逆境を生き抜く名経営者、先哲の箴言 (朝日新書)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022733122

感想・レビュー・書評

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  • 2017.01.12 北尾吉孝日記より

  • 格言や諺は聞いて面白いのは間違いないが、絶対的な真実を言い当てたものは少ない。常に正反対の意味をもつ格言が存在し、どちらを信じるかで取るべき行動は180度変わる。
    ただ数多くの格言に接することで、自然と己の信条に沿ったものを取捨選択して人生の指針となってゆく。本書に収録されている名言も北尾氏の思想信条を凝縮したものであろう。当然そこには通底する一本の軸が存在する。それは目先の現象に囚われない長期的視野と先見性、浮かれたり沈んだりしない精神的なタフネスに対する価値観である。その意味で名経営者や先哲の名言は心に残るものが多かった。

    残念なのは3章以降が全く蛇足であること。北尾氏は漢籍に造詣が深く、以前から尊敬する文化人の一人だが、3章以降は表面的な考察が多く、せっかくの古典の素養が活かされていない。話題的に投資会社の経営者と言う立場が筆を鈍らせたのか?バブルやマネーゲームに関しては完全にそちら側の人間だし。ドルに関する緒問題も、グローバルで通貨供給量を管理する主体がいないからとの見解だが、基軸通貨ドルの供給量は独占的にFRBがコントロールしており説得力がない。

    ただ非正規雇用に対して批判的な考えであることに驚いた。勝手に資本家の代表たるイメージを持っていた。SBIグループには派遣社員はいないのかな?

  • かつてない困難からかつてない革新が生まれ、かつてない革新からかつてない飛躍が生まれる。
    苦しいときこそ明るい希望を失ってはいけない。
    物事の本質を見る、長期で見る、多角的に見る。

  • [ 内容 ]
    なぜバブルに浮かれ、不況に凹むのか?
    それは「良いことも悪いことも長くは続かない」という真理を忘れるから。
    歴史を生き抜いてきた名経営者、先哲の「言葉」には、好不況に左右されない「不変の原則」が刻まれている。
    自身も先人の知恵に学んできた北尾吉孝が厳選して贈る箴言集。

    [ 目次 ]
    1章 逆境を生き抜いてきた名経営者の知恵と胆力(松下幸之助(松下電器産業(現パナソニック)創業者)
    伊藤雅俊(イトーヨーカ堂創業者)
    鈴木敏文(セブン&アイ・ホールディングス代表取締役会長、最高経営責任者) ほか)
    2章 歴史と先人の哲学が教える、危機への対処法(ヘーゲル(一八‐一九世紀、ドイツの哲学者)
    曾国藩(一九世紀、中国・清朝末期の軍人、政治家)
    孔子(紀元前六世紀‐五世紀、中国・春秋時代の思想家。儒教の創始者) ほか)
    3章 資本主義の危機に、一個人としてどう備えるか(今回の金融危機の原因と、「一〇〇年に一度の不況」は本当か;現代の資本主義が抱える問題;日本の抱える問題、及び世界の覇権の行方 ほか)

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    [ 参考となる書評 ]

  • リーマンショック後のこの時代に役立つ視点で選ばれた
    有名経営者の言葉や古代中国のことわざをあつめ、
    その意味と、それに関連する著者の経験や考えをつづった本。

    当たり前だが、いい言葉が多い。

    特に中国の古典はもっと専門的な本を読み
    勉強したい気持ちにさせるような力強さがあった。

  • 逆境を生き抜く名経営者、先哲の箴言 SBIホールディングス社長の本。株主ミーティングでもらったので読んでみた。先人たちの名言を記した本。歴史はあまり関心がないのだけれども、少し勉強してみようかな。 http://amzn.to/9NOYxM

  • 1冊に様々な人の言葉が凝縮された本。
    効率的に身に沁みる言葉が収集できました。

  • タイトル通り内容がビシビシ迫るものがあった。歴史に学ぶってのはどうも壮大な感じがするが、現在の日本経済や自分自身の置かれている状況に照らし合わせても参考にしたい箴言は多くあったと思う。取り急ぎ孫さんのさらっとした箴言は紙に書いて壁に貼っておこうかと思う。

  • SBI HDの経営者、北尾吉孝氏による経営者、先哲の箴言集と氏の見解を纏めたもの。(1)大功を成すものは、衆に謀らず。見識と能力で以って、決断を下せ。(2)「知情意」。知識・情緒・意志という人間にとって大切な三つの資質を持たねば、人は付いてこない。(3)人生は見たり、聞いたり、試したりの3つの知恵で纏まっているが、その中で一番大切なのは試したりであると僕は思う(本田宗一郎)等。最終章では、氏による資本主義の危機に一個人として思うことが書かれているが、要素価格均等化(限りなく低い方にコストは鞘寄せされていく)、とソーシャルコスト(外部経済の内部化、ex.環境コスト)を踏まえて、日本に新規産業を創出していくビジョン立て、中計を作ろうというもの。積小為大の精神で以って、本質を掴むべく、歴史に学び、事上磨錬というやり方で試したい。

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著者プロフィール

SBIホールディングス 代表取締役 執行役員社長
1951年、兵庫県生まれ。74年慶應義塾大学経済学部卒業後、野村證券入社。78年、英国ケンブリッジ大学経済学部卒業。89年ワッサースタイン・ペレラ・インターナショナル社(ロンドン)常務取締役。91年、野村企業情報取締役。92年、野村證券事業法人三部長。95年、孫正義氏の招聘によりソフトバンク入社、常務取締役に就任。99年より現職。現在、証券・銀行・保険等の金融サービス事業や新産業育成に向けた投資事業、医薬品開発等のバイオ関連事業などを幅広く展開する総合企業グループ、SBIホールディングス代表取締役執行役員社長。公益財団法人SBI子ども希望財団理事及びSBI大学院大学の学長も兼務。主な著書に『何のために働くのか』(致知出版社)、『進化し続ける経営』(東洋経済新報社)、『実践版 安岡正篤』(プレジデント社)など多数。

「2017年 『実践FinTech』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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