- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022733399
感想・レビュー・書評
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ベンチャースピリットの祖、福澤諭吉の創設した学校、慶応義塾。
官僚、メガバンク、一部の金融関係機関を除けば、大企業、中小企業、政財界、医療界、諸々、三田の繋がりは実に縦横無尽に張り巡らされている。
福澤諭吉の「天は人の上に人を造らず...」は有名だけども、その続きはご存知だろうか?
この後には「されども、学問すれば人は貴人、そして富者になれる」
つまり、人の差は、天は定めちゃいないが、学問の有無によって上下はつく。学問を身につけて、金持ちになれ、と。
彼こそ、ハイパーマルチメディアクリエイターなんじゃねーのかと思うね。
慶應って、現代ビジネス界における、資本主義の士官学校という感があるね。
ただ、門閥は親の敵なんて喝破してた諭吉の意に反して、今や日本有数の門閥感は否めないね。
前半は、現在の大企業その他各界の祖達の紹介。後半は諭吉に纏わる当時の環境。
最初でも途中でも良いが、慶應に関して知るには、まあ悪くない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
慶応出身者にとっては良著なれど、慶応出身者以外にとっては鼻持ちならない一冊。
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何となく手に取ってみた。
旧財閥との歴史的背景は興味深かったが、全体的にイメージとは若干違った。 -
イメージとは違った内容だった。
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20101008読了。
慶應からはたくさんの優秀な人を輩出してるよ。福沢諭吉はこういう人だよ。という二点を熱心に語った本。
慶應の人脈がどうなのかについては、著者の想像で埋めている部分も多く説得力は低い。
明治時代の実業家についてたくさん触れてあるのは日本近代史的には面白い。