最新 行動経済学入門 「心」で読み解く景気とビジネス (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 322
レビュー : 44
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022734068

作品紹介・あらすじ

「人間は常に合理的な行動をとる」伝統的な経済学は、この前提のもとに考えられてきた。しかし、生身の人間は意外と理屈に合わない行動をとる。東日本大震災で人々が「買いだめ」に走ったのはなぜ?個人投資家が「損切り」できない理由は?人々の経済行動、投資手法、金融市場の動きなどを第一人者が分析、初心者に向けて書き下ろした入門書の決定版。

感想・レビュー・書評

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  • ●以前のマンガによる行動経済学入門よりは、簡単な説明に終始し、復習程度の内容であった。

  • 経済は人間の心に大きく左右される。「プロスペクト理論は人々の決定に関する理論。人は利益よりも損失を避けたがる。確率を誤認してしまう」「ヒューリスティック;物事を直感でざっくりとらえる」「心理勘定:心の中の帳簿で行動を決定する。得られる満足度を元に行動を決める」「コミットメント:思い入れ。思い入れは適正な判断に結び付くわけではない」「サンコスト:既に使ったコストは取り戻すことができない。早い段階での撤退も必要」「認知的不協和:意思決定の結果もたらされた心理的な不協和、不快感、葛藤、後悔:自分の考えが正しかったと詭弁を弄したくなる」「囚人のジレンマ:個々がよかれと思って行った決断は、時として二人にとってベストだとは言えない事もある。「フレーミング効果:思い込み。固定観念は崩しにくい」「初頭効果:最初の情報が重要性を発揮する、第一印象が大きな影響を与える」「ピークエンド効果:最後に出てきた情報が判断に影響する」「無意識のうちに将来よりも今が大事だと思う」「割引率は人間のセッカチ度を示す」「近視眼的損失回避:手近の損失を気にするあまり、将来もっと大きな損をする」「ナッジ:それと気づかせることなく、特定の人や、人々を、合理的と考えられる方向に誘導する行為」「カリギュラ効果:禁止されるとやりたくなる」「リバタリアン:自由放任」「パターナリズム:強制」「バブルのスタートから価格が3倍になったらバブルはピークと考える」

  • これまで読んだ中では、行動経済学の概要を最も分かりやすく書かれているのではないかと思う。
    純粋学者ではなく金融機関出身の著者だからということが特徴に表れている気がする。

  • 図書館で借りた。行動経済学編

  • 経済学かな?心理学のような気がする。
    経済学の予想するようにはならないとあるけれど、学問は何でも型だと思う。
    しっかりした経済学の分析があって、あとは心理を考えることで良いのはないだろうか。
    経済学部出身だからか、既存の経済学の肩を持ちたくなる。

  • 最初はわかりやすいくていいなあと思ったけど、途中からは、結局行動経済学と社会心理学って同じじゃん・・・と思ってしまった。
    社会心理学の先生が「行動経済学が流行ってますけど、私達からしたら、昔からやってますけどって感じなんですよねえ」ってこぼしていたのを思い出した。
    社会心理学でも既にあった概念を「行動経済学では・・・」って行動経済学で初めて出てきた概念みたいにドヤ顔で言われちゃうと、確かに「いや、それは社会心理学でも同じこと言ってますよ」って思ってしまったし、例えば「ヒューリスティック」は悪いことみたいに書いてあるけど、社会心理学では必ずしも悪い概念として扱っているわけではないので、こういうところもどうかなと思ってしまったし。
    なお、最後の東日本大震災直後の経済や市場についての解説は、当時は確かにそうだったよね・・・っていう振り返りにはなるけど、伝統的な経済学でも、行動経済学でも、やっぱり現実の経済は100%予測できるわけではないのね・・・。

  • 行動経済学が体系的にまとめられており、全体像が把握できた。入門書の名にふさわしい構成。それにしても、行動経済学は面白い。

  • 読了。

  • まさに入門書。広く浅く書かれてるけど、あるある〜と思わず呟きそうなケーススタディを交え、分かりやすく面白く展開され、あっという間に読了。
    経済だけでなく、殆どの理論と現実の乖離は、心理的要因が大きく関わってるんだとふむふむ。日常生活でも役立つ項目あり。
    個人的には初頭効果とピークエンド効果は意識して取り入れたい。

  • 日頃の不合理な行動に対する疑問が理解できる

    が、入門というだけあって内容は浅い

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著者プロフィール

真壁昭夫(まかべ・あきお)
1953年、神奈川県に生まれる。法政大学大学院政策創造研究科教授。1976年、一橋大学商学部卒業後、第一勧業銀行に入行。ロンドン大学経営学部大学院、メリル・リンチ社への出向を経て、みずほ総合研究所調査本部主席研究員などを歴任。二〇〇五年から信州大学で、二〇一七年から法政大学で教鞭を執る。また、行動経済学会常任理事、FP協会評議委員も兼任する。
著書には、『20500年 世界経済の未来史: 経済、産業、技術、構造の変化を読む!』(徳間書店)、『MMT(現代貨幣理論)の教科書』(ビジネス教育出版社)、『仮想通貨で銀行が消える日 』(祥伝社新書)などがある。


「2019年 『ディープインパクト不況 中国バブル崩壊という巨大隕石が世界経済を直撃する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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