消える大学 生き残る大学 (朝日新書 290)

  • 朝日新聞出版 (2011年4月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784022733900

みんなの感想まとめ

大学の存在意義や競争環境について考察した本書は、国立、公立、私立の各大学が直面する課題を明らかにします。短期的な成果を求められる中で、大学がどのように生き残りを図るか、またその評価基準は何かといった疑...

感想・レビュー・書評

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  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB05518131

  • 第1章 短絡的な競争原理にさらされる国立大学
    第2章 存在価値が問われる公立大学
    第3章 生き残りをかける私立大学
    第4章 6年制で分かれた医・歯・薬学部の明暗
    第5章 淘汰時代が始まった法科大学院
    第6章 大学と企業の断絶−就活の
    悲喜劇

  • 独自の切り口で取材している面もあるのだが、最近このテーマの類書が多いため、それらと比較すると少し突っ込みが弱いところが残念。
    二番煎じの感を拭えない。
    キャリア(大学と企業の断絶)の章は大変面白かった。

  • 2003年当時は企業が評価する役に立つ大学で早稲田がトップだったが、国際教養や金沢工業のような面倒見の良い大学が登場してきた。

  • 大学競争のヒントが学べるかと思い読了。

    内容としては各大学の事例を用いての現状紹介がメイン。知識を得るには良いと思うので、大学業界について知りたい人にとっては読む価値あり。

    ただ大学業界に生きる人にとっては今さらな内容か。

  • 国立公立私立別に、昨今の大学事情について、良いことも悪いことも、具体的な学校名をあげて解説してくれている。さらに、医歯薬系と、ちょっと前に話題になった法科大学院について、行政と教育現場のアンマッチについて考察。最後は就活事情で総括。耳触りの良い建前論ではなく、現実を直視した問題解説が良い。
    イマドキの大学も大学生もタイヘンそうだけど、その分面白い創意工夫も目立つ。また学生に戻りたいとも思わせてくれた。

  • 表題は多分に「羊頭狗肉」だ。タイトルからは、現状を分析して、将来像を見渡すといったものを期待していたのだが、実際は『消えた大学 生き残った大学』といったところ。ほとんどは公開されているデータと、その結果が示されているだけで、大学の将来像に対する提言もなければ示唆も得られない。そして、あらためて思うことは、文部科学省の怠慢と長期的な展望のなさだ。競争的資金の導入は、地方の国公私立大学を苦境に追い込むばかりか、ただでさえ危機に瀕している日本の基礎研究を根絶やしにするものだ。

  • あらためて学校数が多いと思う。国公立私立、設置都道府県、開設学部等の条件が異なるが、入口の入試から出口の就職支援まで、どの大学も同じ経路を持っている。だから、同じ経営状況にならない。だからといって、成功するパターンだけを踏襲していたら同じような学校が増えるだけかと思う。学校の魅力は施設設備もさることながら、先生、在学生、卒業生の活躍が生み出す部分が大きいと思いました。

  • 本書では,法人化以降,国公立大学が如何にして生き残る術を見出しているのか,また私立大学がどのような取り組みを通してブランドを維持しようとしているのか,著者が取材した内容,及び収集したデータを基に議論している。大学入学志願者数が横ばい,あるいは今後急激に低下するという時代の流れの中で,小規模大学は既に消えてしまったものもある。また,医学部の新設や法科大学院の増設,更には薬学部や歯学部の新設等は,今後,各大学にマイナスに影響するであろうと主張している。文部科学省をはじめとした行政の動向と世論に揺り動かされる形で,全国の大学は入試の形式を変えたり,定員増を目論んだり,新しい学部を設置するなど躍起になっている。著者は,グローバル化が進む中で,また社会構造が変動的,かつ流動的な状況の中で,大学に求められている教育の質が変えられなくてはならないと述べている。その観点から大学生の就活に言及している箇所が興味深い。だが,真新しい情報というわけではない。しかし,本書に提示されている各大学の経営実態を見抜く6つの基準は貴重な視点だと感じた。大学教員はもとより,高校の進路指導教員,受験生の保護者に一読を薦めたい。

  • 図書館で借りた。

    大学の経営について、現状の背景と各大学の工夫を紹介している。国公私立それぞれ取り上げている。医歯薬学部、法科大学院についても触れている。

    大学の経営状態を測る主な指標が6つ紹介されていた。『今日の私学財政』(日本私立学校振興・共済事業団)より抜粋して作成されたものだそう。2011年4月からの情報公開義務化で公開された情報から計算できるもののようだった。

    各大学の上場企業などに就職した者の就職率などデータを適宜示しているので、そのとき触れている話題が理解しやすい。

    これからはそれぞれ自らの大学が求められている社会的役割を認識し、その役割を全うできるように教育・研究のバランスを取っていくことが必要になる、のようにまとめられていた。

  • とりあえず、大学業界の一面をお勉強できたかな。

  • 国立・公立・私立・医歯薬学部・法科大学院・就活と、幅広いテーマで現在の大学の諸問題を紹介。各分野での比較的成功した事例がいくつか紹介されているが、それはごく一握りの大学でしかないことがよくわかる。
    大学は生き残りをかけ、学生のニーズに応えることも重要だけど、それでは大学の個性を犠牲することになりがち。学生のニーズばかり見ていると同じような学部学科が林立する。大学が個性を重視しても学生が来なければやっていけない。バランスはどう図られるのだろうか。

  • 大学関係者ならば周知の内容であり、とくに「これは!」という売りに乏しい。が、よく整理されているので、大学の置かれた一般的状況を知るには便利かも。タイトルはキワモノ風だが、内容はいたって真面目。逆にキワモノ的内容を期待して買うとがっかり。

  • 2011/4/16 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2011/5/6〜5/8
    昨今の大学を取り巻く諸問題、私立大学の定員割れ、国公立大学の法人化、法科大学院問題、医歯薬系改革、就活などを取り上げて、現状と問題点、改革の方向性などを議論。特に目新しい事柄はないが、問題点などが、わかりやすく書かれており、帯にあるように関係者は読んで損はないだろう。ただ、ここでもやはり、文部科学省などのお役所がどちらかというと足を引っ張っていることが良くわかって、暗澹たる気持ちになる。

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著者プロフィール

木村誠

1944年神奈川県茅ヶ崎市生まれ。教育ジャーナリスト。早稲田大学政治経済学部卒業後、学習研究社に入社。『高校コース』編集部などを経て『大学進学ジャーナル』編集長を務めた。「プレジデントオンライン」「dot.asahi」など各種メディアに寄稿。 著書に『就職力で見抜く! 沈む大学 伸びる大学』『危ない私立大学 残る私立大学』『大学大倒産時代』『大学大崩壊』(以上、朝日新書)など。

「2019年 『「地方国立大学」の時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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