勝間和代・上大岡トメの目うろこコトバ (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022733511

感想・レビュー・書評

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  • ・ほしいものがわからずチャンスはない。
    買い物リストをもっていくようなもの。買い忘れもしないし効率も良い。
    →自分は何が欲しいのか?平穏で安定した生活。自分のことを認めて尊敬してくれる家族。適度な距離でつきあえるけれど一生ものの友人。


    ・言葉にすることが思考である
    →そう思ったので覚え書きをつけ、資産運用や家の事も文章にまとめている。妻にたいしても考えていることを言語化して伝えている。

    ・夢は語り続ければ実現する
    夢を具体的な言葉に置き換えると予定になる。これにより行動目標ができて無意識の意思決定にも影響する。また人に語ることで共鳴したり助けてもらえる。
    →自分の夢は何か?人に語れるものか?なるべく縛られない独立した生き方。


    ・この世にタダ飯などない
    リスクとリターンは表裏。早めの恩返しで気楽に。
    →もともとおごられるのは好きではないが、積極的に借りを返すという姿勢も大事かも。お金がらみでうまい話はないというのは常に覚えておくべき。


    ・やる気に頼るな、仕組みに頼れ
    意思に頼ると中途半端になって自己嫌悪。
    →自分が通勤で和戸から歩いていたり、英語の勉強に関することは評価できる。→仕組み化したいこと。文字の練習(会社ノートに関する仕組みはすでに作ったが、まだ不十分。)

    ・やることより、やらないことを決めよ
    →仕事に応用できそう。漠然とは考えていたが意識的にやってみる。
    →仕事全体としては定時帰宅を宣言して今のところうまくいっている。将来的にはもっと家の時間を増やしたい気もする(夢として要再検討)
    →プライベートでは ネットサーフィンの時間を削るくらいか。


    ・一番ピンを狙え
    適切なポイントに力を集中できる。地力も必要。
    →普段の生活、仕事に応用してみる。覚えやすくて良い言葉。


    ・得意技を生かせば幸福になれる
    不得意分野の克服ではなく得意分野でフォローすると人生の自由度が上がる。得意技を生かして苦手な時間を減らすことを意識する。→ボードゲームの販売を始めたときに書き出した。
    →得意:多角的な視点、思考の柔軟性、読書(読解力とスピード)、英語
    不得意:社交性、体の弱さ、
    →分野を限定しないと発散して書き出しにくい。なんらかの案件の思考の前に思い出すようにする。


    ・上手にわがままになれ
    アサーティブ。必要なのは自分の望みを正しく人に伝えること。互いの要求を明確にした方が中長期的にうまくいく。
    →会社では妥協も多いが主張は出来ている。家でもそのように考え、ことあるごとに伝えるようにしているが、手法に関しては改善の余地があるはず。
    →相手の状態に応じた要求レベルの変化。我慢している部分の伝えかた。


    ・管理できるのはリスクのみである
    管理されたリスクを繰り返しとることで結果的に安定したリターンを得る。我々が行えるのは、自分の持っている資源(お金、時間、人脈)のうちどこまでリスクにさらしてチャレンジするか、どこで損切りを行い次に動くか、ということ。リスク管理は運動と同じで体感すれば上達する。
    →直近では家の購入が大きなリスクとリターン。恐れずいかに管理するかという観点で検討してみる。


    ・最初に相手の利害から考えよ
    断る際に必要なのは相手の不利益を説明し代替案を出すこと。相手の利害を説明し心に納得させる。どういう形であれば相手が自主的に動くかを考える。
    →会社で応用が効く。比較的考えるのが得意な分野なので長所にできるように今後も磨く。


    ・上司は思い付きでものを言う
    健全な疑いを保つべし
    →良くわかるし、それで国や会社が悪くなるのも納得。自分もその一人。
    →理解した上でいかに行動するかを考える。最初の夢や生き方が先にたつ。


    ・自分の扱い方を人に教えよう
    互いのやり取りが増えるほどよりよい関係を築ける。
    →自分でも気づいたのでそのようにしている。無意識部分についてはたまに見直しが必要。


    妬まない、怒らない、愚痴らない
    自分の問題から逃げない姿勢で抜本的な問題解決に手をつけ人生を改善。
    →これは意識のレベルでは完全に身に付いている。無意識にはもちろん多少あるがコントロール可能。


    浪費するな、投資を惜しむな
    浪費は将来的なリターンがないもの。浪費を投資の習慣に変えていく。
    →お金の浪費は少ないが、時間の浪費は多少ある。意識的に投資に変える仕組みをつくる。


    ・giveの5乗でいこう
    自分の得意分野を利用。受け手に負担がかからないように。
    →基本的に自分は利己的な部分があるのでなかなかできない。(それでも大人になってからは意識的にそうしているが)お金が絡まないような事柄について、自分ができることはないかを考えてみたい。情報発信系。


    ・迷ったらやってみる
    リスク管理とのかねあい。普段からチャレンジが大切。
    →低リスク低リターンな生き方なので、リスクを正確に見つめるような訓練が必要。具体的に想定リスクを明文化するなど、自分の得意技を生かせるはず。


