- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022734563
作品紹介・あらすじ
決算書は「企業経営の成績書」といわれるが、実は過去を振り返るだけでなく、ビジネスの構造や将来を考える材料としても使える。累計50万部突破の「財務3表シリーズ」第3弾。「理解」から「分析」、そして「実践活用」へ。あなたの会社の事業で即、使える。全ビジネスマン必読。
感想・レビュー・書評
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士業&経理マンじゃない机上の理論じゃないM&Aの実務家としての視点がとても面白い。
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3部作のなかでこれは読んでも読まなくても大丈夫。類書にもっといいのがある
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財務3表を用いた、経営手法の説明書。ドラッカーのマネジメントも交えて、経営とは何かをつかめた気がする。著者の作品をもう1冊読む予定。
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一体理解法、図解分析法との3部作の3作目。
これにより3冊制覇。
前2冊の復習4割、管理会計6割くらい。
財務諸表の作り方、読み方は身についたかなと思うので、意思決定会計を次は勉強しようかなと思います。
普通の人→収益と費用
お金持ち→投資とリターン
というのは納得。
自分も買い物する時、安いのばっか買ってしまうから、投資とリターンの視点を持つようにします。 -
空想の企業を使ってのPL, BS ,CSの説明わかりやすかったです。
もう一度読んで深めたいです。 -
2020-21
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●同著者の他の著作と比べて、予算策定やM&A等、より専門的な内容になっている。
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三部作の締めですが、一般社員が売上と費用でものを見ているのに対し、経営者は投資とリターンというまったく違う段階から物を見ていることが分かった。昨今の東芝やSHARPの急を要する利益対策のがなぜ売上増や費用減を目指さないのか(急にはできない)、その他経費削減ではなくすぐに人件費削減をされるのか(広告費や研修費は全体から見てのウェイトが小さい)、債務の返済はインパクトが大きいのかといったことがよく分かった。
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前作と比べるとドラッカーの話が出てくるので読み物に近くなった。経営と財務諸表のつながりやキャッシュの大切さがわかる。
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イメージがわきやすく、実践的でした。
会計を経営にどう活かせばいいのかを知ることができました。 -
財務諸表について、かなり分かりやすく説明している。ドラッカーという人物に大きな影響を受けている。人格とは真摯さである!
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同著者による「理解法」「分析法」に続く第3弾。
内容は良いが、3部続くとさすがに前作、前々作の焼き回し感が否めない。
ただ財務3表を一体的に理解しようというスキームはわらずにわかりやすい。
星3は3部作を連続して読んだことによる飽きの部分もあるのでお含みおきを。
以上 -
財務3表一体理解法の続編。
実際の企業の比較を用いて著者の「財務3表一体理解法」をさらに深く学ぶことができる。
ただし随所に出てくるドラッカーの引用はいらないかな。
(ドラッカーは好きだけど)
「財務3表一体理解法」で十分。 -
中小企業診断士試験足切り付近の戦いになんとか勝利したレベルの、ザイムに特段苦手意識の強い自分だが、この本はすごく面白かった。
学んだことを、早速実践してみようと思う。
でも、財務3表の基礎知識は持っておかないと、多分、よく理解できないと思われる。 -
財務3表シリーズの第3段.3章で構成されている.1章では,事業運営のシミュレーションを行っている.経営施策がBS,PLにどのように効いてくるかが分かる.損益分岐点分析についても述べてある.2章では,利益だけでなくキャッシュが大切であるということを売上の拡大でキャッシュが足りなくなるという事例をベースに述べている.3章では,M&A等の際の企業価値の評価手法を紹介している.また休憩のコラムとして,ドラッカーのマネジメントについて紹介している.
今までの2作を読んでいればあまり新しいトピックはないかもしれない.平易に読み進められるので,休憩用の読み物としてはちょうど良いかも. -
シリーズ三作目。
簡単な管理会計の話、利益とキャッシュ、売上と利益ではなく投資とリターンで考える。といった内容。
前二作に比べて、目新しい気づきの少ない内容だったのが残念。 -
ドラッカーに関するコラムが面白かった
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会社で長年働いていてもなかなか理解できないのが、企業会計。
少しでも理解を深めるべく、関連図書を読むようにしています。
その中で、財務諸表の見方の「入り口」を教えてもらったのが、『財務3表一体理解法』という本。
その著者が”実践活用法”の本を出版したということで、読んでみることにしました。
本書は大きく3章に分かれた構成になっています。
まず、財務3表によって会社の事業の状況を俯瞰する視点を説明し、次に「利益と現金とは違う」と展開し、最後に「世の中は投資とリターンで回っている」としてその評価方法が書かれています。
僕は最初の財務3表の見方の部分に興味があったのですが、見方のポイントに加えて、事業再生はどのように進めるべきか、予算というものは何故必要でどのような手順で進めるべきかといった、起業や経営再建に役立つような内容が書かれているなあと、理解しました。
