うつで困ったときに開く本 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.11
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本棚登録 : 113
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022733092

作品紹介・あらすじ

あなたや、あなたの家族や部下が、「うつ」になってしまったら…?いまや、7人に1人がかかるともいわれる「うつ」。その症状や治療については、まだまだ理解が不足している。泣かないためにはどうすればいい?満たされぬ人々に寄り添い続ける気鋭の精神科医が贈る、悩める人のための「読む常備薬」。読めばココロが軽くなる。

感想・レビュー・書評

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  • 頭痛など身体の症状も出る

  • 私自身はすでに数年来のうつ病なので今更感はあったけれど香山リカさんの著書は未読でしたのでものは試しにと読んでみました。

    基本的にうつ病患者にはまずは通院と薬。
    関係者は話を聞いてケースバイケースで対応するといった内容で、毒にも薬にもならない本だと思いました。

    これからの方や今後の勉強の為といった方が読むのであれば、センテンスが短く、読みやすさに配慮されている内容なので、とっかかりとしては良いのかと思います。

    ただ、これを読んでわかるのは投薬治療の必要性とうつ病の症状は多岐にわたるのでこれがうつ病という結論は出せないというのがわかる程度ですが。。。

  • 香山さんって、なんか嫌われてません?
    私は、香山さんどうこう言えるほど香山さんを知りませんが・・・。

    これは、うつの最初の1冊にはそこそこいいのではないでしょうか、
    と、思います。

    とくに、「周囲」から見た「うつ」が書かれてますので、
    うつの人が周りにいるとき、
    どう対応すればいいの?
    というところは参考になるかな、と。

    そうなんですよね。
    香山さんって、あくまで医者目線でしか
    うつを書かないので、
    「上から」目線ではあるし、
    「うつに寄り添う」人ではありません。

    そこが嫌われる原因かなー。
    しかしおそらくご当人的には、
    医者が患者に寄り添ってどうする、同じ目線に立ってどうする、
    って考え方だと思います。
    あくまで、医者=治す人=偉い人、
    患者=その下の人、
    ってスタンスの人だと思いますので。

    もうこの手の本は数多とちまたにありますので、
    毒にも薬にもならないけど、
    香山リカ嫌いでなければ、
    「うつの人が周りにいて困っている」人は
    読んでもいい一冊かもしれません。

  • わたしがいまうつで困っているわけではないのですが。お勉強のために読みました。なるほど、と思うことばかり。深い。

  • 昨日、紀伊国屋に出かけて買ってきた本のうちの一冊。
    うつとは何なのか、どう対処すべきか、結局明快な回答はなく、ケースバイケースで判断するしかないようだ。しかしなんでも他人のせいにする新型うつなんてのも出てくると素人にはなんだかなあという感じ。
    脳内セロトニンの枯渇が病因なのなら、直接摂取は無理にしても何らかの化学療法が効きそうに思う。
    運動や旅行などの気晴らしにもセロトニンが必要になるので、ただ黙って寝ているのが一番というのが意外だった。「心のかぜ」というのは言い得て妙なわけだ。かぜに特効薬はなく、休養が一番と。
    この手の本は多く、特に目新しいことも書いてないが、特筆すべきは区切りが短くとにかく読みやすい。著者の心づかいを感じさせる。

  • 精神科医の立場からQ&A方式で記したうつのハウツー本。

    既知の話も多いけど、知らなかった話や再確認しておきたい話もあり、中々勉強になった。

  • 可もなく不可もなく、この著者の本としてはあんまり印象に残らなかった。Q and A形式の内容だけど回答の内容がこの著者にしては当たり前すぎた文章だったのかも。

  • うつ病の基本情報を得るのに役立った。

  • [ 内容 ]
    あなたや、あなたの家族や部下が、「うつ」になってしまったら…?
    いまや、7人に1人がかかるともいわれる「うつ」。
    その症状や治療については、まだまだ理解が不足している。
    泣かないためにはどうすればいい?
    満たされぬ人々に寄り添い続ける気鋭の精神科医が贈る、悩める人のための「読む常備薬」。
    読めばココロが軽くなる。

    [ 目次 ]
    第1章 うつの症状と診断―うつかな?と思ったら(うつなのに、眠りすぎ、食べ過ぎになるなんて、おかしくない?;気持ちが落ち込んでいるわけでもないのに、診断は「うつ」。何かの間違いでは? ほか)
    第2章 うつの治療と薬―うつをしっかり治すために(うつの治療では、なぜ「休養がいちばん重要」なの?;うつの薬は一度のみ始めたら一生のみ続けなければならないの? ほか)
    第3章 うつの人との接し方―大切な人をまもるために(家族はどう声をかけたらいいの?;うつの人に「ガンバレ」と言ってもいい場合があるって本当? ほか)
    第4章 うつの予防と回復―うつを寄せ付けないために(うつの予防や回復のために、ジョギングなどの運動をしたほうがいい?;「セロトニン」の入った食品を食べたほうがいいの? ほか)
    第5章 うつに関する意外な事実―うつを知れば、怖くない(うつ病は遺伝するの?;うつが発症しやすい季節はあるの? ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 著者の香山リカ氏は、精神科医・臨床心理士として臨床をしながらテレビのコメンテーターなどもこなし、著作も多い方。テレビのコメンテーターでの発言や著作物を観ると、時代がもっている目に見えない空気のファジィなエッヂを、輪郭として的確に表現するのが得意という印象があります。そもそも氏が扱っている心とは形がなく輪郭がない。輪郭のない心のエッヂをもこもこと紡ぎ合わせておぼろげながら捉えようとするその精神科医としての姿勢が、時代を読み解く目と連携しているのだろうと思います。

    本書のタイトルも、「うつで困ったときに開く本」というキャッチーな言葉をそのまま使用しています。開いてみると本書の内容もQ&A方式でまとめてあるので、とっつきやすく、具体性があります。そういう点では、周りにうつの方がいて、どうやって接したらいいのか困っているときに先ず手にしてみると言う意味ではいいかもしれません。

    しかし著者自身が本書のあとがきで述べていますが、本書は“「パーティー会場の片隅で語るうつ病」という体裁”で書かれており、一問に対して5~10分くらいで答えている内容のレベルです。また、内容の多くは、本格的なうつ病や、うつ病全般を捉えているというよりは、最近増えているとされている「非定型うつ病」により重点を置いた内容ですので、この一冊でうつ病の全貌を概観したと思わないほうがいいと思います。冒頭でも書きましたように、香山氏は時代の空気を読むことにとても長けた方ですので、この時代に注目されている「非定型うつ病」が内容の中心になったのは必然だと思われます。

    著者自身があとがきで、“もっとくわしい知識や具体的な治療を求めている人は、より専門的な本を読むなり実際に精神科の診察室を訪れるなりしてほしいと思う。”と述べていますが、思うのではなく、そうすべきだと思います。というのは、本書だけではうつ病に対して新たな偏見を産みそうな気がするというのと、本書の程度の理解だけでうつ病の方と接するのは危険があるからです。そういう意味で、汎用性がないので星二つという評価にさせていただきました。

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プロフィール

精神科医・立教大学現代心理学部教授。
 1960年7月1日北海道札幌市生まれ。東京医科大学卒。学生時代より雑誌等に寄稿。
 その後も臨床経験を生かして、新聞、雑誌で社会批評、文化批評、書評なども手がけ、現代人の“心の病”について洞察を続けている。専門は精神病理学だが、テレビゲームなどのサブカルチャーにも関心を持つ。

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