南沙織がいたころ (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 31
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022734167

作品紹介・あらすじ

「アイドル」であることに少女はなぜ違和感をもったのか?南沙織の熱烈ファンである大学教授が、蒐集し続けた資料をもとに徹底分析。異色の大衆文化論。

感想・レビュー・書評

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  • 始めはオタク的な研究者のアイドル論の本かと思ったが、読み進むうちにこの40年間の日本の社会状況を深く考察した好著と思った。私の年代では南沙織さんは少しお姉さんだった。社会的背景など考える由もないはな垂れのアホにはよくわからなかったが、後に吉田拓郎が歌った「シンシア」が沙織さんのことなのだと知り、興味を持ったものの、深く聴いたわけではなかった。
    しかし、この本を読み、奄美・沖縄の戦後史を考える場合に沙織さんは貴重な、というか深く考察すべき存在であると痛感させられた。
    また、沙織さん本人には一切直接に会ったことはなく、ファンとして集めた資料でこれだけの考察をまとめた著者のやり方に感嘆した。さまざまに興味深い一冊である。

  • アイドルとは何かをテレビ的エンタテインメントの歴史から考える時の必読書。

  • 新書文庫

  • 生まれて初めて買ったレコードは南沙織の「17才」だった。
    生まれて初めて「平凡」や「明星」を買ったのも、南沙織の記事が読みたかったから。
    というわけで、この本の言葉を使えば、僕は「サオリスト」だったわけだ。

    南沙織のデビュー曲、「17才」の発売日は1971年6月1日。70万枚のヒットとなる。
    京都から大分の田舎町に引越していた僕は中学校1年生だった。
    田舎町の中学1年生から見たデビュー当時の彼女は(ファンだから当然そう思うのだけれども)、とても新鮮で輝いていた。

    「南沙織がいたころ」という書名に惹かれて買った本であるが、本当に、「南沙織のいた」あの頃のことを鮮明に思い出した。

  • 単なるアイドル本かと思いきや、以外に深いお話でした。私も初めて買ったシングルは「17才」初めて部屋にポスターを貼ったのは南沙織です。名前の考察に至るまでの幅広い文化論、(私も娘の名前は沙織にしようかと悩みました。嫁に却下されましたが)南沙織ファンとして、この本に出会えて幸せです。

  • とっても南沙織さんが好きなのが良く判った。
    子供ながらに、美人なお姉さんだと思っていた。いつの間にか居なくなったとは思っていたが、結構紆余曲折があったんや。
    また出て来てくれんやろうか。

    ファンとしての立場から、これくらいまとめられたらすばらしい。

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著者プロフィール

永井 良和(関西大学教授)

「2016年 『質的調査の方法〔第2版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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