望か
    第3章 高速鉄道ルネサンスで世界制覇
    第4章 レアメタルの宝庫、アフリカ諸国を狙え
    第5章 韓国企業の「成功」に学ぼう
    第6章 日本企業がリードできる新分野は何か
    おわりに 「アニマルスピリッツ」を発揮して、新・グローバル戦略を強化せよ

    [ POP ]


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    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 日本も韓国のように戦略をもって産業の振興にのぞんでほしい。
    国が内向きのことばっかやってて、自分たちの利益ばっかり追いすぎて、結局国民の利益を減らしてしまっている。世界の中でやっていかれなくなる。
    大局を見通せるスケールの大きな官僚や政治家を期待したい。

  • 新興国市場へのアプローチ手法が書かれているが、事例としてあげられている企業が元来海外競争力を持つ大企業ばかりで、当然だが全ての企業に当てはまるわけでは無い。ただBRICs,VISTA各国の市場現状、特徴が纏められているので勉強になった。韓国企業のブルーオーシャン戦略についても理解することが出来た。

  • 0/1

  • 知っていた大手がこんなことしてるんだな…と思った。
    近年注目されている途上国がよくわかるね!
    これからの国際経済を軽ーく知りたいならお勧め!
    ちなみに私は最初は面白かったけど途中であきました。

  • 言っている事はもっとも、でも実践は難しい…特に出遅れている企業にいる身としては

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著者プロフィール

神奈川県立横須賀高等学校出身。慶應義塾大学経済学部卒業。浜銀総合研究所入社。1999年日本経済研究センターへ出向。2000年シンガポールの東南アジア研究所(ISEAS)へ出向。2005年6月まで第一生命経済研究所経済調査部主任エコノミスト。2005年7月からBRICs経済研究所代表。2007年同志社大学大学院非常勤講師。日本で初めて地下経済の研究に取り組み、地下経済に関する著作も多数発表している。またワーキングプアの啓蒙書も多数発表。BRICsに続く経済発展が見込まれる国々として、ベトナム・インドネシア・南アフリカ・トルコ・アルゼンチンを総称したVISTAという造語を提唱した。

「2018年 『日本の「地下経済」最新白書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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