知らないと損する 池上彰のお金の学校 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 3033
レビュー : 302
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022734174

作品紹介・あらすじ

そもそも、お金とは何でしょう?金利とは?株とは?保険とは?GDPとは?あなたは説明できますか?わかりやすい解説で定評のある池上彰が、わかっているようでわかっていない、お金のしくみを徹底解説。基礎がわかれば、お金の流れがすんなりわかる。

感想・レビュー・書評

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  • 【本の内容を一言で】
    「お金」を中心とした金融関係の教科書


    【内容まとめ】
    1.お金というのは「欲しいものを得るための交換手段」
    2.日本銀行は、銀行倒産のリスク回避のため1つの銀行だけでお札の発行し始めたことが誕生の由来
    3.医療費が年間10万円を超えた場合、その分の申請で控除=お金が戻ってくる


    【感想】
    池上彰は分かりやすい!
    何でこんなに広いジャンルで博識なんだ!!

    この本は、本当に教科書としかいいようがない。良くも悪くも「教科書」である。
    そのため「お金」や「金融」について知識が欲しい時は、真っ先に手に取るべき分かりやすい1冊の本だろう。
    難易度も低く、金融に関して色んなジャンルに浅く広く触れているから、Fリテラシーの勉強のきっかけとしては良い本だった。
    だから、子どもが読んだらエエのではないかと思う。(読むタイミングによっては、時代が大きく変わっているかもしれないが・・・)

    また、お金の歴史や語源、日銀の誕生理由、税金に関する事などは、非常に勉強になった。
    確定申告や医療費申請などは知らなくて損をする(得をしない)リスクは非常に高いだろう。
    ただ、ザっと読んだ為あんまり理解できなかった。

    結論、ファイナンシャル・リテラシーは第一じゃないにしても必須科目のようなもの。
    この手の本や新聞記事は定期的に読んだり頭に入れておく必要性は高いと思う。


    【引用】
    お金の歴史から始まって、銀行の仕組みや投資、保険、税金など、お金にまつわる基本的な情報を整理して読者に届ける。
    これを読んだからといって、あなたの財産を増やすことができると保証するものではない。


    ◉お金の歴史
    元々は物々交換だったが、ニーズ一致の可能性が低いため、それだと物々交換の取引が成立しない。
    そこで出会う可能性を高めるために市場ができ、「みんなが欲しがる共通のもの」として日本では稲(ネ)や布が生まれた。
    「値」や「幣」はそれが語源。

    ちなみに中国では貝だった。
    →「貧」「貨」「購」など、お金に関係した感じには全て「貝」が入っている!

    ローマでは「塩」。
    →ラテン語で「サラリウム」のため、「サラリー」という言葉が生まれた

    上記のように通貨はそれぞれだったが、世界共通で金銀銅になっていった。
    結局、お金というのは「欲しいものを得るための交換手段」!


    p18
    ・日本銀行誕生について
    昔は各銀行が発行していたが、兌換紙幣の発行数ミスやそれによる取替え多発で銀行が潰れるリスクがあるため、1つの銀行だけでお札の発行をすることになった。

    ・日本銀行の役割
    ①銀行にとっての銀行
    →各銀行が日銀に口座を開き、管理している

    ②政府の銀行
    →税金や反則金の管理も行なっている

    ③紙幣を発行する発券銀行
    →好きな時に発行するわけではなく、国債に応じて紙幣の量を決める


    p112
    ・金投資
    金に投資する投資信託が注目を集めている。
    金取引だと売買が盛んでリスクがあったが、投資信託が販売されたことで金の値段は下がりにくくなった。
    →会社が一定量の金を保有しなければいけないため、売りにブレーキがかかったため

    p114
    ・わかりやすさが特徴のETF
    ETF…上場投信。エクスチェンジ・トレイデット・ファンドの略。
    →値段がわかりやすい
    →普通の株式と同じように瞬時に売買できる


    p144
    ・直接税と間接税
    収入のあった人が直接税務署に納める税金が「直接税」
    消費税や酒税・たばこ税など、商品に含まれる税金などが間接税


    p148
    ・所得と収入は違う
    収入は仕事をすることによって得た金
    →額面
    所得は実際に手元に残る金
    →手取り


    p151
    ・サラリーマンと確定申告
    源泉徴収は他の国を見渡すと非常に珍しい仕組み。企業から面倒だと反発があり、導入されなかった。

    メリットは?
    ①還付申告
    医療費が年間10万円を超えた場合、その分の申請で控除=お金が戻ってくる!
    確定申告と別で単独でも行える

    医療費のほかに寄付金、家の購入費、盗難や災害にあった場合なども対象になる。

  • 10年弱前の本だが、今読んでも非常に勉強になる。税金、保険、ボーナスといった生活する上で関係するトピックをわかりやすく説明してくれている。また、格安航空がなぜ安いのかといった類の内容は続編が欲しいです。

