ウェブ進化 最終形 「HTML5」が世界を変える (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 420
レビュー : 78
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022733962

作品紹介・あらすじ

HTML5の基本的な成り立ちから、新たな「M2M(Machine to Machine)」の産業、マス・メディアの未来までをわかりやすく解説する。

感想・レビュー・書評

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  • スマートフォンやネット・テレビは序章に過ぎない。HTML5による未来って素敵だね。

  • コンテンツ提供者もデバイス提供者もキャリアも、まずは長いもの(HTML5)に巻かれてみないか?日本固有の規格で防壁をきずいても長い目でみるとマイナスだよ。と、諭す本。

    疑問
    アップルがアドビのフラッシュを排斥するのは、著者が言うようなプラットフォームの座を明け渡したくない、などというビジネスライクな発想からでたものではない。
    オープニング仕様なAppleIIで成功したにもかかわらず、自らが企画したMacでは徹底的なクローズドな仕様とした。
    これは、自分の作品をいじくられることを良しとしないアーティストとしての意思だったはず。現在のiOSからのフラッシュ排撃も同じ感覚なのだと思う。

  • HTML5バンザイ

  • 世界標準のオープンプラットフォーム

  • 出版から数年がたち、内容はややふるいこともあるが、HTML5をキーワードに、今後のIT産業の進む方向性を示した良書だと思う。

    内容は、概要、HTMLの歴史、アップル・グーグル・マイクロソフトのHTML5への動き、日本のIT産業の動き、出版業界やテレビ業界等のマスコミの動きについてまとめている。

    新書という形ではよくまとめている本だと思う。

  • HTML5のよる影響は?

    →HTML5を使うと、こちらとあちらの区別を意識する必要がなくなる
    OS上のネイティブアプリに代わってブラウザ上のウェブアプリがプラットフォームになる

  • 2014/7/3 求めてる内容じゃなかった。また、別の機会に。

  • ようやくクライアントアプリを何で作るかを迷わなくてよくなった。

  • <目次>
    第1章 HTML5は世界をどう変えるか―すべてのものがウェブでつながる
     HTML5=ゲーム・チェンジャー
     ウェブで何でもできる世界の到来
     HTML5登場の背景―マルチ・デバイス時代の到来
     クラウド・コンピューティングを次の段階に導く
     ウェブの共通言語が実現する世界とは
     グーグルはすべてのモノをウェブ広告に使いたい
     アップルは競合他社をモバイル産業から排除したい
     マイクロソフトの一押しで一気に普及
     日本メーカー復活のカギを握るHTML5
    第2章 ウェブ進化の究極形―HTML5とは何か
     ウェブの歴史―科学者の情報共有システムからスタート
     ウェブ・アクセスの仕組み―ホームページはどう表示されるか
     HTMLとはどんなものか
     ウェブの本質「ハイパーテキスト」とは何か
     HTML標準化の始まり
     ブラウザ戦争の始まり
     XHTML―ウェブの「暗黒の中世」
     戦後世代ブラウザから始まったHTML5
     いわゆるHTML5は、次世代のウェブ標準全般を指す
     HTML5は既に使われ始めている
     ホームページの進化とHTML関連技術の拡大
     ジャヴァスクリプトとは何か
     
     HTML5の中身に切り込む
     ①新しい機能の導入
      HTML5が提供する新しい機能とは何か
      プラグイン無しでマルチメディアを再生
      インターネットの「あちら側」と「こちら側」の境がなくなる
      インターネットから切断されても、ウェブ・アプリが使える
      リアルタイムの双方向通信が可能に
     ②HTML文書の論理構造の明確化
     ③異なるブラウザ間の互換性を実現

    第3章 HTML5を巡る米IT業界の動き―個別プラットフォームからウェブ標準への覇権移譲
      HTML5が最初に注目をあびたきっかけ
      アップルはなぜフラッシュを排除するのか
      当面はフラッシュ、最終的にはHTML5
      アップルはなぜHTML5を支持するのか
      HTML5はスマートフォン戦争も左右する
      超多角経営のグーグルに統一戦略はあるのか
      デスクトップ・コンピューティングの終焉
      アップルとグーグル、新時代における対立の構図
      マイクロソフトは将来への展望が見えない

    第4章 日本メーカー復活のカギを握るHTML5-「M2M(Machine to Machine)」が成長する
      家電のIT化で、勝ちパターンが変化
      独自規格からオープン路線に転じたソニー
      一人の強敵に大勢で立ち向かう
      ソニーがグーグルと手を組んだ理由
      特定の企業の支配を逃れるにはHTML5
      日本の家電メーカーはHTML5を支持
      国内規格で守るか、国際規格で改めるか
      スマートフォンやネット・テレビは序章に過ぎない
      インターネットに接続する端末が爆発的に拡大
      共通インターフェースとしてのHTML5
      なぜすべてのモノがネットにつながるのか
      Web of Things はM2Mを中心に成長する
      アップルやグーグルに対する日本メーカーのアドバンテージとは
      共通プラットフォーム作りでは、韓国よりも日本メーカーに一日の長

