新聞で学力を伸ばす 切り取る、書く、話す (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 169
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022733498

作品紹介・あらすじ

学習指導要領の改訂によって実用日本語の宝庫である「新聞」が教科書で大きく取り上げられた。小学高学年で地ならし、中学高校で本格的にトレーニング、大学で仕上げが理想だが、大人になってからでも決して遅くはない。家庭だからこそ伸ばせる「明解な頭脳」への究極のメソッドを伝授。親子の対話の時間も増え、共通の話題も増えていくといった、副次的効果も。

感想・レビュー・書評

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  • 新聞を取らない家が増えたと言う。新聞の見出しやレイアウトによる情報量は計り知れない。子供には新聞に慣れ親しんで実用日本語力を身につけて欲しいと思う。
    今までは文学中心の国語教育だったが、実用日本語力が見直されている。今子供達に必要なのは、後者である。
    実用日本語力とは、事実と意見を区別し、様々な情報や意見を比較し理解した上で整理して自分の意見を纏め、話し伝えることである。
    この力を身に付けるのに新聞は最適である。普段会話では使用しない熟語を目にすることができ、統計データを多用しているので数字に強くなる。また、幅広い話題を提供しているので子供の狭い世界を広げ、社会力を身に付けることができる。
    そのためには、家族で新聞を読む環境が必要である。親がこんな記事があったよとまずは情報提供をしてみる。そして、子供自身で興味を持った記事を選ばせ、スクラップを作りとそれを纏めてプレゼンをすることだ。
    具体的には、スクラップは、記事を選び①メインメッセージ②補足情報③影響や意義④記事の選択理由⑤感想⑥意見・定義に纏め、プレゼンは、目標30秒で話し、質疑に答え、コミュニケーション力を鍛えることだ。
    この本のコラムにあった危険な妄想系である息子に早くこの訓練をしておけばよかったと若干の反省を覚えている。これは大人にも勿論必要な力である。今からでも遅くない。子供達と共にチャレンジしたい。

  • 実用的日本語力をつけるために必要な新聞の読み方について書かれている。意識して実用的日本語力は訓練しないと向上しない。その中で、新聞を使ったトレーニングは非常に有効である。新聞を使い、コミュニケーションを図ったり、切り抜きをして感想を述べたりするだけでも大きくその力は向上していく。
    簡単でシンプルな方法だが、子供と一緒に取り組んでいきたい。
    また、情報がインターネットで溢れている現在、早くて新鮮な情報よりも正確で読み応えのある中身の詰まった内容に戦略変更してもらいたい。

  • 帯には「齋藤式新聞の読み方」とありました。
    これを読んでいると新聞をスクラップさせたくなります。でも、実際子どもにやらせるとなるとエネルギーが必要だなと思います。
    教科書の例として東京書籍の5年生の単元がとりあげられていました。
    私自身にとってはこどもののせ方が課題でしょうか。

  • 仕事の場面では事実と意見を区別する力、客観性、論理性が重視される。求められるのは感受性ではなく明確さと論理性。これを身につけるのに最適なのが新聞。全体の流れに従う方が被害が少ないという評価体系の中で育ってきた日本人。誰もが決定的に自己主張が弱い。つれて実用の日本語力も弱い。国際社会の中ではこれが致命傷ともなりかねない。本書では新聞によるトレーニング法が順を追って紹介されている。どれもごくごく簡単なものだ。何歳からでもできるし、訓練すれば誰にでもできるようだ。是非今日から実践したい。

  • 新聞を使うことにより、基礎学力の向上とともに社会に出てから必要なスキルを身に付けられるということの再確認ができた。家族間のコミュニケーションツールとしても活用できるという新たな発見ができた。ただし、文学から得られる人の心を読む力は新聞とは別の方法で学ばなければならないということは忘れないようにしたい。

  • ちょっとした文章を作る際に、何故もっと上手にまとめる事が出来ないのだろうかと思っていたところ本書を見つけた。新聞の記事をスクラップして、それを要約したり、、疑問点や自分の意見を書いていく手法だ。中学生の時にやらされていました。実用日本語は訓練で身についていくものだそうで、これは子供に勧めてみようと思った。内容は少なくシンプルなので、せっかくなら事例をもっと多く載せてほしかった。201307

  • 新聞を用いて学力がのばせると考えているが、斎藤先生のわりに、ワークシートが簡単なもので少し残念。
    もう少し練ったものを紹介して欲しかった。

  • 仕事の場面では、事実と意見を区別する力、客観性論理性が重視されっますから、「意見を明確に論理的に書く」文章が求められる 新聞を取っている家の子は頭が良くなる 

  • "実用日本語力"を身につけるために新聞を活用すればよいというのが本書の提言である。
    複数の情報を理解したり、統合的に考えたりした上で自分の意見を論理的にまとめる力は、情報過多の時代で生きる我々にとって重要な能力となる。
    "新聞のスクラップ" & "30秒てきぱきプレゼン"は、メディアリテラシーを身につけるのに最適だ!

  • PISAの学力テスト。
    疑問が投げかけられているのに鵜呑みにしていないか。
    「新聞や雑誌の情報も必ずしも真実と限りませんが」
    と書いているが、どうやったら真実かどうかを確かめられるかを書いていない。

    www1.rsp.fukuoka-u.ac.jp/kototoi/igi-ari-4.pdf
    をぜひ参照して記述して欲しい。

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プロフィール

齋藤 孝(さいとう たかし)
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。学者、作家、文化人の役割で多くのメディアに登場している。
2001年『身体感覚を取り戻す』で第14回新潮学芸賞を受賞。2001年発行の『声に出して読みたい日本語』は250万部を超えるヒットとなり、第56回毎日出版文化賞特別賞を受賞。
その他、『語彙力こそが教養である』など多くの著書があり、発行部数は1000万部を超える。『こども孫子の兵法』など監修作のヒットも多い。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。

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