「踊る大捜査線」あの名台詞が書けたわけ (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022734075

作品紹介・あらすじ

「事件は、現場で起きてるんだ!」逮捕は本庁の人間にやらせる-この非情な指示に、青島刑事が言い放った無念の名言。こころを打つ言葉を絞り出して、たくさんの人を共感に引き込む脚本家は、どういう修業をしながら、その腕を磨いてきたのか。ここに、人気ドラマ作家誕生の秘話が明かされる。

感想・レビュー・書評

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  •  題名で読み失敗して何かを拾う。

     人生訓は面白いのか否か。

     ここから何かを拾える人が次を見れるのだろう。

  • 「踊る大捜査線」でも有名な
    脚本家がどういう経緯で脚本家になったのか。
    また、萩本欽一、明石家さんまから
    教えて貰った、人生の智恵?

    人生に3回チャンスがある。
    それをつかむためには、どんな小さな
    仕事であっても手を抜かない。
    それを見ていてくれる人は存在する。

  • 生きていく上で、ガイドラインとなる人がいると言う事がどれ程幸せかとおもいました。著者は、放送作家として、萩本欽一さんに弟子入りして、さんまさんやいかりや長介さんとも関わりを持つ。

    さんまさんの人と同じことをしていては、人を楽しませることは出来ないという考えはもっともだと思うけど、私は、いかりやさんの「ふつうの人でいなさい」と言う考えに惹かれました。自分の立ち位置が分かっているというのはすごく大切だと思う。基準となるものがあって、相手との距離がわかるのだからと。

    どんな極端な考えであってもそれを貫くことが大切なのかなと思う。
    一番いけないのは中途半端かな。

    最後の章の「相手に何かをもとめてはいけない」と言う考えは素敵です。
    見返りをもとめるから、よけいに辛いのですね。

    踊る大捜査線のあの名台詞は、サラリーマンどうしの会話から出てきたのですね。ふむふむ。

  •  第1刷読了。


     脚本家としての著者が、いかにして脚本家になったかの経緯をエッセイ的に描きつつ、影響を受けた著名人の言葉を紹介したり、これまでに携わってきた著者の思い出深い作品の背景的な「当時」を紹介したりした一冊でした。


     文体は著者が脚本家であるため、非常に読みやすかったです。また真面目である人柄が感じられる内容でした。


     ただ、内容的には、2011年初夏現在までのことしか紹介されていなかったので、2011年初夏以降から直近にあたる参加作品などの裏話は次の刊行を待つしかないようで残念です。


     あとがきを読んだ印象から、著者の多忙な様子が感じられて、もし出版予定があったとしても続編的なモノは、さらに数年先は待つ可能性が高いように感じました。

  • いつどこで誰が見ているかわからない。
    チャンスは直接的にはこない。違う顔をして、目の前に現れる。
    身をもって非常識な人間に自分を追い込んでいかないと娯楽を生むのは難しい。
    人から学んだことは別の人に伝えた方が良い。
    思いを言葉にしたり、曖昧な考えを口にだすということで、頭の中が整理され、抽象的で曖昧なものが具体的になる
    いつもおびえていよう
    人と人との会話
    ちゃんとしたことができる人間でいなくてはならない。そこからスタートした者が面白い発想もできる。
    人生に壁なんかないよ。自信過剰なだけだ。
    まず目標を定めろ。目標を決めたら道はまっすぐ歩くな、寄り道をしながら目標へ向かえ。そこで覚えたことは、のちに個性となり武器となり、山の頂上に登る時にきっと役にたつ。

  • 寺口から本の会で借りた本。踊る大捜査線は見たことないのできっと自分では一生読もうとしない本だったけど、おもしろかった。
    逆説的なアドバイスができる変な親父になりたいなぁ。

  • 「踊る大捜査線」の脚本家が、
    それまで関わった人や経験から学んだことを綴った本。
    この本のタイトルにあるように、
    「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」
    というセリフが生まれた経緯も紹介されていた。

    個人的には実践しようと思うことや共感することが
    それほど多かったわけではないのだけれど、
    印象に残ったフレーズやエピソードがいくつか。

    ☆「若い刑事が容疑者の張り込み中に、今日はデートだからと
     帰ってしまった」「容疑者を尾行中に、菓子パンを買って
     領収書をもらっている間に逃げられそうになった」
     「わたしら、あんまり拳銃を撃ったことがないんです」
     こうした元警察官の話から、
     サラリーマン刑事というコンセプトが生まれたそう。

    ☆「人から学んだことはさ、別の人に伝えた方がいいんだよ」
     誰かに伝えることで言葉の整理がついて、
     聞いた言葉の奥に潜んでいる真理や本質が見えるから。

    ☆「真っ赤なリンゴだった」ではなく、「思わずかぶりつきたく
     なるようなリンゴだった」という表現。
     聞く者の想像を喚起し、会話する人と人とのお間で
     言葉がふわふわと宙に舞う。
     一つの言葉からさまざまな映像が浮かび、想像をめぐらせる。
     そんなニュアンスのある会話は想像力を駆使するから
     やりとりが楽しくなるし、会話を豊かにする。

    話し言葉で想像力を喚起させるような表現を使うことって
    あんまり得意ではないことを思い出した。
    使う表現を意識してみようかな。

  • 「踊る大捜査線」の脚本家:君塚氏の著書

    放送作家の修業時代に萩本欽一(金ちゃん)に弟子入りしていた
    頃の体験談や、脚本家としての人生を歩む中で出会った様々な人から
    得た「言葉」が随所に散りばめられている。

    プロであるべき姿は何なのか、を体験談から学び取る事ができる
    この本。読みやすい内容ながら、ビジネス書としてもとても素晴らしい
    内容が盛りだくさん。

    「普通の人の反応」と「プロである人の反応」の違い。
    これに対してこう反応するのが一般的だが、
    デキる人はこう判断する、というスタイルで書かれていることが多く、
    楽しみながら読むことが出来ます。

    元々はあるメルマガで紹介されていた本なのですが、
    このメルマガで紹介されていた本にハズレは今までないのです。
    どれも、心を揺るがされる作品ばかり。

    今回のも勿論私の心に残る一冊となりました。

  • ・本当のチャンスは、小さな仕事としてやってくる
    ・道はくねくね歩け
    ・大物になりたいなら、自叙伝を書けるような人生を過ごせばいい

  • 子供の頃から「踊る大捜査線」シリーズが好きで,その脚本家である君塚良一が書いた本.
    君塚さんが出会った様々なジャンルの人達から頂いた言葉を君塚さんなりに噛み締めて自分のものにした過程,その言葉の本質などを語っている.
    個人的には萩原欽一の言葉が心にしみた.短い言葉ながらも色々な意味を含み,考えれば考えるほど自分の心の中にストンと落ちるような気がする.

    萩原欽一「三つの運(家族運・健康運・仕事運)は同時に来ない」
    亀山千広「知ったことってさぁ,全部話しちゃうのがいいんだよなぁ」
    小堺一機「慢心することなく,いつもおびえていよう」
    君塚良一「一年生になろう」
    萩原欽一「きみには目標があるんだな.目標があるってことは山の頂上が見えているんだから,道はくねくね歩きなさい」

    それぞれの言葉は,自分の体験と照らし合わせると,個々人で違った意味に思えてくるような気もする.

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