柳井正の希望を持とう (朝日新書)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022733993

感想・レビュー・書評

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  •  柳井正さんは、(株)ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長。
     この本は、柳井さんが生涯をかけて学んだ経営哲学が凝縮されている。
     その学びは、実務はもちろん、ドラッカーなどの著書など多岐に渡る。
     実務の失敗からの学び、先人の知恵を現代に蘇らせる解釈。
     経営者はもちろん、全てのビジネスマンにとって参考になる。

     柳井さんは、おそらく、この本で、窮地に追い込まれた日本の社会に、
     提言をしたかったのだと思う。その方法は、個々の人々が、世界で
     活躍できるレベルに成長することなのだと思う。それは、ある意味、
     新自由主義的な思想なのかもしれないが、国際的な競争が
     避けられない社会で、国益を守るためには止むを得ないこと。

  • 内容は面白いのだが、柳井さんの文章は、「である調」と「です・ます調」が、入り混じっている。
    あまり細かいことを気にしない人なのかな?

  • ファーストリテイリングの成長の秘密が知りたくて、柳井氏の書籍の読み漁りの一冊目。
    氏の経営に対する考え方が書かれている。
    基本的に、松下幸之助など、一時代を築いた経営者の言葉と大きな違いはなく、大きな目標を掲げ、それに向かってのステップを設定し、日々行動し、失敗に学んでいくという姿は、歴代のそれに重なる。

    とはいえ、2店舗の小さな洋品店を父親から引き継ぎ、ここまで大きくしたという点で、現代の日本を代表する経営者のダイレクトな言葉は、やはり、志と行動が大切であるということを改めて認識させられる。

    次の書籍「一勝九敗」にはユニクロの軌跡が精緻に書かれている様なので、ファーストリテイリングの成長の過程としては、そちらに期待。

  • 言わずと知れた、柳井正氏の本。
    やはり、第一人者となるような経営者の本は読んでいて面白いですね。
    考え方もそうなのですが、何より志の高さ、大胆さに敬服します。
    発売直後に購入したこともあり、読了後だいぶ時間が経っているので、もう一度読み返そうと思います。

  • 柳井氏が世の中のビジネスマンにあてて書かれた仕事論。自分にあてはめ振り返りながら読むと、参考にすべき箇所が多い。
    伸び悩みを感じたときなどに読むと、次への指針を与えてくれそうな書籍。

  • ユニクロの柳井正氏による自己啓発本。著者の考え方が、色々と述べられている。

  • ユニクロの柳井CEOからの、厳しくも暖かいメッセージ。氏の話を読んでいると、グローバル競争の厳しさや震災後の苦境にあっても、しっかりと前を向いて、産業人として、リーダーとして前に進もうという心意気をひしひしと感じる。
    一言で言うなら、全ての社員が当事者意識を高く持ち、懸命に働くこと。それが自分の人生を切り開くだけでなく、日本の将来も明るくする。
    最近、こういう厳しいことを言ってくれるリーダーは少なくなった。いても、自分には甘いことや、自分の評価や出世を優先的に考えていることがみえみえだったりする。そういう人には到底ついていけないでしょう。現在の企業人に向けた、柳井さんからの喝!というべき一冊。

  • 地方の洋品店を世界的な企業に育て上げた柳井社長の提言。
    日本の典型的は社長とは、全く違った経営感覚。割り切ったドライな手法とともに部下の成長を見守る懐の深さを感じる。
    世界中のユニクロファンに対する責任、世界中のユニクロ社員に対する責任。
    ユニクロの社員は厳しいけれど幸せだと思う。

  • 柳井さん朝日新聞への連載をまとめたという一冊。
    震災を踏まえて追記・修正されているものの一本通った筋は不変。良質のmのを低価格で提供していけば必然的に世界に受け入れられるはず、というアタリマエのことを当たり前に実行しようとしている姿勢が見えてくる。もちろん実際のところは内部に入らないとわからないですけど、トップがこういう姿勢でメッセージを出していくというのは消費者向けのビジネスを営む事業会社、とりわけオーナー経営者の会社であればやっぱり重要でしょう。

  • ・生きるとは、「自分はこんなこともできる」と自分自信に期待すること
    ・危機感を持つとは、自分を客観視し、慢心しないよう、努力を続けること
    ・まずは将来の理想を頭に描いてみること
    ・現状の延長線上ではなく、ゼロベースから見なおしてみること
    ・世界で勝負しようと思ったら、自分たちのDNAを磨き上げること
    ・習慣のようになっていた日々の仕事を自分なりに分析し「文章化」すること
    ・現状の延長線上をゴールにしてはならない
    ・良い商品とは、売れる商品とは、お客様の選んだもの。もしくは売る側が信じて売っている商品
    ・店長の仕事は部下に作業をわりふること。わりふるためにはその人の状況を考えてやらないといけない
    ・本部と店舗は対等な立場。仕事をする上においては、対等でないと風通しがよくならない
    ・常に志を語る。どういった場面でも夢な理想について、きちんとした考えを語る
    ・商品を売るとはコミュニケーション。自分が誇りに思った商品を買って頂くことは、自分たちの気持ちを伝えることでもある。
    ・上司の仕事は、収益を上げること。部下を教育し育成こと。
    ・良い上司とは、おれを見るより、お客様を見ろ、と言える上司
    ・役に立たないのは、評論家上司と友達上司、
    ・経営とは実行である。
    ・経営者は、問題を自らが発見すること

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