すりへらない心をつくるシンプルな習慣 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • レビュー :99
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022734594

作品紹介・あらすじ

自分をすりへらしながら、生き急ぐように働いていませんか?生きるのに、ほんの少し疲れたら-立ち止まって、ゆっくり考える。すりへったぶん、たっぷり満たす。超人気の心理カウンセラーが説く、自分らしくラクに生きるヒント。

感想・レビュー・書評

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  • 心理カウンセラーの心屋仁之介さんの本、初めて読んでみました。
    テレビで見ていて、悩めるタレントさんの心にぴたっと響く一言を見つけ出すのに感心して。

    なぜ、心がすりへってってしまうのか。
    心がすりへりやすい人は、周りに気遣いが出来る人。
    自分より他の人のことを考え、自分をあとまわしにしてしまう。
    自分が本当は何をやりたいのか、わからなくなっている。
    やりたいこととは何だったのか?
    見失っていないか?

    職場の人間関係に疲れたとき。
    嫌われていると思う、それは勘違い、思い込みかもしれない。
    空気を読んで我慢しない。
    弱みをさらけ出したほうが、むしろ好かれることも多いのだそう。
    物分りがいいふりをするのをやめてみたら、何かが見えるかも。

    他の人のことが気になるとき、それは自分の抱えている問題点だという可能性があるという。
    許せないと思う自分の価値観とは、何なのか?
    他人を変えることは出来ないので、そこでずっと岩を動かそうと無駄に苦しみ続けるのはやめて、迂回するとか、他の方法をとってみよう。

    自分の性格がイヤになったとき。
    自分の短所は、過去の経験で、何かの危険から身を守るために発達したものかも。
    長所と裏表なので、悪いものとは限らない。
    子供の頃に親に教え込まれた場合には、今それが必要ないなら、捨てればいい。

    何もかも上手くいかない場合。
    自分を粗末に扱うと、まわりからも粗末に扱われてしまうという現象が起こるそう。
    自分を大切にしてあげる。
    辛いときには気持ちを吐き出し、背中をさすってもらい、最後に笑う。
    「息」は「自分の心」と書く。息に意識を向けるだけでも落ち着く効果がある。

    何かあったときに、重く受け止めすぎない魔法の言葉がある。
    「そうなんだ」「ほう、そうか」「ま、いっか」
    「やってもいい」と自分で自分に許可してあげること。

    何気ない日常の中で、「出来たこと」をちゃんと認めていくことが心を満たしていく。
    意見を言っていい、わがままを言ってもいいのだ、ということ。
    言わなければ、わからないのだから。
    それが協力し合い、愛し合うということ。
    やりたいことをちゃんとやる。そうしていいのだ、ということ。

    よくある悩みやこだわり、身動きが取れなくなっている理由を解明し、方向性を示してくれています。
    参考になりました。
    なるほど、これが性格リフォーム?!
    心がすりへってしまった人は、「言いたいことをちゃんと言う」ことがもう出来ないんじゃないか‥?とちょっと思ったけど‥
    言っていいんだ、と気づかされることで、我慢していたこと、封印していたことが自由になっていくのでは。
    少しずつ、楽になって~~幸せになりましょう☆

    著者がかっては猛烈サラリーマンだったとは知らず、びっくりしました。
    営業の仕事で、結果を出さなければ意味がないと、自分にも他人にも厳しくしていたとか。
    そういう仕事柄で、服装もスーツしか考えたことがなかったのが、心理カウンセラーになってからアドバイスを受けて違うタイプの服を着てみたら好評だったので、プロの意見を取り入れて着ているそう。
    実はテレビで見ていて服が変わっているので、ファッション関係の出身なのか?と思ったこともあったので、納得^^

    5月に読んだ本ですが、本棚の最初に移して置きます♪

  • 2014年4月読了。

    ◉ノー残業デーという掛け声が浸透する反面、増える業務量。首都圏と地方の業務量は大きく違うが、残業時間だけは均一に考える会社。
    ある種、時代の流れで致し方ないと理解をしているようでやはり理不尽さを感じてイライラする。
    仕事での対人関係も攻撃的になりつつあって、マズイなという事で手にとったのが本書である。