    ・とりあえず仕事をやめる
    本当に価値のあるところに集中する。
    →仕事でも家庭でも反省すべきことは多い。仕事なら賃金や人間関係とかねあいであるていど納得しながらやっているが、家庭では全て自分の責任。
    →細かいメンテや収納など、抜本的な解決から逃げていないか、自分の趣味として言い訳していないか。


    ・私たちは無意識に決定し行動する
    普段どのような人やメディアと付き合っているかに大きく影響されている。だからこそ無意識と意識の架け橋となる「ことば」が重要。
    →ある程度実感できる。子育てに関しても重要なことだと思う。


    目ウロコ言葉 2

    ・行動を選択したときに結果も選んでいる
    無意識に行動を決めているので、行動を記録して管理すべき。
    →記録の重要性は理解できている。
    →重要な案件(例えば家の購入)についてはこれまで同様か記録をとり思考を客観的に見る。心の動きも記録するようにする。


    ・見返りに縛られていることを自覚しよう
    自分を変えたければその行動原理の理解から。家族や友人のアドバイスは貴重。
    →自分の縛られている見返りが何か、すぐに答えられなかった。理解できていない部分らしい。
    →今後いろんな場面で確認してみたい。


    ・努力は結果ではなく過程にせよ
    過程に重点を置くと再現性の高い着実な成果が得られる。
    →仕事に関しては反省すべき点も多い。特に最近は手軽な結果を欲しがるようになっているので、自分の価値が上がるような仕事の進め方を心がける。

    ・努力不足が被害者意識を生む
    外部環境のせいにしてプライドを守ろうとする。
    →自分としてはこの点は大丈夫だが、他人にたいして厳しいかもしれない。(人の愚痴を聞き流しにくい)付き合い方としてこちらの意識を変えるべき。


    学ぶことはまねること
    まねることによって良いきづきがえられると苦痛ではなくなる。
    →つい独創的とか自分なりの という言葉に酔って適当にこなしてしまうのが自分の弱点。もっと謙虚にまねをすべき。(工作、料理の分野ならまだいいが、もっと重要な件の場合)


    叱る量の5倍ほめろ
    5倍と意識することで良い点を見つけやすくなる
    →昔読んだ本(人を動かす)で納得したので心がけているものの、実際には誉めも叱りもしていない事が多い。

    記憶は体全体で行われている
    すぐできなくて当たり前。焦らずじっくりと物事に取り組むべし
    →良い習慣を付けようとした際に心がければ良さそう。ランニングなどをすると体の動きが変わるのが実感できた


    自己評価に始まり自己評価に終わる
    自分を俯瞰しどのようにすれば能力を発揮できるかを考える。
    →苦手分野の正確な把握が必要かも。プライドのために自己評価が歪んだ部分があるかもしれない。家族の意見を聞いてみる。


    ・1日0.2%の改善は一年で2倍になる
    複利効果、続けることとなるべく早く始めることの大切さ
    →具体的ではないが面白い着想。


    努力はかけた時間によって測定できる
    人の目を気にすると努力は難しい。時間で評価すると客観的でプロセスを楽しむ仕組みになる。時間は有限だから何を努力するかを自分で考えて決めなければならない。


    目ウロコ言葉 3

    事実などない。認識だけだ。
    自分を客観的に見る癖をつける。理不尽なこともなくなる。
    →自分もどこかの段階でそのように納得したが、逆にそのせいで虚無的になっているし、社会性が減っている傾向がある。もとの性格の違いかもしれない。家族がいるなかでどう折り合いをつけるかが課題。


    自分の最良のコーチは自分である
    誰かが自分を導いてくれるという思い込みを捨てれば早く成長できる。
    →自分はもともと他人の意見に重きを置いていなかったので、逆の観点(まねて学ぶとか)が必要。


    批判は認められたい欲求の裏返し
    この傾向を理解すれば必要以上の摩擦を避けられる。自分が批判された場合にも冷静に受け入れられる。
    →言われてみれば納得。端的な言葉になっているので、とっさの時にも使えそう。


    相手の悪意を知るには自分の悪意を知れ
    相手の存在が自分の生き方や価値観を脅かす際に嫌いになる。このシステムを理解し個別対応ではなく自分の成長のために努力すべき。悪意の存在は仕方ないので自分を大切に、場合によっては距離をとる。
    →自分が打たれ弱いのは自覚しているので、いかに身を守るかをよく考えている。そのせいで世界が狭いという弊害があるし、個人的すぎる対策なので、今後子供がらみの付き合いの際にどうするかが課題。


    ・問題は当事者が認めるまで悪化する
    虫歯がわかりやすい例。人間関係ではもっと深刻。
    →自分は健康だと思いたい気持ちは良くわかるが、最近衰えを自覚すべきと考えている(下腹とか)。人間関係では問題を抱えていないと思う。


    ・期待を裏切られると人は動揺する
    期待は低めに設定してうまくいったら満足するのが幸せのコツ。バランス良く期待するのが人間関係に必要。
    →仕事ではよく心がけているし、性格的に近い。


