大切な人の「こころの病」に気づく 今すぐできる問診票付 (朝日新書)

  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022733689

作品紹介・あらすじ

「こころの病」に苦しむ方やご家族へ。自分たちだけで悩みや不安を抱え込まないで。「こころの医療」のプロにどうか相談してください。「ぼんやりしている」「笑わなくなった」「好物を残すようになった」など、身近なひとの「こころ」のサインを見逃さないための「問診票」を掲載。うつ病や統合失調症など発症リスクの高い10の病気と、精神科病院とメンタルクリニックなどの違いを具体的に説明し、精神看護のプロがあなたの悩みを解消する。

感想・レビュー・書評

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  • こころの病について解説してくれる本は多くあるのですが、
    この本の特色は「問診表」がついていることです。
    例えば「家族を見てこんな行動があったらすぐ病院へ」みたいな。
    「教師から生徒」「親から見て子ども」みたいに数種類用意されています。

    また、大変読みやすいだけでなく
    こころの病に関係する職業一覧なんかもあり、
    将来、そういう進路に進みたい高校生にも読んでもらいたいです。

  • この本は、長年精神科に勤務している看護師の立場から、こころの病に苦しんでいる方やその家族に対して、どのようにこころの病を早期に発見し、どのように行動を取れば良いのかわかりやすくまとめられているものです。
    面接室だけでなく、より患者さんとよく接する看護師の立場から、とりわけ現代人が注意すべき10種類のこころの病(うつ病、統合失調症、アルコール依存症、摂食障害、パニック障害、強迫性障害、PTSD、パーソナリティ障害、アスペルガー障害、認知症)についてわかりやすくまとめられています。
    また、この本には、問診票付きです。一般の方が見落としやすい観点が挙げられており、早めに治療が必要であるこころの病を早期に発見するのに役立つかもしれません。
    さらに、この後半では、Q&A形式になっており、医療機関に相談する際に、患者さんがよく質問しやすい問いに明確に回答しています。特に、こころの病は、周囲の人や本人でさえも気づきにくく、治療を開始するのが遅れてしまうと、回復までどうしても長期化してしまう現状があります。
    この本はそうした患者さんが抱えやすい質問に回答し、患者さんの不安や心配を低めて、医療機関につなげられるように手助けするものとなっています。全国都道府県の医療情報サイトや精神保健福祉センターのホームページの紹介もあります。また、最後の部分では、主治医との相性についても言及しており、非常に患者さんの立場に立って書かれているものです。
    これほど、現代ではこころの病が遷延しています。身近にいるあなたが大切な人のこころの病に気づくことは大事な時代になっています。

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著者プロフィール

学術的な研究から地域にねざしたイベントの開催までさまざまな活動を通じて精神科看護の向上をめざしています。

「2014年 『改訂 精神科ビギナーズ・テキスト 身体管理編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

日本精神科看護技術協会の作品

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