    心が疲弊している人を励ますような内容で、別にそういう状態では無い自分にも価値ある部分が多かったと思う。心技体の心をメンテするイメージで読むと良いのかもしれない。
    以下に感じた事を記してみる。

    ・第一章ではやりたいことをやる!自分を優先する!という。周囲を気にする人は他人を優先させており、次第に心がすり減ってしまう。過去、あきらめた思いから自分の好きを見つけて、少しずつ自分の時間を取っていこう、自分を優先しようというもの。〜あるべきもいう先入観に囚われすぎてはいないかというのはその通りだと思う。また夢を語ること自体が価値あるような傾向があるので、しっかりと自分と向き合うことが大切ですよという事かな。やりたいことが分からくても焦る必要もないのだと教えてくれる。

    ・第二章では職場における人間関係での示唆を与えてくれる。
    自分は嫌われているといった悩みは大抵勘違いから来ており、悩むくらいならしっかりと思いを伝えるべきであると諭す。確かに勇気がいるが、実際は違ったというのはのはよくある事で価値ある行動だろう。
    空気を読んで保身に走れば心はすり減ってしまう。ある種の開き直りで自分の思いを優先することは大切なこと。つまり嫌なら断るという事だ。また物分かりの良い人になって、ネガティブな感情を閉じ込めていないか?ネガティブな言葉はしっかりと出した方が良い。ただし、最後にはポジティブな言葉で訂正して締めることを忘れてはいけない。
    サラリーマンの愚痴飲みも意味があることを理解させてくれる。
    何も文句を出さない人間はいつか暴発する可能性があり、危険だ。

    ・第三章は嫌いな人、苦手な人に対しての処方箋。
    イライラしたり、不満に思うのは自分の価値観に合わないことから来る場合が多い。問題として感じるのは、その問題が自分の中にあるためだ。大切なのは相手の価値観は何だろうかを考えること。自分は正しいというフィルターを外すことが大切だ。行動は〜するべきだから、ではなく〜したいからするというのが理想である。全てに好かれることなどあり得ない。嫌いな人はスルーすることもテクニックの一つであると説く。

    ・第四章は自分自身が好きになれない事、そのものを教えてくれる。
    そもそも性格とは多面的なパズルのようなもので、ある面では短所と思っていたものが長所となる場合があるもの。そして短所と思えるその性格の形成は、防衛の観点としては当たり前のプログラムである。同じような場面に遭遇しないよう、避けるような行動を取るように出来ている。三つ子の魂百までも、はこの事を示している言葉だ。短所を闇雲に忌み嫌ってはいけないと説く。
    過去の経験から得たモノを考えてみることで、その形成を受け止めることが出来るようになるのだ。
    また自己認識はその事実を探し出すという傾向をよく理解する必要がある。要は自分は〜の理由でダメなんだという風に捉えると、それを証明するようなこじつけを探してしまうというもの。ネガティブはネガティブな事を引き付けてしまうという事だ。

    ・第五章は物事がうまくいかない状態の処方箋。
    自らが自身のことを雑に扱うと、周囲も雑に扱ってくる。自分の事を丁寧に扱う所からスタートする。
    本当につらいときは、本音を吐き出して最後に笑うことで心の酔いを吐き出してしまう。愚痴も効用があるという事が説かれている。
    大丈夫、で心に蓋をしないこと。
    息は自分の心と書く、呼吸を大切にするだけで精神的な落ち着きを得る事が可能になる。

    ・第六章は心に響く一言集。
    ①相手の言葉をしょうがないという意味で受け止める『そうなんだ』
    ②批判や非難には、『ほう、そうか』をつぶやく
    ③失敗を許容し、執着をすてる『ま、いっか』
    ④現状を肯定するポジティブな『今はそれなりに幸せ』

    ・第七章は心を消耗しない生き方について、書かれている。
    他人が認める事で得られる正解に拘りすぎない。何が正解か分からないことは多く、どれが正しかったに執着しないことが大切だ。
    現実を否定せずに、認めるだけでよい。そんな日常でも出来たことをしっかり数えることで、心を満たしていく。些細なことでも多いに結構!
    スネることなく、素直になろう。
    また自分の言いたいことをしっかりと言う事は非常に大切なことであると締めている。

