都会の雑草、発見と楽しみ方 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 44
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022734617

作品紹介・あらすじ

コンクリートの割れ目で見かける雑草には、どこか、ドラマを背負っている風情がある。雑草学博士が「草の気持ち」になって描く驚異のアーバンライフ。

感想・レビュー・書評

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  • サクッと読める本。都会にも、いや都会だからこそ雑草が集まる背景があるのだろう。子供におしえたいと思った。

    稲垣さんの他の本で読んだことがあるような内容もあったが気にしない。

  • スミレ ハコベ カタバミ ヨモギ セイヨウタンポポ
    スズメノカタビラ ハキダメギク エノコログサ カモガヤ
    シロツメクサ ツメクサ マンジュシャゲ

    ほとんど知らない。でもすごい

  • 軽いエッセイで読みやすい。
    ただまあ、エッセイの寄せ集めといった感じでまとまりは無いと感じた。さらっと読む本。

  • いつもながら植物は面白い。仕事上、雑草とはいろいろと付き合っていますが敵対関係では絶対に負けますね。
    この本は特に都会にあるような雑草に注目しています。読んでみると通勤や外回り中に思案中などにふとした瞬間に「そういえば…」と気分転換になる内容がいっぱいです。
    決して植物学的な難しさはなく、気軽に読めますし、都内の地名の由来なども書いてあり面白い。特に家紋のところなどはためになりました。葵の御紋が・・・・武将が雑草に注目してるとは・・・ 
    春の散歩でお供に読んでみると、帰りの道が別世界に見えるかも!

  • 稲垣栄洋の 都会の雑草、発見と楽しみ方 を読んだ。前から都会のちょっとした所に生えた雑草が気になってたので手にとってみた。

    雑草はむしろ弱い植物だが生存戦略に優れ、ニッチを選ぶのが上手いとのこと。人生にもつながるな~、と思いつつ読んだ。雑草を見る目が変わった(^^)

  • 面白かった!

  • そういえば今までなかったかもしれない、都会の片隅に生える雑草の雑学本。ちい散歩のようなゆるさで、雑草の魅力を教えてくれる脱力系の一冊。

    都会はコンクリートに囲まれていると思っていたが、この本を読んでから出かけると、本当にたくさんの雑草がその辺に生えているものだ。雑草は踏みつぶされて、種がはじけて、靴の裏に忍び込み、人間によって遠くまで運んでもらうらしい。「草花を踏んじゃいけないよ!」と小さな頃教え込まれたが、雑草に関しては踏まれ慣れて順応していたようだ。

    我が家では今でも隣の空き地からおばあちゃんがよもぎを摘んできてお餅にして食べる。香りが強くとっても美味しい。私は、よもぎと他の草の区別さえもつかない。本書の後ろにイラスト入りの解説が載っているので、よもぎくらいは分かるようになっておきたいと改めて思った。

  • 雑草に目をつけたのは鋭い。話もそこそこ面白い。何故か満足感がいまひとつ。筆者よりは、編集者のプロデュース能力が欠けているように思える。値段がやや高くなっても、イラストはカラーにして欲しかった。本を通じて一体感というか、ちょっとまとまっていない感じ。でも、通勤や散歩にアクセントをつけてくれる一冊です。そう思うだけになんかちょっと惜しい。

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著者プロフィール

稲垣 栄洋(いながき・ひでひろ):1968年静岡市生まれ。岡山大学大学院農学研究科修了。農学博士。専攻は雑草生態学。農林水産省、静岡県農林技術研究所等を経て、静岡大学大学院教授。農業研究に携わる傍ら、雑草や昆虫など身近な生き物に関する記述や講演を行っている。著書に、『身近な雑草の愉快な生きかた』『身近な野菜のなるほど観察録』『身近な虫たちの華麗な生きかた』『身近な野の草 日本のこころ』(ちくま文庫)、『植物はなぜ動かないのか』『雑草はなぜそこに生えているのか』『イネという不思議な植物』『はずれ者が進化をつくる』『ナマケモノは、なぜ怠けるのか』(ちくまプリマー新書)、『たたかう植物』(ちくま新書)など多数。

「2023年 『身近な植物の賢い生きかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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