- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022733450
作品紹介・あらすじ
重松清が時代を超えて読み継がれる12の名作を選び、全国の読者が朝日新聞紙上で感想を寄せ合った。『斜陽』『坊っちゃん』『あ・うん』『砂の器』などをどう読む?子どもと感想を競うお母さん、遠距離介護をしながら読んだ人など、参加者は12歳から97歳まで投稿総数は1万3000通におよぶ大読書会。
感想・レビュー・書評
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朝日新聞紙上で、重松清さんが100年読み継がれる12の名作を選び、読者が感想を寄せ合ったもの。重松さんのまとめのうまさが光る。
最後の番外編に書かれている98歳の古賀さんのエピソードが、この読書会の楽しみを表していていいなと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いま、「読書会」というと様々な形式のものがあるが、この本の「読書会」は最も古典的な形式…すなわち、一冊の課題図書を決めて、その感想を語り合う…というもの。ただし、参加者は桁違い。なにしろ、新聞誌上で投稿を募集し、掲載するというのだから。その投稿総数は1年間で1万2814通。
課題図書は、太宰治の『斜陽』に始まり、夏目漱石の『坊ちゃん』、大岡昇平の『俘虜記』、松本清張の『砂の器』、川端康成の『雪国』、三島由紀夫の『金閣寺』などなど。
正直なところ、名作、古典と言われている読み物にはアレルギーを起こし、読まず嫌いが多い私には、聞いたことはあっても読んだことはない作品ぞろい。読んだことがあったのはせいぜい宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』くらいでした。しかし色々な人の感想というのは確かに興味深いもので…、否定派の多い内田百閒の『ノラや』なんて特に、少し読んでみたくなってしまいました。 -
実際のところ雪国ってどうなの? 様々な年代の人々が読んだ感想を重松さんがまとめます。
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読書会やりたいなぁ、と呟いたら、夫が「読書会って何?」
という訳で、読書会を知らない人にはこの一冊。
一冊の本を巡って、みんなであーだこーだとワイワイやる楽しさが伝わってきますよ。
取り上げられている本も一冊くらいは読んだことがありそうな名作ばかり。
私は久々に読み返したくなりました。 -
01/20 越谷ブオフ ¥105
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朝日新聞「百年読書会」の集大成。
作家・重松清がナビゲーターとなり、1年間に渡って、太宰治『斜陽』を皮切りに、12冊の課題図書を読者とともに読み進めた企画。
連載中に読んでいたので、今回改めて全部読み直してはいないのだが、本になった記念として載せておきます。
巻末の読書編集長と重松さんのあとがきに舞台裏が記されていて楽しかった。
約1万3千通もの投稿を重松さんがすべて読んでいたというのがすごい。
参加した一員として、楽しい企画でした。個人的には、改めて読書と向き合うきっかけになったと思う。 -
ちくま日本文学読む前に 予習!
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小説を読んで、他人の抱く感想に触れてみるという行為はそれこそブクログなんかで容易にできる時代となったのですが、テーマを掲げての読書会はやはり格別。一緒に読み進めていく臨場感が参加者の刺激となって、より良い書評が生まれていったように思います。それら百出する意見をスマートな流れに乗せ、綺麗に纏め上げる重松清の手腕が光り、非常に読みやすいです。
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あれ、私のところには来ないのかしら・・・?
住所変更したけど、うまくいってないのかな
2010/08/01
bk1
結局購入 -
■重松清さんの全作品を感想文にしてブログで挑戦中です。
重松清ファン必見!
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