    最後に印象に残ったのは、ワガママな事を言うと借りが出来て謙虚になる。我慢すると貸しが出来て傲慢になるという一節。何事もバランスですかね。

  • ああ、そうなんだと思えることが本当にたくさん。

    レビューというよりも、忘備録として書いておきます。

    できそうもないとあきらめた自分をちゃんと見つめること。

    自分の思いや感情を殺してしまう人、そして心をすり減らしてしまう人
    へのアドバイスは、「その都度はきだす」「その都度行動する」。
    ただそれだけ。

    「ものわかりのいい」「あきらめの早い」「自分の意見を言わない」人は、
    《何かから逃げているのではないか》
    逃げるために言いたいことを言わなかったのではないか、一度
    自問する。

    「やっぱり、言いたいことを伝えられなかった」ことは、それを
    思ってしまっているから。念じているのだから、叶うのも当たり前。

    自分の「恥ずかしかったこと」「なかったことにしたいこと」に
    きちんと向き合うこと。そして、それを受け入れること。
    《大丈夫》という言葉を使うのをやめて、自分の過去の嫌な思いや
    恥ずかしい体験に向き合ってみること。

    あー駄目だ、と思ったときに「そうなんだ」の言葉を自分や他人に
    かけてみること。

    「ちゃんと言う」ことが大切。

    勇気を出して迷惑をかけると周りに「借り」ができる。

    大変参考になりました。

  • ・(本文より)嫌われたくないから、気をつかい、空気を読み尽くしてきたのに結局嫌われる。損したくないなあと思ってきたのに結局損ばっか・・・
    その場合はいっそ「嫌われてもいい」「損してもいい」ぐらいに開き直ってしまう。

    ・ブロークンウィンドウ理論
     ある町に窓の壊れた車を置いておくと「粗末に扱ってもいい」とみなされその車はだんだんと破壊され、そしてその周辺の治安も悪くなる。
    →人間についてもそうだと思います。自分は「欠けている」「足りない」「劣ってる」と思うのはいいのですが、それが思い過ぎるとまわりもそのようにみなしてしまい得るかもしれない。

    ・息は自らの心と書いて息。
    だから「息」を大切にするということは「自らの心」を大切にするということ。
    深呼吸をして自分の息に注意して意識を向けるだけでも落ち着く。

    ・認める→言うことを忍ぶ。
    言わなくてもいい。ただ見てるだけでいい。
    簡単にできていそうでできていない。
    認める→見留めるとも。

    以上、目からうろこの発見がいくつも出てきました。

    漢字は奥が深いなあ。
     

  • 昨年、家族の入院に慣れない出張、家事と家の諸問題に自分ってこのまま生きてて果たして幸せになれるのか…という自問も華麗に飛び越え、何か本を…読書こそが私のすべて・・・(末期)と朦朧&徘徊していた出張先の岡山空港のお土産屋さんの本棚で発見。

    なんて今の自分にリンクしているんだと思うと同時に、本のタイトルが書かれた背表紙を視界がとらえたとき、自分がどれだけ思いつめていたか自覚する。
    ワタシ、ココロ、スリヘッテル。

    心屋さんはTVで見たことあったので、あの、人を安心させている人かと。目次をめくり、各項目が自分に優しく問いかけてくる。ますます読みたい。

    そして本を読んだ結果ほんっとに生活が楽になりました!
    生活自体は変わってないんですけど、心の持ち方とか、捉え方云々を本書にばか正直になぞらえて行動してみたら、とても楽です。こころが。(現在進行形)