    第5章 HTML5で生まれ変わるマス・メディア―新しいプラットフォーマーの誕生
      異種メディアが通信に合流
      電子出版市場を分け合うアマゾン、アップル、そしてグーグル
      電子出版はどんなコンテンツになるのか
      出版500年の既成概念を覆せるか
      デジタル化への再編が始まった日本の出版業界
      紙におこす力と電子におこす力は別物
      レコード業界を骨抜きにしたアップルに対する警戒感
      国内規格と国際規格の争い
      「規格」と「日本文化の保護」は別問題
      HTML5も、いずれは日本語表記に対応
      米IT業界が思い描く次世代テレビの姿
      ウェブ・オン・TVは出足苦戦
      リーン・バックかリーン・フォワードか
      日本の放送局が思い描く次世代テレビの姿
      ソーシャル・メディアで進化するテレビ
      テレビがウェブに呑み込まれる
      通信型メディアへの構造変化
      メディアの構造変化に伴う意識改革が必要

    ***

    筆者はKDDI総研リサーチフェロー。
    (ちなみにリサーチフェローが分からなかったので調べたら、直訳すると研究員とのこと。特別研究員、てことかな)
    小難しいかと思いきや、雑記記者や新聞社に勤務した経験からか、非常に分かりやすい1冊になっています。
    技術書というよりは、HTML5ってなに?という方や、近年のウェブの動向が知りたい人向けの入門書、といった感じ。
    私も昨年からウェブデザインの面でHTML5を少しだけ学んだのですが、そのメリットみたいなものが「デザイン」側からだとあまりよく分からないなーと思って、読んでみました。

    多分、個人的に「HTML5?別にそんなに劇的になにかが変わるわけでも…」という感覚になっているのは、私のなかでHTMLがまだ「レイアウトを指定するための言語」(p14)だからだな、と感じました。
    しかし、HTML5で本格的なアプリケーション・プラグラムが作れます!といっても、クラウドという言葉が定着しつつある昨今、「インターネット上でそれができるのなんて当たり前でしょ?今更…」という気がしますが、今はそれが別々の言語でどっかのサーバにアップされてるのを使ってんのよ!違うの!HTML5だとそれが1つの言語で全部できちゃうんです!、と言ったところで、ただ使っている人はその凄さに「へぇ~」とはならないだろうなぁ。

    個人的には、「ウェブ黎明期の様子」がすごく面白かった!
    今では当たり前に使われているHTMLのタグが、こんな空気のなか生まれたんだ!というのが分かってなんだか楽しかったです。

    【メモ】
    ◇HTML5
    ■狭義のHTML5
    ホームぺージの文書構造を指定するマークアップ言語「HTML」の5回目の大幅改定版。

    ■広義のHTML5
    「狭義のHTML5」を中心とする次世代ウェブ標準全般。
    CSS3やJavascriptAPIなどが含まれる。

    ◇次世代プラットフォーム
    ・次世代テレビの規格としてのHTML5
    ■BML(Broadcast Markup Language)
    総務省所管の社団法人「電波産業会」(ARIB)が2000年のBSデジタル放送に合わせて作成した放送用マークアップ言語。
    日本のデジタルテレビにはBMLブラウザが搭載されており、放送局の流すデータ(情報)を解釈してテレビ画面に表示している。
    HTMLとの互換性はないため、BMLブラウザで通常のウェブ・ページを見ることはできない。
    日本以外で採用されたケースはブラジルのみ。

    ■M2M(Machine to Machine)
    機器同士のコミュニケーション・システム。家電等がすべてインターネットでつながり、インターネットを介して制御されるようになる。

    ■Internet of Things の起源はユキビタス・コンピューティングにまでさかのぼる。

  • HTML5という言葉にひとくくりにされている諸技術、そこにたどり着くまでの歴史的変遷、そして短期的な未来展望についてざっくりと知識を得ることが出来る。

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著者プロフィール

小林 雅一(こばやし・まさかず)
1963年、群馬県生まれ。KDDI総研リサーチフェロー、情報セキュリティ大学院大学客員准教授。専門はITやライフ・サイエンスなど先端技術の動向調査。東京大学理学部物理学科卒業、同大学院理学系研究科を修了後、雑誌記者などを経てボストン大学に留学、マスコミ論を専攻。ニューヨークで新聞社勤務、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所などで教鞭をとった後、現職。著書に『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』(講談社現代新書、2015年)、『クラウドからAIへ アップル、グーグル、フェイスブックの次なる主戦場』(朝日新書、2013年)など多数。

「2016年 『ゲノム編集とは何か 「DNAのメス」クリスパーの衝撃』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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