大名庭園を楽しむ お江戸歴史探訪 (朝日新書 193)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022732934

作品紹介・あらすじ

一〇〇〇にも及ぶ江戸の大名庭園。各藩競って工夫をこらし、華やかな外交の舞台になり、主従関係確認の儀式場となる-だけではない!そこにはたくさんの謎が秘められていた。著者は手練れの歴史案内人。いざ参ろう、不思議空間へ。

感想・レビュー・書評

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  • 本書は藩外交の舞台としても使われた大名庭園の盛衰記である。三百諸侯の江戸屋敷は上中下あわせて千箇所あまりあったとみられる。それらが江戸の経済に及ぼした影響は計り知れないが明治維新を機にほぼ無くなってしまった。
    本書を読むと江戸の町の一端がうかがえるようで楽しい。

  • [ 内容 ]
    一〇〇〇にも及ぶ江戸の大名庭園。
    各藩競って工夫をこらし、華やかな外交の舞台になり、主従関係確認の儀式場となる―だけではない!
    そこにはたくさんの謎が秘められていた。
    著者は手練れの歴史案内人。
    いざ参ろう、不思議空間へ。

    [ 目次 ]
    第1章 江戸の仮想空間―将軍様がやって来た(戸田荘の深山幽谷に迷い込む;小田原宿の模型を旅する;夢の世界へ)
    第2章 江戸の高級サロン―お殿様の社交活動(江戸の大名屋敷;大名屋敷への御成;殿様がホスト役)
    第3章 庭園の政治力―意外な使われ方(御庭拝見の意図;六義園を拝見した多彩な人々;将軍の御庭を拝見した幕臣たちの日記)
    第4章 巨大庭園の舞台裏―旗本や大名のビジネス事情(庭園の維持管理システム;江戸近郊への経済効果;庭園ビジネスの広がり)
    第5章 大名庭園の消滅―明治維新の裏側(庭園の荒廃;大名屋敷の破壊;伝説の空間へ)

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著者プロフィール

歴史家。1965年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程満期退学(文学博士)。JR東日本「大人の休日倶楽部」など生涯学習講座の講師を務める。おもな著書に『江戸の間取り』『大名格差』『徳川幕府の資金繰り』『維新直後の日本』『大名廃業』(彩図社)、『15の街道からよむ日本史』(日本ビジネス文庫)、『東京・横浜 激動の幕末明治』(有隣新書)、『徳川時代の古都』(潮新書)などがある。

「2024年 『江戸時代はアンダーグラウンド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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