週刊誌は死なず (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022732927

作品紹介・あらすじ

新聞では書けない、テレビでは言えないことをやり、国民の知る権利に広く応えることが、週刊誌ジャーナリズムの原点である。だが、雑誌を取り巻く環境は急激に変わりつつある。続々と休刊に追い込まれ、発行部数も減少の一途をたどっている。名誉毀損による高額の訴訟が増え、週刊誌はタブーに挑戦しなくなった。これからの週刊誌ジャーナリズムがどう生き残るか、「日本で一番危険な編集者」が熱く問う。

感想・レビュー・書評

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  • 3月17日 漫画週刊誌の日

  • 週刊誌ジャーナリズムの現状、歴史を「週刊現代」編集長時代の経験など豊富な実例をもとに分かりやすく解説、そして熱く語る書。近年何かと叩かれたり、毛嫌いされることの多い週刊誌だが、その意義、面白さが説得的に語られ、ちょっと買ってみようかなという気になる。

  • 編集者たちの語る週刊誌論。
    過去の週刊誌のあり方からその必要性を説いている。
    しかし現在の週刊誌の状況を把握できているとは思えず空論に終わってしまう危険性もある。
    これからどうすればいいのか、というお話を書いて欲しかった。

  • 元週刊誌編集長の立場から、週刊誌のあり方、そして今後について記述した本。他紙編集長との対談もあり。

    「在野だからこそ報道できる」ものがあることを再確認。

    ただ、電子書籍についての記述がなかったのが残念。

  • 発行部数の減少、名誉毀損による高額の訴訟が増え、続々と休刊に追い込まれる出版界。そんな危機的状況の中で週刊誌はタブーに挑戦しなくなった。
    新聞やテレビでは決して伝えることができないことをやり、国民の知る権利に広く応えることが週刊誌ジャーナリズムの原点であったはずと著者はいう。権力やタブーにタテつき、毒づくマインドは週刊誌にしか無い、できないもの。それに立ち向かう姿勢と新たな面白さを生み出す工夫こそが週刊誌にはさらに必要であると。

  • [ 内容 ]
    新聞では書けない、テレビでは言えないことをやり、国民の知る権利に広く応えることが、週刊誌ジャーナリズムの原点である。
    だが、雑誌を取り巻く環境は急激に変わりつつある。
    続々と休刊に追い込まれ、発行部数も減少の一途をたどっている。
    名誉毀損による高額の訴訟が増え、週刊誌はタブーに挑戦しなくなった。
    これからの週刊誌ジャーナリズムがどう生き残るか、「日本で一番危険な編集者」が熱く問う。

    [ 目次 ]
    第1章 史上初週刊誌シンポジウム開催
    第2章 週刊誌をめぐる現状
    第3章 週刊誌ジャーリズムの原点
    第4章 「スキャンダリズム」を武器に
    第5章 タブーへの挑戦
    第6章 週刊誌が生き残る道
    第7章 対論「週刊誌は死んではいけない」

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    [ 参考となる書評 ]

  • 政治家やらジャニーズのスキャンダルの裏も紹介されている。
    雑誌の購入動機の1つは暇つぶしだった。でも今は暇つぶしはネットやケータイになっている。だから雑誌が今の形であり続けるのなら、ビジネスモデルとして終わっている。

  • 勉強になりました。
    週刊誌の歴史・雑誌の役割・これからの雑誌。

  • なんか全体的に偏っているというか、自分の関わったメディアだけが可愛いというか。
    週刊誌の目指すもの、役割も分かるけど、それが他に変わってもいいんじゃないか。

    著者の他のメディアへの無関心が分かる部分を以下に引用
    「89年に中国・北京で「天安門事件」が起きたが、私は、軍隊が出動する2日前の6月1日天安門広場にいた。
    [中略]
    広場の一角でハンガーストライキをしている集団が目に入った。近づいてみると、その集団の前方に櫓が組んであって、その上にカメラを構えた人間が一人、じっとその光景を撮影していた。
     櫓には小さく「CNN」と書かれてあった。そのときはまだ、アメリカのローカル局かなと思ったぐらいで、気にも留めず、しばらくして北京空港へ向かった。その後に起きた天安門事件の現場からCNNのカメラマンが生々しい映像を送り続け、世界中に中国政府の蛮行が流れたことはよく知られている。
     1台のカメラが世界を動かし、CNNはそれをきっかけに世界一のニュース専門テレビ局になっていく。」
     1989年にこの程度の認識(アメリカのローカル局)とは驚かされます。CNNは1980に放送開始、24時間のニュース専門局として注目されていました。1984年にはCNNデイウォッチがTV朝日系で始まり、国内でも認知度はかなり高かったと思います。デイウォッチに出てくる山口美江をはじめとしたバイリンガルのお姉さまがたがまぶしく見えたのも思い出します(どうでもいいですが)。
     他のメディアなんて興味ないんでしょうね。そんな人が週刊誌がどうのこうの言ったところで凋落の構図は変わらないでしょう。

  • リブロにて友人と。

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著者プロフィール

1945年生まれ 講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任する。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『編集者の教室』(徳間書店)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)などがある。

「2016年 『知られざる出版「裏面」史 元木昌彦インタヴューズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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