  • お金というテーマのもと、池上さんのわかりやすい口ぶりで書かれた良書。

    マネーリテラシー教育をほとんど受けない日本人には入門に最適な一冊です。
    特に二限、銀行の仕組み(お金の胴元)は現代経済の基本なのに初めて知ることや、仕組みを知ってなるほどと思うことが多かったです。
    三限、投資の章では基本的な投資手段(株、債券、投信、FXなど)の仕組みとそれぞれのメリットデメリットがよくわかります。

  • ・非常にわかりやすく簡潔
    ・あらゆる金融商品、金利、中央銀行などお金に関わるものを網羅して説明されている
    ・家に一冊置いておいてふとした時に読み直したい

    読了日:2018/10/25

  • さすが池上彰先生。分かりやすくて簡潔だった。
    高校でチンタラと時間をかけて学ぶような経済のエッセンスを学ぶことができる良書。
    ただ、あまり難しい内容では無いので、物足りなさはあるかも。より難度の高い本への入門書。

  • シンプルに分かりやすい講義で初心者にはもってこいだと感じた。

  • またしても、勉強になった。
    一般常識の範囲で分かってるつもりな人こそお薦め。

    池上彰は株で一儲けしたのかな(・∀・)って思うくらい妙に株の説明がアツかった。

  • お金の基本的な知識を解説した本です。池上彰さんのとても分かりやすい解説で、「お金のことはさっぱり分からない!」という方におすすめです。経済をしっかり勉強してきた方には物足りないかもしれません。

    個人的には銀行の仕組みと税金の仕組みについて、「なるほど!」と膝をうちました。物事には多様な側面があり、どうしても自分の立場からだけ見てしまいがちです。健康保険はなぜ全員が支払う必要があるのか、それをいくつかの角度からみせてもらいました。

    お金のことをこれから勉強しようとしている方の入り口としては、非常に良い本だと思います。

  • お金のしくみについて基礎が学べる本。

    池上さんの説明がとてもわかりやすい。
    自分はお金についての知識があまりなかったので、銀行や金利、株、保険、税金など、さまざまなお金について基礎的なことがわかってよかった。

    いま円高である理由が、お金が一時的に日本で雨やどりをしているからだということも理解できた。

    あとがきに出てきた「機会費用」という概念も興味深く、自分がある選択をしたことによって、他の選択を破棄しているのだから、それだけ自分が選択したことには成果を出したいと思った。

  • お金の仕組み

    株式
    非上場のわけ
    経営を立て直す 売った時より、立て直した時の差額をもらう
    株主の意見わ聞かないようにするため
    国債 国の借金
    借金証書を買うことで、返済の利子を利益にする
    社債
    短期的に会社がお金を必要に塗った時に、投資家からから借りるお金 株は長期でお金が必要な時に調達する
    源泉徴収→会社が社員の代わりに税金を納めること

    消費税→年間売り上げ1000万円以下は支払い不要
    消費税還元セール
    消費税を預かっている期間に資金を増やして、そこでもうけたお金を割引で返す
    空港建設費や高速道路の建設費は、受益者負担
    特別会計
    デフレ→ものの値段が下がっていく
        お金の価値があがる 
        購買力が増す→金利があるのと同じ

    円高→輸出産業の景気が悪くなるが、輸入品がやすくなる
    GDP→国内総生産 それぞれの生産工程で新しく付け加えられた付加価値を出していくことで算出される
    日本の会社がアメリカで生み出した付加価値はアメリカのGDP

    デフレ→ものの価値が下がって、物が売れなくなる
        お金の価値があがる 今1マン、来年5000円

    インフレ→ものの価値があがる
    格安の仕組み
    多く仕入れる
    格安航空
    発着地を固定する、コストを下げる

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著者プロフィール

ジャーナリスト。1950年、長野県生まれ。慶應義塾大学卒業。NHKで記者やキャスターを歴任、94年より11年間『週刊こどもニュース』でお父さん役を務める。2005年より、フリージャーナリストとして多方面で活躍中。東京工業大学リベラルアーツセンター教授を経て、現在は名城大学教授、東京工業大学特命教授、東京大学客員教授など。著書に『見通す力』『おとなの教養――私たちはどこから来て、どこへ行くのか?』『はじめてのサイエンス』『おとなの教養2――私たちはいま、どこにいるのか?』(以上、NHK出版新書)、『伝える力』(PHPビジネス新書)、『そうだったのか!現代史』(集英社文庫)、『わかりやすさの罠』(集英社新書)など多数。

「2021年 『おとなの教養3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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