利益と現金については、「利益は意見、現金は事実」という言葉が紹介されていたので、企業で働いている身としては考えさせられました。
この一冊を読めば次の日から財務諸表を読みこなせる、ということではないかと思いますが、起業会計の必要性とその仕組みを理解するうえで、有用な内容だと思います。 -
会社で、会計の仕事に就いている訳ではありませんが。一般の人でも、簡単な会計を知っておいても損はないと著者は言います。自分の会社の財務状況ぐらいは分かっている方が良いですからね。
さて、著書ですが、財務状況を見る上で、「売り上げや利益」も大切ではあるけど、それ以上に「投資とリターン」の概念が大切であると言う事。会社は永続的に続いていくと考えれば、当たり前と言えば当たり前ですが。どうしても、目先の利益にいってしまう。M&Aにおいては特にその考え方は大切です。
本書の中で、ドラッカについて触れられている個所がありますが、印象深かったのが「顧客を創造する」と言う事。変化の著しい世の中で、唯一絶対なのは顧客を作り出すことだと。会計と言う粋を超えた経営哲学にも触れた分かりやすい本だと思います。 -
相変わらずわかりやすい本ではあるが、以前の「財務3表一体理解法」のときと同じような内容になっている。オリンパス粉飾とドラッカー関係コラムだけが新規性があり、その分に対して星2つ。
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恒例の財務3表シリーズの最新刊(理解→分析→活用)。今回は管理会計がテーマの1つになっているけど、これまでの内容の焼き直しもあり、これまでの著作を読んでいる人はあえて読む必要はないかもしれない。もちろん、管理会計の基本的なツールである損益分岐点分析やCVP分析の説明はあるし、そこはわかりやすいのだけど、水増し感が多少ある。
とはいえ、面白かったのは時事ネタとしてのオリンパスの粉飾決算のカラクリの解説。自分用にメモ。
【オリンパスの粉飾決算について】
・問題の直接の原因はオリンパスの株式投資の失敗。損失額はおよそ1000億円(保有有価証券の含み損)。当時のオリンパスの売上高は2000億円程度であり、一括でPLに有価証券評価損を計上すれば、売上の半分が吹っ飛ぶレベル。
・そこで、問題の表面化を避けるために、受け皿ファンドを利用した有価証券の買い取りで、オリンパス本体のBSから消し去る「飛ばし」を実行。具体的には、海外銀行への預金を行い、海外銀行はその預金を担保に受け皿ファンドへ融資。また、オリンパスが設置した投資事業組合へ出資し、投資事業組合が受け皿ファンドへ出資。これで、オリンパスから間接的に受け皿ファンドへ不良化した有価証券を買い取らせる準備ができる。
・しかし、このままだと受け皿ファンドは実質的に価値のない有価証券を資産として保有するだけで、海外銀行からの負債を返却できない。そこで、まず、受け皿ファンドが3つの企業の株式を10億円で購入。続いてオリンパスがその株式を800億円で購入することで(本来の企業価値と離れた不自然なM&A)、オリンパスから受け皿ファンドへ資金が流れ、受け皿ファンドの負債返済が可能になる。
・一方、この株式取得で、オリンパスは10億円の企業価値しかない企業を800億円で購入したために、差額の790億円がオリンパスのBSにのれんとして計上される。のれんの償却期間は20年のため、単年度のPLに計上する減価償却費は40億円程度と、処理可能なレベルにまで圧縮された。
・しかし、2009年3月期決算の監査にて、監査法人よりこの不自然なのれんの存在を指摘され、オリンパスは一括で550億円を減損処理し、特別損失としてPLへ計上。一連の事実に気づいた社長が告発を実施し、問題が明るみへ。
・結局、損失を計上することには変わりないが、当時の売上高では一括で費用処理が困難であったために、償却により単年度損益に影響が出ないレベルへ損失を加工するというのが、今回のカラクリ。 -
基本的な財務の知識を事前に学んだことがあり、もう一度記憶を呼び起こしたい時にぴったり
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人気を博している財務3表シリーズの最新著。
しかし、一番最初の財務3表一体理解法が一番出来がいいしオススメできます。
とはいうもののの著者が意図している会計と経営をつなげるとの部分は、簿記3級(もしくは2級レベルでも?)を取得したレベルの方には十分意味のあるものかと思います。
管理会計の視点や、現金が重要。売上と利益より投資とリターンが大切との視点は簿記では習わない部分ですから。
ROIが重要との意味がわからず、財務3表シリーズが好きなかたにはオススメできます。
また、キャッシュフロー計算書の理解の手助けになる記述もありますので、キャッシュフロー計算書がもやもやっとしているかたにもいいかもしれません。
もちろんこれを読んだからといってキャッシュフロー計算書(以下CS)は作れませんのでそこは割り引いてください。
あと、財務3表シリーズを通じて思うのですすが、事業年度が0年度から1年度に設定されています。
そのため、単年度の評価と複数年度の評価がごっちゃになりやすいので要注意です。例えばp123の3表のつながりですが、CSの期末現金残高がBSの現金と同じになっています。
事業初年度なので、CSの現金期末残高が当事業年度の増減額とたまたま一緒となっていることを見逃しやすです。
もちろんCSはフローというだけに単年度の増減額が必要なので余計に誤解を生み出しやすい点かなと思います。
少なくとも私はそこにひっかっかって営業CF+投資CF+財務CFがBSの現金に必ず一致すると思い込んでしまいました。
このあたりに注意すればキャッシュフロー計算書のとっかかりとしてはおもしろいのではないでしょうか。 -
シリーズ3作目。ちょっとネタ切れ感あり。家計のこととかは、いらなかったかなぁ。
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財務3表の理解を深める本です。この手の本は、過去何冊か読みましたが、わかりやすい例で紹介されており、読みやすかったです。