うまくいく婚活、いかない婚活 (朝日新書 216)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022733160

作品紹介・あらすじ

「婚活」っていくらかかるの?本当に結婚できるの?この一大婚活ブームは果たして、日本のシングルたちに真の幸せをもたらしたのか。婚活の総本山「結婚紹介サービス」を中心に、地方自治体の活動や大学、そして海外などの、婚活事情を徹底ルポ。「婚活」が生み出すいくつもの矛盾、そのシステムの不思議を暴く。

感想・レビュー・書評

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  • 著者自身が色々な結婚相談所やインターネットのパートナー紹介サービスに取材した内容が書かれており、今後、これらのサービスを利用しようと考えている人にとっては凄く参考になると思います。最後の方で著者の意見として、「最も効果的な婚活とは、実は、素敵なシングルでいる事だと思う。」っと書いてありますが、皆さんはどう感じますでしょうか。

  • 実際に相談所に行ってみて確認しよう。

  • 今まで読んだ婚活本の中では著者の考え方に一番共感できて、とても面白く読みました。婚活業界の実態、実際に活動している人の取材が中心で、かなり辛口です。とくに婚活サービスの会社数社へは取材NGのため、説明会を聞きに行くという形の覆面取材という形になっていますが(まあちょっと調べればバレバレです)なかなか参考になります。大手だけでなく、お見合い型の相談所や海外の事例もあって、初めて知ることもたくさんありました。
    男は容姿と若さ、女は年収と生活の安定を求める人がまだまだ多いし、そういった条件を区切らないことにはスタートできない婚活。男女平等の観点からも、まだまだ世の中は旧態依然とした価値観で動いているのだなあと感じます。
    少しデータが古いので、政府の新たな統計が出る2015年以降の動向が楽しみです。

  • 婚活ビジネスに興味があり、読みました。ひと昔前の結婚相談所の胡散臭さが書かれていて面白い。
    まとめ部分が、全うなことを言っているのにも好感をもてた

  • 婚活はブームになったと思った。社会が仕事を是とするようになった為、晩婚化は進んでいると推測されている。イギリスの話が急に入ってきたのは以外だったが、著者が6年ロンドンにいた為だろう。

  • 結婚サービス会社の内容について具体的な取材により初めて明かされている。婚活ビジネスが盛んだが、やはりまだ実態としてはクローズされた世界だし、オープンなイメージもない。値段が高かったり、登録されている人のレベルであったり、対応してくれる人の考え方であったり、今後の課題はある。もう少し違った形で、もっと世間に受け入れらるようなサービスが出てくる気もする。

  • 所詮、婚活の現場なんてこんなものだろうという予想どおり。ただし、実地ルポだけに説得力は感じるものの、もう少し取材の裏付けが欲しいところ。海外の事例の紹介などは、日本との比較で非常に興味深かったです。

  • 2010/1読了

  • 結婚情報サービスへの覆面取材や公的機関の非婚化防止への取組み、更には海外(イギリス)の事例の紹介等、バラエティに富んだ内容。結婚情報サービスは前納タイプと後納タイプがあり、大体15万円~50万円程度を要す(大体セッティング代でコンサルティング料で1.5万円程度)というのが相場だということが分かる。日本仲人協会(NNR)…全国1200以上の結婚相談所、日本結婚相談業協会(IBJ)という業界団体があるというのが発見。難しい条件を持ち出す程値段が上がる英国のバークリーインターナショナルの仕組みやアラフォー(「男をピック(摘み)に行け」)は面白いと思った。女性35歳説に対する疑問や効果的な婚活とはステキなシングルであること、経済的、精神的に自立し充実した毎日を送る。決断したらそれに責任を持ち、変化を楽しめること。シングル生活が出来ない人はダブル生活は出来ないという結びは綺麗事かもしれないがその通りだと思う。これまでの日本の婚姻率がむしろ高すぎたというのもそうかもと思った。

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著者プロフィール

東京都生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。企業広報誌の編集長を経てフリーのジャーナリストに。元・お茶の水女子大学講師。1983年よりニューヨークに5年、95年よりロンドンに6年ほど住む。女性、教育、社会問題、異文化、王室をテーマに取材。執筆活動のほか、テレビ出演・講演活動などを行う。公益財団法人 北野生涯教育振興会 論文審査員。著書に、『孤独は社会問題』(光文社新書)、『ソニーな女たち』(柏書房)、『親たちの暴走』『うまくいく婚活、いかない婚活』(以上、朝日新書)などがある。

「2023年 『英国女王が伝授する 70歳からの品格』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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