生命保険のウラ側 (朝日新書)

著者 : 後田亨
  • 朝日新聞出版 (2010年2月12日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022733238

生命保険のウラ側 (朝日新書)の感想・レビュー・書評

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  • 確か18年程前だったと思いますが、現在では日本経済の危機本ばかり書いている浅井氏が生命保険について本を書いたことがあります。

    その内容は生命保険会社が提案する保険には、定期保険と終身保険がセットになっていて、わたしがそれまで思い込んでいた保険(死ぬ時まで有効の保険)は全体のほんの一部であることを知って驚いた記憶があります。

    保険証書を確認してみると、その通りになっていて終身部分を増やして変更しました。しかしそうすると毎月の積立部分が多くなり、生活が苦しくなったので、友人の奨めもあり、現在は掛け捨て型の県民共済にしてます。

    この本を読んで、私がとった方法はそれほど間違っていないことがわかり少し安心しました。生命保険とは、家に次いで大きな買い物であるにも拘わらず、最終的にいくら払うのかもあまり計算せずに決めてしまうものなので、保険に関する知識は、限られた給料で生活しなければならない私にとっては重要であると思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・万が一の事態にのみ備える定期保険こそが、最も保険本来の機能を引き出す可能性が高い商品である(p24)

    ・内容を理解するよりも、わかる範囲で利用できる保険を選ぶこと(p26)

    ・契約転換のキモは、それまでの契約の解約金(積立部分の積立金)を新契約の頭金に充てること(p49)

    ・10年で更新されるタイプは、保険料がどんどん高くなる、10年前の保険に10歳高い保険料で入り直すことを意味する(p54、63)

    ・代理店には、特級・上級・普通・初級のランクがあり、同じ商品を販売しても手数料が異なる(p76)

    ・損害保険であれば、医師の診断なしに入れるのは当たり前(p104)

    ・自動車保険の保険料が年間数万円で収まるのは、人口1.2億人の交通事故から30日以内に死亡した人の合計は6023人、0.005%であるから(p132)

    ・プロが入りたがる保険は、入院から31日目以降、日数無制限で給付金が支払われるもの、普通は60日が限度(p135)

    ・50歳前までに癌にかかる人は、男:2.2%、女:4.4%、64歳までで1割程度(p139)

    ・癌保険の支払は、1営業日あたり、1000人に対して12億円(1件:120万円)である、年間営業日は244日なので、1年間=365と考えると7割程度(p143)

    ・積立利率が2%とは、毎月支払う保険料から、会社経費等を差し引いた残りを2%で運用すること、5年後の解約金の返戻率がマイナスになるのはそのため(p161)

    ・生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」で、入院時の平均自己負担費用が1日:2.1万円とあるが、この数字には高額療養費制度は考慮されていない(p173)

    ・保険見直しのポイントは、1)定期保険は残す、2)特約は、すでに病気にかかっている人以外は解約、3)終身保険等は金利が高い時代(2.75%以上)のものは解約しない、である(p183)

    ・保険会社が破綻した場合に影響をうけるのは、終身保険等の積立部分、一方で定期保険部分は引き継がれる場合が多い(p201)

  • 新しい発見がいろいろある本。
    保険を考える前には必読。

  • 保険について勉強しようとアマゾンでポチった1冊目。現在の保険業界のルールが分かりやすく簡潔にまとまっていて導入として読みやすかった。
    知らないことを知るとっかかりはやはり新書が一番と再認識した。

    本書が主張する保険に関する消費者の態度は至極簡単で以下の二点に集約される。
    ・入るべき保険は「貯金では対応しにくい金額、要するに大金が調達できる」できるだけ安い保険。
    ・「内容を理解して入るべき保険」ではなく、「わかる範囲で利用できる保険」だけ選べばいい。

  • 裏を知らないで保険に入ると、逆に損をしていたなんて。

  • 参考になった。

  • 実際に生命保険の営業のお仕事をされている方の書かれた本です。

    結婚をして、妊娠をする前に保険に入ったほうがいいとよく勧められるので、
    医療保険を検討するにあたり、仕組みがよくわからなかったので勉強がてら読んでみました。

    「保険は必要ない」という立場の人がそう言う理由が何かということと、
    そんな人が勧めるような保険の内容であれば検討の余地があるかと思ったからです。
    終身の生命保険とかはこのあいだ契約してしまったけど、方向転換も早ければ無駄になるお金が少なくて済むし、
    しばらく経っていたら払済にして金利を上げる形にしたりと方法があることも分かったので勉強になりました。

    このほかにもいくつかお金の勉強のために読んだ本がありますが、何れにしても「いろいろ保険や投資を考える前にある程度の貯金があることが大切」と思わされます。
    お金貯めよう。

  • 本当に必要な保険とは?を伝えようとしている本。
    わかる範囲で利用できる保険だけを選ぶ、自分で説明できない保険には入らない、というのがとても納得できる。

  • 2014/04/06

  • プルの営業マン対策に読んだ本。
    長い期間払い続ける商品にも関わらず言われるままに買わされる状況はやばい。実際、生保に限らず保険の営業マンとの対話はあまりに多くの情報格差を感じるものである

  • 「プロと素人の差は、つまるところ、把握できる情報の質と量の差」

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