    結構いま職場だったり、家族だったり、人間関係に骨折ってる、心擦り減ってる、という方、一読の価値です。

    書いてあることを、ふむふむ読み解き、消化して、少しでも周りに甘えたり、自分を解放して心を膨らますことができますように。

  • すりへらない心をつくるシンプルな習慣/ 心屋 仁之助 / 2013.08.11(22/153)
     心をすりへらしてしまう人:やりたいこと、よりやらなきゃいけないこと、を優先してしまう人。
     本当はどんなことがしたい?と自問する。自分の中のやりたい、好き、という気持ちをもっと大事にする。
     天職を探している人は一生天職には出会えない。
     損してもいい、嫌われてもいいと思って行動する。損したくないと思っていると損する、好かれたと思っていると好かれないかもしれない。本音を言い、自分の意見や、やりたいことをやろうとしている状態、自分らしく生きる決意をしたとき。
     失敗しても、笑われても大丈夫、を積み重ねる。
     聞き上手より弱さを表に出す。
     悪い感情を飲み込む癖をやめる。その都度、出す。感じたら言う、思いついたら、すぐ動く。ぶつけるのではなく、ただ出す。飲み込みすぎると、自分の思っていること、感じていることが分からなくなる。
     その後、でも、と付け加えて、前向きな言葉で訂正する。
     嫌いな人、いらいらする人がいる場合、自分の価値観と其の人の価値観のどこが違うか考える。その答えが、自分が強固に持っている価値観だったりする。
     正しいと思っている価値観を疑ってみる。しかし、価値観を変えるには時間がかかる、一気に替えようとせず、まずは1つ、2つから替えていく。
     動かない岩を動かすのをやめる。
     べき、より、したいからする。そもそもその、べきは正しいか?
     自己認識=自分はこんな人だ。自分が強く思っていることを証明してくれる出来事を引き寄せる。~できないと思っていると、~できなちを証明する出来事ばかり集めてしまう。
     嫌な出来事のあとに、おかげで、を付け加える。自分の経験したことはすべて自分の今につながっている。例)いじめにあった、おかげで、いじめの辛さ、くるしさがわかり、今の仕事に役立っている 。
     私は悪くないといってもいい。自分が悪いという勘違いから抜け出す。
     息を大切にすることは、自らの心を大切にすること。自分の息に自分の心に意識を向ける。
     批判、避難はほうそうか、でかわす。
     人は~してはいけない、と思うほど、~してしまう。だから、行ってもいい、やってもいいと自分に言い聞かせる。例)私は頼りなくてもいい、怒ってもいい、迷惑かけてもいい、
     まっ、いっか、は執着を手放す、魔法の言葉。
     自分は幸せ、今は今で幸せ。と思ってみる。これはノーリスク。とりあえず、現状を肯定する考え癖をつける。
     自信なんてなくていい。自信があるからやるのではない、やってみて、できたから自信が少しずつついてくる。自分の可能性を信じられるようになる。失敗してみる、だめでもともと、損してみる、怒られてみる、という気持ちが大切。
     最後は他の力へ感謝。自分でやるのをやめて、他の力に、ただ感謝。
     心がすりへらないために=ちゃんと言う。ちゃんとしたいことをする、ちゃんと断る、ちゃんとしたくないことをやめる、その勇気が人生を変えていく。そんなわがままに生きること、それが自分らしく生きること、それが自分を大切にすること、それが愛され助けられて生きていくこと、それが愛し助け合いながらともに生きる、分かち合いの生き方。
     ストレス=我慢=言いたいこといtっていない、それが心をすり減らす。

  • 妻が買っていたものをなんとなく手にとって読んでみました。

    あっという間に読めてしまう本だったのですが、心がなんだかホッとする内容でした。

    著者の他の本もぜひ読んでみたいと思います。

    と、思ってたら妻がもう一冊買っていました!

    今からさっそく読んでみます。

    心がちょっと風邪をひいたな、と思った時に読むといい、お薬みたいな本ですね。

  • 当たり前のことであるが、自分の心に反省を与えてくれた本。
    ◇心が弱っている時に浮かぶ言葉
    →「のに」頑張ったのに…・私はちゃんとしているのに…など
    ◇相手に対し、イライラするのは
    →自分の価値観に合わないだけ
    ■我々の持っている価値観
    →他人からもらったもの
    他人から叱られ、褒められ、馬鹿にされ…という経験により
    「ありのままでいけない」と考えた結果、〜すべき、〜した方が良い、という価値観が創られる
    ※そして、その価値観を持って目の前の人を裁く
    ◇動かない岩を動かそうとするより、自分が動けば良い
    ◇「ま、いいか」で執着を終着させる
    ◇自信があるから、やるんじゃない
    →やって見て出来たから自信が少しずつ、ついてくる
    →自分の可能性を信じられる様になる
    ※それでも、うまくいかなかったら、
    →今は「止まる」ときか「やめる」ときかもしれない

  • なりたい性格
    そうなんだ
    ネガティヴな言葉をちゃんと使う

  • * 購入日20170723
    * Amazonで購入した。

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