    ・自分ばかり損をしていると思うな
    自分はいつも人生から新しいことを習っている
    と考える。
    →おおむねそう考えている。

    賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶ
    ある程度の仮説をたててから実行する
    →本は読むので知識は多いはずだが使いこなせるようにフィードバックを増やす。(このようにメモをとるなど)


    目ウロコ言葉 4

    起きていることは全て正しい
    よいことも悪いことも受け入れる習慣
    →おおむねそう思っている。

    過去はいくらでも良いものに変えられる
    失敗を将来に活かすことでよいものに変えれれる。
    →過去の失敗自体が多くないということが自分の生き方を物語っている。仕事の小さな失敗は多いのでその際には振り返ってみる。


    不運を幸運に、幸運を実力に変えよ
    セレンディピティを大切に
    →自分の不運を嘆くことは少ないが 幸運を生かしきれていない気がする(金銭的余裕とか)

    人は消去法でしか学べない
    人が成長する際には失敗した方法を消去してうまくいったものだけを残す。このため、学びには時間がかかるし、正しい方法を教えられるだけでは身に付かない。いろいろ試してたくさん失敗するのが近道。
    →言われてみれば納得。年をとるにつれて失敗するのが面倒になっている気がするので気を付けないといけない。


    自分を短所まで好きになれ
    短所を長所でカバーするように。他者の力を借りるのも大事。
    →短所のカバーのしかたはあまり気にしていなかったので考えてみる。


    感情を引きずるのは自分の責任
    現実を変える努力をするしかない
    →おおむねそう考えている。自分はこの系統の考え方は得意らしい。(逆に言えば、女性はこういう考えが苦手だということを理解しなくてはいけない)


    見切りをつけたことに見返りはない
    失敗を回避する気持ちは失敗より始末が悪い(学ぶこともできないし)
    本当の見切りをつけるのは実際にチャレンジしてからで間に合う。
    →これは反省すべき点として重要。すっぱいブドウの例えは 大学生のころからしばしば考えていた。
    リスクが減ればチャレンジすることもあるので、失敗を恐れるという自分の短所を いかに別の長所でカバーするかを考えるべき。
    幅広く考えるとか、本から情報を得るとかでリスクと敷居を減らしてチャレンジを増やす。
    お金だけの問題なら金額をあらかじめ決めて投資と考える


    ・空気を読んでそれに逆らえ
    自分の判断の軸をしっかり持ち経験と知識を積み重ねれば間違った空気に逆らえる。
    →分かっていながら流されざるを得ない場合をどうするかが課題。実績を積むしかない。


    ゼロイチ思考で考えるな
    うまくいかないと努力をやめるとか、好かれなければ嫌いになるとか。曖昧な部分をどう自分の頭で考えて折り合いをつけるかが人生の醍醐味。
    →自分も年を取ってそのように考えられるようになったが、思考停止のいいわけにする場合もありそうなので気を付ける。


    うれしがらず、悲しがらない
    偶然の結果に気持ちが振り回されないように。結果とプロセスをセットに考える。

  • 一言でガツンとくる強烈な本ではない。再読を重ねてじわじわ効かせるのが良い。

  • 勝間さんの言葉をまとめて読めるうれしい本。「どれかの本に書いてあったなあ」と探さなくても、この本ならすぐに見つかります。上大岡トメさんのイラストがピリリと効いてる。

  • 心に響くフレーズ
    ① 妬まない、怒らない、愚痴らない。
    ② 生産性を上げることは、手元の仕事を早く行うことではなく、目的に対して不要な仕事をどんどん削減していく、あるいはやめていくことだ。
    ③ 1日0.2%の改善は、1年で倍になる。

  • 日々の生活で意識していかたい内容で、参考になる。

  • 言葉とまんがのバランスが読みやすかったです。

    もやもやした頭がすっきりしました。

  • 「言葉にすることが、思考である」
    頭のなかで「もやもや〜」と思ったことを、すっきりとした概念にまとめて言葉に落とす。

  • PDCAで分類した目からウロコの言葉が50個。

  • 得意技を生かせば幸福になれる

  • 勝間さんの相変わらずの切り口の良いアドバイスに上大岡トメさんのイラストがすごくなごんだ。

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著者プロフィール

東京都生まれ。経済評論家(兼公認会計士)。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。
当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得した後、21歳で長女を出産。在学中から監査法人に勤めるが、ワーキングマザーとしての働きにくさから外資系企業に転職。以後、外資系数社を経て、経済評論家として独立。労働生産性の改善などが得意分野。
男女共同参画会議「仕事と生活の調和に関する専門調査会」専門委員。ワーキングマザーのための無料会員制ウェブサイト「ムギ畑」(http://www.mugi.com)を主宰。3女の母。
著書に『インディでいこう!』『猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?』(共著)『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』(以上、ディスカヴァー)、『マッキンゼー組織の進化』(ダイヤモンド社、共著)などがある。

「2007年 『ワーク・ライフ・バランス手帳2008』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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